マカオ観光グルメ完全ガイド：ポルトガル料理からエッグタルト・屋台フードまで満喫

2025年3月4日2025年11月2日

スノーベル

マカオと聞くとカジノのイメージが強いですが、実は「食の都」としても魅力満載なのにゃ。

高級レストランからB級グルメ、屋台料理まで、何を食べてもハズレなしと言われるほどレベルが高いんですよ。

Lisa

あと、実はマカオの朝もとっても楽しいからぜひ宿泊して堪能してほしい！！

ポルトガルと中国の文化が融合したマカオでは、ヨーロッパとアジアの味が見事にミックスされたユニークなグルメが楽しめます。2017年にはユネスコの「創造都市（美食）」にも指定され、世界的にもその食文化が注目されています。

マカオ料理は中華料理とポルトガル料理をベースに発展しており、ポルトガル統治時代の名残を色濃く感じられるのも特徴です。エッグタルトやアフリカンチキンなど、「ここでしか味わえない！」と観光客に大人気の名物が盛りだくさん。

スチュアート

この記事では、そんなマカオのグルメの魅力を存分に味わい尽くすための情報を詰め込みました。

ポルトガル料理のおすすめ店から有名エッグタルト店、地元民イチオシの屋台フード、そして旅先でのグルメを満喫するコツまで、盛りだくさんでお届けします。さっそくマカオの美味しい世界へ出発しましょう。

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最初にマカオグルメ総合ランキング

スノーベル

勝手にランキングを作りましたが、結構価値あるリストかと思うにゃ。駐在員としてもう5年近く香港に住んでてマカオに通い詰めた結果にゃ。

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ランク	料理名	代表的なお店 (1～2軒)	特徴と魅力	おすすめポイント
1位	エッグタルト（葡式蛋撻）	マーガレット・カフェ・エ・ナタロード・ストーズ・ベーカリー	サクサクのパイ生地にとろりとした卵カスタードを詰めたタルト。ポルトガル由来ながらマカオ独自に進化し、観光客にも地元民にも人気のスイーツ。	マカオに来たら外せない鉄板スイーツ。特に有名な2店（マーガレットとストーズ）はガイドブック常連の人気店で、食べ比べもおすすめ。行列必至ですが回転が早い。
2位	ポークチョップバーガー（豬扒包）	大利来記（タイパ島本店）金馬輪咖啡餅店	骨付き豚肉のグリルを丸ごとバンズに挟んだ豪快なバーガー。ジューシーでスパイシーな味わいが魅力で、マカオのB級グルメとして親しまれている。	ミシュランガイドにも掲載されたB級グルメの代表格。特にタイパ島発祥の「大利来記」は1日300個売れる人気店。提供時間が限られる場合があるので、狙い目の時間に訪れるのがおすすめ。
3位	アフリカンチキン（非洲雞）	レストラン・ソルマーレストラン・リトラル	数種の香辛料ペーストに漬け込んだ鶏肉をこんがり焼き、玉ねぎやココナッツミルク入りの特製スパイシーソースをかけて仕上げる、マカオ独自のチキン料理。	マカオ料理の代表格であり、大航海時代の歴史を感じられる一品。お店ごとにレシピが異なるため、食べ比べて自分好みの味を探すのも楽しい。
4位	ミンチィ（Minchi）	エスカーダ（地元料理店）レストラン・リトラル	牛豚合い挽き肉と角切りポテトを炒め合わせ、ご飯に乗せて目玉焼きを添えたマカオ家庭の定番料理。醤油風味でシンプルながらも旨味たっぷり。	マカオ独自のソウルフードで、地元の人々に愛される家庭料理。観光客にはあまり知られていないが、素朴ながら奥深い味わいが楽しめる。
5位	海老ワンタン麺（蝦仔雲吞麵）	黄枝記粥麺店（セナド広場店）	エビの風味が際立つぷりぷりのワンタンと、竹箸で打つ伝統製法の細麺が特徴の広東風ラーメン。スープは澄んでいてあっさりながらもコクがある。	セナド広場そばにある老舗食堂で、朝から夜まで賑わう庶民派の人気店。値段も手頃で観光の合間に立ち寄りやすく、老若男女問わず楽しめる。

ポルトガル料理の名店

マカオに来たらポルトガル料理は絶対に外せません！かつて450年以上にわたりポルトガル領だったマカオには、本場仕込みのポルトガル料理店が数多くあります。

シーフードや肉料理、香辛料をきかせた煮込み料理など、どのお店も個性豊かな味わいを楽しめますよ。ここでは観光客に特に人気のポルトガル料理の名店をリストアップしました。旅行の日程に合わせてぜひ訪れてみてください。

