
香港旅行を計画するとき、まず気になるのが「日本人は香港に行くのにビザが必要なのか」という点ではないでしょうか。
美しい夜景や本場の点心を楽しみにしているのに、入国でトラブルになったら大変です。
本記事では香港ビザの必要可否や滞在可能期間、入国審査のポイントを網羅的に解説します。さらに、マカオへの旅行や香港でのトランジット時の注意点についても触れます。
最新情報を踏まえていますので、1週間から数ヶ月の香港滞在を検討している方はぜひ参考にしてください。
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日本人が香港へ観光で訪れる際ビザは必要か?
香港政府は日本を含む多くの国に対し観光・商用等の短期訪問における査証免除措置を実施しており、日本人旅行者は最長90日間までビザなしで滞在できます。



これは日本人にとって大きなメリットで、事前に大使館でビザ申請をする手間なく気軽に香港旅行が楽しめます。コロナの時は入れなかったんですが、復活です!
90日以内の観光ならビザ不要 – ビザ免除の概要
日本国籍であれば、90日以内の観光や一般商用目的の滞在ならビザ取得は不要です。



さすが世界最強のパスポートにゃ
例えば1週間程度の観光旅行はもちろん、1〜2ヶ月の長期滞在でも90日を超えなければビザなしで問題ありません。これは香港と日本の関係が深く、多くの日本人観光客を受け入れているために設けられている措置です。
ただし、ビザが不要だからといって無条件に入国できるわけではなく、いくつかの入国要件を満たす必要があります。香港入境時に満たすべき主な条件は以下の通りです:
- パスポートの残存有効期間:滞在予定日数+1ヶ月以上の有効期限が必要(滞在予定が1ヶ月を超える場合は入国時点で残存期間3ヶ月以上が推奨)。例えば香港に30日滞在予定なら、入国時点で少なくとも残存有効期間が2ヶ月以上、90日滞在予定なら少なくとも3ヶ月以上はパスポートの期限が残っている必要があります。※航空会社によっては6ヶ月以上の残存期間を求める場合もあるため、念のため半年程度余裕があるのが望ましいです。
- 帰りの航空券や第三国行き航空券:入国審査で提示を求められることがあります。片道航空券のみで渡航すると入国管理官から帰国意思を疑われる可能性があるため、往復航空券または香港後に出国する予定を示す予約を用意しておきましょう。
- 宿泊先の情報:滞在予定のホテル予約確認書や滞在先住所のメモも準備しておくと安心です。必ずしも提示を求められるとは限りませんが、入国審査官によっては旅行計画を確認するケースもあります。
- 十分な滞在資金の証明:これも状況によっては確認されます。現金やクレジットカード、銀行残高証明など滞在中困らない資金を持っていることを示せるようにしておきましょう。実際には提示を求められる例は多くありませんが、長期滞在予定の場合や若年の旅行者の場合、念のため用意しておくと安心です。
以上の条件を満たしていれば、基本的に日本人観光客はビザ無しで香港に入国できます。
90日間の滞在許可は入国時に発行されるランディングスリップ(上陸許可証)に明記されます。香港では近年パスポートへのスタンプ押印を廃止し、代わりに紙片のランディングスリップが発行されます。
これはパスポートにホチキス留めされるか挟み込まれ、入境日と滞在許可期限(例:「90 days」など)が記載されています。なくしても再発行はできませんが、出国時に提出する必要はないので念のため滞在中保管してください。



ビザ免除っていうのは“Visa Waiver”とも言って、事前にビザを取らなくても入国を許可する制度のことにゃ。香港の場合、日本人は入国審査でパスポートを見せれば自動的に90日の滞在許可がもらえるにゃ。ただし、先に言ったような条件を満たしていないと入国を拒否される可能性もあるから注意するにゃ。