店名（日本語）	特徴・おすすめポイント	エリア
アントニオ (Antonio)	伝統的な本格ポルトガル料理が味わえる老舗。オーナーシェフのアントニオさんは有名人で、目の前でチョリソーをフランベしてくれるサービスも！ワインの品揃えも豊富で、雰囲気も抜群です。	タイパ村（タイパ島）
ア・ロルチャ (A Lorcha)	マカオの地元客にも愛される人気店。新鮮なシーフードを使った料理やポルトガル風炊き込みご飯が評判です。素朴で温かみのある店内はいつも活気があり、予約必須の人気ぶり。	マカオ半島（媽閣廟近く）
フェルナンド (Fernando’s)	コロアン島のビーチ近くにあるカジュアルな名店。開放的なテラスでいただくアフリカンチキン（ピリ辛ソースのグリルチキン）やアサリ炒めは絶品です。素朴で南欧の田舎に来たようなのんびりした雰囲気も魅力。	コロアン島（黒沙海浜近く）
ギンショ・ア・ガレラ (Guincho a Galera)	老舗ホテル「リスボア」内にある高級ポルトガル料理レストラン。ポルトガル本国でミシュラン星を獲得したシェフが監修しており、洗練された創作ポルトガル料理を堪能できます。記念日や贅沢したい夜におすすめ。	マカオ半島（リスボアホテル内）
ソルマー (Solmar)	1961年創業、マカオ料理の老舗レストラン。ポルトガル料理とマカオ独自の味が融合したメニューが豊富で、名物のアフリカンチキン発祥の店とも言われます。レトロな雰囲気でランチにもディナーにも利用しやすい一軒。	マカオ半島（セナド広場近く）

上記のように、マカオには格式高いお店からカジュアルなお店まで様々なポルトガル料理店があります。

どのお店も個性的なので、滞在中ハシゴして食べ比べるのも楽しいですよ。特に週末の夜は混み合うため、気になるお店は事前予約しておくのが安心です（※予約のコツは記事末尾で紹介します）。

スノーベル

伝統的なバカリャウ（干しダラのコロッケ）やカタプラーナ（ポルトガル風魚介の鍋）など、本場の味をぜひ楽しんでみてにゃ。

絶品エッグタルトのお店

マカオスイーツの代名詞といえば、なんといってもエッグタルト（蛋撻 / ダンター）です。

香ばしくサクサクのパイ生地に、とろ〜り濃厚なカスタードクリームが入ったエッグタルトは、観光客のみならず地元の人にも大人気。ポルトガルのパステル・デ・ナタがルーツですが、マカオで独自に進化し看板スイーツになりました。

マカオを訪れたら「エッグタルト巡り」をする価値アリです。

スノーベル

エッグタルトの有名店としてよく名前が挙がるのが、ロード・ストウズ・ベーカリー（Lord Stow’s Bakery）とマーガレット・カフェ・エ・ナタ（Margaret’s Café e Nata）の2つ。

実はこれ、元夫婦が別々に営むお店なんです。それぞれファンがいて「どちらが好きか」で盛り上がるほど！ここでは両店の特徴をざっくり紹介しますね。

ロード・ストウズ・ベーカリー … エッグタルトブームの火付け役で、コロアン島の小さな村に本店があります。焼きたてを求めて遠方から訪れる人もいるほど人気。生地はサクサクで香り高く、クリームは滑らかで濃厚です。本店隣にはイートインできるカフェも併設されているので、観光の途中でひと休みがてら味わえます。市内のホテル内にも支店がいくつかあるので、アクセスしやすい店舗を探してみるといいですよ。
マーガレット・カフェ・エ・ナタ … マカオ半島中心部、セナド広場からほど近い路地裏にある人気店。創業者マーガレットさんはロード・ストウズの創始者の元奥様で、自身のお店をオープン。こちらも毎日焼きたてが次々と売れていき、午後には売り切れてしまうことも。ロード・ストウズに比べてやや甘さ控えめとも言われ、ペロリと何個でも食べられちゃう美味しさ！テイクアウト専門ですが、近くの広場で頬張るエッグタルトは旅の良い思い出になります。

どちらのお店も甲乙つけがたい美味しさなので、ぜひ食べ比べてみてください。外はパリッ、中はとろとろの極上エッグタルトは、一度食べたらやみつきになること間違いなしです。