なるほど!つまり日本から香港に遊びに行くときはパスポートさえ有効で、ちゃんと帰りのチケット持っていれば基本オッケーってことだね~。これなら準備も楽ちん♪
ビザなし渡航の注意点:入国カード廃止や最新ルール
かつて香港入境時には「出入境記録カード(入国カード)」の記入・提出が必要でしたが、2021年以降この手続きは廃止されました。



現在は飛行機で配られる入国カードもなく、パスポートと必要書類の提示だけで入国審査が完了します。これは渡航者にとって手続き簡略化の大きな利点です。
また、香港では新型コロナウイルス関連の入国制限措置もすでに撤廃されています。2023年4月以降、ワクチン接種証明や出発前のPCR検査陰性証明は一切不要となり、マスク着用義務も解除されています。



コロナ前と同様に自由に観光できますが、感染症の流行状況によっては健康チェックが強化される場合もありますので、公式発表には目を通しておきましょう。
最後に、香港に90日近く滞在予定の場合はパスポート残存期間に特に注意しましょう。



前述の通り3ヶ月以上が推奨ですが、旅行中に旅券の有効期限が切れないか今一度確認してください。パスポートの残存期間が不足していると、航空会社で搭乗を断られるケースもあります。余裕をもった期間があれば安心です。
90日を超える滞在は可能?長期滞在する場合の対策
「せっかくなら香港に数ヶ月~半年じっくり滞在したい」「90日では足りない」という方もいるかもしれません。
しかしビザ免除で認められる滞在は最大90日間までであり、原則この期間を超えて滞在することはできません。90日を超えて滞在したい場合、いくつかの選択肢があります。
ビザ免除期間の延長申請
香港入境事務所では、観光目的の短期滞在者に対して滞在延長を許可する制度も一応あります。



特別な事情がある場合に限り、現在の滞在許可期限が切れる前に入境事務処(Immigration Department)へ延長申請を行うことが可能です。
しかし実際には、この延長許可が下りるハードルは高く、通常の観光客が簡単に90日→120日と延ばせるわけではありません。健康上の理由や航空便の欠航など特段の事情が無い限り延長申請は認められにくいのが実情です。
したがって、最初から90日以上の滞在を計画している場合は、適切なビザを取得して渡航するのが確実でしょう。



例えば香港でインターンシップをしたい、現地の学校に通いたい、という場合には学生ビザを、仕事をしながら滞在したい場合には就労ビザを事前に取得する必要があります。
これらのビザは目的に応じて要件が異なり、申請に時間がかかることもあるため、早めの準備が大切です。



90日以上も香港にいたいなんて羨ましいけど…観光のまま延長って簡単じゃないんだね。ビザランとかで一旦マカオとかに出ればまた90日もらえるのかな?



確かにビザラン(一度出国して再入国し、新たな滞在許可を得る方法)を試みる人もいるにゃ。ただ香港当局も不自然に繰り返し再入国する旅行者には目を光らせているにゃ。
短期間に何度も入出国を繰り返すと『不法就労や不法滞在の恐れあり』と判断されて入国拒否されるケースもあるんだにゃ。実際に90日に達する直前にマカオへ日帰りし、即再入国を試みたら次の入国を30日間に制限された例も聞くにゃ。



そうなんだ…💦強制送還なんてことになったら大変だもんね。長く滞在したいときは最初からちゃんとビザ取るのが安全そう!
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長期滞在向けのビザ取得(ワーホリ・就労・留学など)
観光目的以外で長期滞在する場合には、それぞれ適した種類のビザを取得する必要があります。ここで代表的な香港ビザの種類と概要を整理しておきましょう。
ビザの種類 | 主な対象・目的 | 滞在可能期間(目安) |
---|---|---|
観光ビザ(短期滞在) | 観光・短期商用など(日本人は90日以内免除) | 最大90日(日本人はビザ不要) |
就労ビザ(雇用ビザ) | 香港企業に就職・駐在して働く場合(要受入企業のスポンサー) | 初回1〜2年(更新により延長可・3年更新など) |
学生ビザ | 香港の大学・専門学校などに留学する場合 | 在学期間(コースの期間に応じて) |
ワーキングホリデー(WH) | 18〜30歳の日本人対象。観光しながら就労も可(定員・年齢枠あり) | 最長1年間(延長不可) |
家族ビザ(扶養ビザ) | 香港居住者の配偶者・扶養家族として滞在する場合 | スポンサー(夫/妻など)の在留期間に準ずる |
上記のうち、日本人旅行者に比較的利用しやすいのはワーキングホリデーでしょう。



香港と日本の間ではワーキングホリデー協定が結ばれており、毎年一定数の日本の若者(18~30歳まで)が1年間香港に滞在できます。
ワーキングホリデービザがあれば観光だけでなくアルバイト等の就労も可能なため、より深く香港で暮らすような体験ができます。ただし申請には募集枠があり、事前申請と抽選が必要なので希望する方は外務省や香港入境事務所の案内を確認してください。
また就労ビザや学生ビザは、受け入れ先(企業や学校)のサポートのもと香港入境事務所に申請します。



例えば就労ビザでは「香港で雇用契約を結んだこと」や「その職位に相応しい学歴・職歴があること」等の条件を満たす必要があるにゃ。観光ビザと異なり、こうした長期滞在ビザはオンラインでの取得手続きが可能になっているにゃ。
2021年末から香港入境管理局は電子ビザ(e-Visa)サービスを導入し、申請書提出から支払い・受領まで全てオンラインで完結できるようになりました。
そのため、もし長期滞在ビザが必要になった場合も、香港に渡航する前に公式サイトから申請手続きを行えます。



具体的な申請方法や必要書類はビザの種類ごとに異なるため、香港入境事務處(イミグレーション)公式サイトの案内や在日中国大使館の情報を参照してください。
香港の入国審査は厳しい?審査の流れとチェックポイント
初めて香港に行く方や英語が苦手な方は、「入国審査でうまく答えられるか不安…」「厳しく追及されたらどうしよう」と心配になるかもしれません。
結論から言えば、日本人の観光目的入国であれば通常それほど厳しくありません。



必要書類が整っていれば入国審査はスムーズに終わるケースが大半です。ただし、場合によってはいくつか質問を受けることがありますので、心構えをしておきましょう。
入国審査の基本的な流れ
飛行機で香港国際空港に到着したら、Arrivalの案内に従い入国審査ブースへ進みます。日本人は外国人(Visitors)レーンに並び、順番が来たらパスポートを提示してください。先述の通り入国カードの提出は不要です。
審査官はパスポートを確認しながら、「滞在目的は?」「何日間滞在しますか?」「宿泊先は?」など簡単な質問を英語でしてくることがあります。観光であれば「Sightseeing (観光)」と答え、滞在日数やホテル名なども聞かれたら答えましょう。流暢な英語である必要はなく、簡潔にキーワードで答えてOKです。「ホリデー、7デイズ、○○ホテル」程度でも通じます。場合によっては一切質問されず、パスポートと顔を見比べられるだけで終わることもあります。
問題がなければ、審査官はスタンプの代わりにランディングスリップを発行し、パスポートにホチキス留めして返してくれます。これで入国手続きは完了です。荷物受け取りや税関検査へ進みましょう。



入国審査官の質問は基本的な内容のみで、正直に答えれば特に問題視されません。
観光目的であれば「ホリデー(Holiday)」、ビジネス目的なら「ビジネスミーティング(Business meeting)」などと答え、滞在日数も聞かれたら「○○ days」と数字を答えればOKです。
宿泊先はホテル名をそのまま伝えれば大丈夫です。よほど挙動不審でない限り、深掘りされることはありません。



英語の入国審査、なんだかドキドキしちゃう…💦 私英語苦手だけど、大丈夫かな?



心配いらないにゃ。相手も聞き慣れているから、カタコト英語でも用件が伝われば問題ないにゃ。例えば**『Sightseeing』(観光)とか『One week』(ワンウィーク、1週間)みたいに簡単な単語で大丈夫。宿泊先も『〇〇Hotel』って言えばOKにゃ。



・・・ただ、本当にぶっちゃけると女性のみ二人などで来ると、ハワイであったような疑いをかけられて止められることはあるにゃ。普通に観光に来たスノーベルの女の子の友達も止められてしまい揉めたにゃ。結局1時間くらい足止めをくらってしまったにゃ。対策は・・・たぶんしばらくないにゃ・・・。ただ、基本的には入れるにゃ。


入国審査で注意すべきケース – 再入国や長期滞在のチェック
通常の観光旅行では問題なく入国できますが、以下のようなケースでは審査が慎重になる可能性があります。
直前にも香港に長期滞在していた場合
例えば「1ヶ月滞在して一度日本に帰国、すぐまた香港に戻ってさらに滞在」といった場合、繰り返し滞在しようとしていないかチェックされることがあります。審査官から「前回はいつ香港にいたのか?」「今度は何の目的か?」など追加で聞かれる可能性があります。



きちんと観光や短期の用事である説明ができれば問題ありませんが、頻繁な入出国は要注意です。
帰りの航空券が無い場合
片道航空券で入国しようとすると、「本当に帰国するつもりか?」と疑われることがあります。その場で次の行き先を質問され、明確に答えられないと入国拒否…という例もゼロではありません。必ず復路のチケットや第3国への出国予約を用意しておきましょう。


過去に香港でオーバーステイ(期限超過滞在)した履歴がある場合
当然ながら以前に滞在期限を超えて不法滞在してしまった人は、その記録が残っています。
再訪時は厳しくチェックされ、最悪入国拒否もありえます。うっかり期限を勘違いして1日でも超えてしまうと記録に残りますので、滞在期限は厳守してください。
職業や所持品への質問
まれに職業や所持金額について聞かれることもあります。これは不法就労の恐れがないか見るためです。「学生」「会社員」など答え、所持金も観光に必要十分な額であれば問題ありません。
香港は物価が高いので、長期滞在ならある程度の金額が必要ですが、普通の観光客なら心配要りません。





総じて、日本人相手の香港入国審査は比較的スムーズでフレンドリーです。
笑顔でハキハキ答え、必要書類もちゃんと所持していればまず引っかかることはないでしょう。
仮に英語で質問されても、基本的な内容しか聞かれませんし、理解できなければ遠慮なく聞き返して大丈夫です。



香港は世界中から旅行者が訪れる観光都市なので、入国審査官も各国の人に慣れています。不安な場合は事前に想定問答を紙に書いておき、最悪それを見せるのも手にゃ(例:「Sightseeing. Staying 5 days at **** Hotel. Leaving on /」など)。
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香港でのトランジット(乗り継ぎ)にビザは必要?
次に、「香港で乗り継ぎするけどビザはいる?」という疑問について解説します。
結論として、日本人が香港国際空港でトランジット(乗り換え)する場合、ビザは不要です。乗り継ぎだけであれば入国しないため、基本的にビザ取得の必要はありません。
国際線乗り継ぎ(空港内乗り換え)
香港国際空港で国際線を乗り継ぐ場合、トランジットエリアから出なければ入国審査を受けないためビザは不要です。乗り継ぎ時間中は空港内の制限区域で過ごし、次の便の搭乗口に向かうだけなので特別な手続きはありません。



日本人であれば乗り継ぎ目的でももちろんビザ免除対象です。案内表示に従って「Transit/Transfer」の方向へ進み、乗り継ぎカウンターや保安検査を経てゲートに移動してください。
一度入国して乗り継ぎ:
乗り継ぎ時間が長い場合、「せっかくなら一旦入国して香港市内を観光したい」という方もいるでしょう。この場合でも日本人はビザ無しで入国できます。
例えば他国へのフライトの前に香港で1日観光するようなプランでも、90日以内の滞在なので自由に入国可能です。入国後は先述の要領で香港を観光し、次の便の搭乗時間までに再度空港に戻って出国手続きを踏めばOKです。
注意点として、乗り継ぎ時に香港から中国本土やマカオへ直接向かうルートも存在します。


ただしこの場合、一旦香港に入国しないので香港のビザは不要ですが、渡航先(マカオ・中国本土)の入国条件を満たす必要があります。例えば中国本土に入るなら通常ビザが必要(※後述する新たな特例あり)ですし、マカオなら日本人はビザ不要ですがパスポートの残存期間など条件があります。
このように第三国へのトランジットとして香港を利用する場合は、香港自体のビザは気にしなくてよいものの、目的地側のビザ要件を確認しておきましょう。
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マカオや中国本土への渡航は?香港から周辺地域に行く場合のビザ情報
香港旅行とセットでマカオや中国本土(大陸)への訪問を計画する方も多いでしょう。
ここでは、日本人がマカオ・中国本土に行く際のビザについて最新情報をまとめます。



香港から日帰りでマカオへ行ったり、深セン経由で中国に入国したりするケースでも必要な手続きを把握しておきましょう。


マカオへの入国:日本人はビザ不要(90日間滞在可)
マカオ(澳門)は香港からフェリーや高速鉄道で気軽に行けるカジノと世界遺産の街です。
日本人はマカオでも短期観光目的ならビザ不要で入国できます。具体的には観光・商用目的で90日以内の滞在であれば査証免除措置が適用されます。



これは香港の90日と同様の条件で、マカオ政府も日本人観光客に対して寛容なビザ政策をとっています。
パスポート残存期間
マカオ入境時には、「滞在予定日数+90日以上」のパスポート残存期間が必要です。例えばマカオに5日滞在する予定なら、入国時点で少なくとも95日以上の有効期限が求められます。



これは香港以上に厳格なように見えますが、要は最低でも3ヶ月(90日)+αの余裕があれば大丈夫ということです。長めの残存期間を確保しておきましょう。
入国審査
香港からマカオへはフェリーや橋経由のバスで移動できます。マカオ到着時には香港とは別にマカオの入国審査を受けます。日本人ならビザ不要なので、パスポートを提示すれば問題なくスタンプ(マカオはスタンプ方式)を押してもらえます。



質問内容は香港とほぼ同じで滞在目的や日数程度です。ここでも帰りのフェリーチケット等を持っていると安心にゃ。
マカオから香港への再入国
マカオ旅行後に再び香港へ戻る場合、香港への新たな入国手続きが必要です。
日本人であれば再入国でも90日の滞在許可が与えられます(ただし前述のように滞在日数が累積的に長くなる場合は注意)。マカオ経由で香港に戻ること自体は日常的に行われており、通常問題ありません。



まとめると、日本人観光客にとって香港もマカオもビザ無しで最大90日間滞在可能という非常に旅行しやすい環境です。
それぞれ独立した出入国管理を行っているため、香港から日帰りでマカオに行き、その日のうちに香港へ戻ってくることも自由です。



その際、香港→マカオ出国・マカオ入国・マカオ出国・香港入国と計4回審査がありますが、いずれも日本人ならスムーズに通過できるでしょう。
中国本土への入国:ビザが原則必要(※期間限定のビザ免除措置あり)
香港やマカオとは異なり、中国本土(中華人民共和国本土)に日本人が入国する場合、基本的にはビザが必要です。
中国本土へは深センや広州などへ日帰りで行く旅行者もいますが、これまでは観光目的の短期滞在であっても中国ビザを事前取得しなければなりませんでした。
ところが、最近状況が大きく変化しています。
◆最新トピック:日本人に対する中国ビザ免除措置の再開
中国政府は2024年11月末より、日本人に対する短期訪問ビザ免除措置を再開しました。これは約4年半ぶりの措置で、2024年11月30日から2025年12月31日までの期間限定で日本国籍者は30日以内の観光・商用・親族訪問等であればビザなしで中国本土に入国可能となっています。



従来15日だったビザ無し滞在可能期間も30日に延長されました。つまり、2025年内であれば香港やマカオから中国本土へ最大30日間ビザ無しで訪問できることになります。
ただし、この措置は期間限定かつ情勢に応じて変更の可能性があります。2026年以降継続されるかは未確定のため、該当期間以降に中国本土への旅行を計画する場合は最新情報を必ず確認してください。
ビザ免除が終了している場合や30日を超える滞在を予定している場合は、引き続き事前に中国ビザの取得が必要です。
◆中国ビザの種類
観光目的の場合は通常観光(L)ビザを中国大使館または中国ビザ申請サービスセンターを通じて取得します。シングルエントリー(1回限り入国)で30日滞在可などが一般的です。



ビジネスならMビザ、留学ならXビザ、就労ならZビザなど目的別に分かれています。香港やマカオから陸路で中国に入る場合も同様にビザが必要(※上記免除期間を除く)なので注意しましょう。
◆深セン経由などの特例
香港周辺では、中国本土の一部都市に限りアライバルビザ(現地到着签证)が発給される特例もあります。



例えば深セン市は香港に隣接しており、国籍によりますが当日その場で取得できる5日間滞在の特別経済区ビザがありました。
ただし日本人への発給状況は流動的で、コロナ後に再開したか不明なため、確実なのは事前に通常ビザを取得することです。
◆香港・マカオから中国本土への移動時の手続き
香港やマカオから陸路で中国本土に入る場合、それぞれ出国審査(香港/マカオ側)と中国本土側の入国審査があります。例えば、香港から深センに電車で行くなら、香港の羅湖駅で香港出国→中国入国という流れです。



この際中国の入国審査で有効なビザがパスポートに貼付されている必要があるにゃ。上述のビザ免除措置期間中ならビザが無くても入国許可がおり(日本のパスポートを提示するだけ)、30日以内の滞在が認められるにゃ。
ビザ免除期間外であれば事前取得したビザを提示してください。
まとめると、香港・マカオからついでに中国本土にも行きたいという場合、2025年まではタイミングによってはビザ無しで実現可能です。しかし政策変更のリスクもあるため、最新の中国査証情報を必ずチェックしましょう。香港の日本国総領事館サイトでも中国査証に関する案内がありますし、中国ビザ申請サービスセンターの公式情報も参考になります。特に2024年末~2025年に渡ってのビザ免除措置は貴重な機会ですので、有効活用しつつも渡航前に改めて状況を確認するようにしてください。
まとめ:香港旅行はビザ不要で気軽!最新情報を押さえて安心の旅を



以上、日本から香港へ観光目的で訪れる際のビザ情報と関連トピックを総まとめしました。
日本人は基本的にビザなしで香港へ90日間まで滞在可能であり、パスポートと帰りのチケットさえ用意しておけば特別な手続き無く入国できます。入国審査も構えるほど厳しくはなく、ポイントを押さえればスムーズに通過できるでしょう。
さらにマカオについても日本人はビザ不要で90日滞在できますし、香港乗り継ぎもビザを気にせず利用できます。コロナ禍の制限も解除され、現在は気兼ねなく香港・マカオ旅行を楽しめる環境です。
中国本土への旅についてはビザが必要なのが通常ですが、2025年末までは例外的なビザ免除措置が取られているため、もし訪問予定があればこの機会をうまく活用してみてください。
最後に、旅行前には最新の情報収集を忘れずに。ビザや入国規制のルールは変更になる可能性があります。
特に長期滞在を計画している場合や情勢の変化があった場合、在香港日本国総領事館や香港入境事務処の公式発表、信頼できる旅行情報サイトの最新記事などを確認しましょう。
また、安全のため「たびレジ」(外務省の海外旅行登録サービス)に渡航予定を登録し、現地の安全情報を受け取ることもおすすめします。



十分な準備と知識があれば、香港旅行は決して難しくありません。ビザの心配をクリアして、100万ドルの夜景や本場グルメ、エキサイティングな香港の魅力を存分に堪能してください。楽しい旅になりますように!🍜🛫
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