なお、行列覚悟の人気ぶりですので、朝早めの時間に行くと比較的スムーズに買えるでしょう。またエッグタルトは日持ちしないため、お土産用というより「その場でできたてを楽しむスイーツ」です。ぜひ出来たての熱々を味わってくださいね。

ローカルフード＆屋台グルメの紹介

レストランでの食事だけでなく、街歩きをしながらローカルフードや屋台グルメをつまみ食いできるのもマカオ観光の楽しみです。マカオは屋台の新規出店が現在禁止されているため数は多くありませんが、その分昔から続く名物ローカルフードが今も健在です。

お財布に優しく、手軽にマカオの味を体験できるB級グルメをいくつか紹介します！

ポークチョップバーガー（猪扒包） – マカオ版・豚肉バーガーとも呼べる一品。骨付き豚肉のカツレツを丸いパンに挟んだ豪快なサンドイッチです。カリッと香ばしいパンとジューシーなお肉の相性が抜群！タイパ村にある老舗店「大利来記（Tai Lei Loi Kei）」が特に有名で、午後の販売時間には行列ができます。小腹が空いたときにピッタリのボリューム満点スナックです。
カレーおでん – 屋台フードの定番中の定番。日本のおでん種（だね）のような練り物や牛モツなどを串に刺し、ピリ辛のカレー汁で煮込んだものです。**魚のつみれ団子（魚蛋）や牛モツ煮込み（牛雜）**が人気具材。テイクアウトして食べ歩けるので、観光しながらパクっといけちゃいますよ。セナド広場近くや市場周辺に昔ながらの屋台があり、鼻をくすぐるスパイシーな香りについ足を止めてしまいます。
エビの卵のせ麺（蝦子撈麺） – マカオ通ならぜひ挑戦してほしいローカル麺料理。細いタマゴ麺に特製のタレと乾燥エビの卵を絡めていただく汁なし麺で、海老の風味がガツンと効いた通好みの味です。老舗麺処「祥記麺家」などが有名で、ミシュランガイドにも載ったことがあるほど。ワンタン麺などと合わせて、朝食やランチに地元の麺料理を楽しんでみては？
飲茶・粥（おかゆ） – マカオは広東圏なので、飲茶（点心）やお粥の文化も身近です。朝早くから営業しているローカル食堂で、プリプリのシュウマイやあつあつのお粥をいただくのも旅の醍醐味。特に具だくさんの蟹のお粥は旨味たっぷりで朝ごはんに最高です！言葉がわからなくても、指差しやメニューの写真で注文OK。地元の人に交じって朝食をとれば、一日が元気にスタートしますよ。
スイーツ＆お土産系 – 街歩きの途中でぜひ試したい甘いものもあります。先ほど紹介したエッグタルトはもちろん、ふわふわ食感のマカオ風ミルクプリン（牛乳布丁）は優しい甘さでおすすめです。老舗の甜品（デザート）店「義順牛奶公司（イーシュンミルク）」（※澳門にも支店あり）の牛乳プリンは、とろける口当たりで一息つくのにピッタリ。また、杏仁クッキーや**肉乾（ビーフジャーキー）**の老舗店が観光エリアに軒を連ねており、試食を配っていることも多いので気軽に味見してみましょう。気に入ったらその場で買って、旅のおやつやお土産にするのもいいですね。

このようにマカオでは、食べ歩き天国といっても過言ではないほど多彩なローカルグルメが楽しめます。

タイパ島の官也街（フードストリート）や、マカオ半島の路地裏、市場のフードコートなどを散策してみてください。観光名所を巡りながら、美味しいものをちょこちょつまめば、お腹も心も大満足間違いなしです。

マカオのグルメを満喫するコツ

最後に、観光客の皆さんがマカオのグルメを120％満喫するためのちょっとしたコツを紹介します。美味しいものを余すところなく楽しむために、ぜひ参考にしてくださいね。

人気店は事前予約が安心：行きたいレストランが決まっているなら、渡航前に予約しておきましょう。特にポルトガル料理の有名店やミシュラン掲載店は夕食時に満席になりやすいです。英語や中国語での電話予約が不安な場合は、ホテルのコンシェルジュにお願いしたり、公式サイトや予約代行サービスを利用する手もあります。予約が難しい場合でも、開店直後の時間帯を狙えば入りやすくなりますよ。
現金の用意と通貨：屋台や小さな食堂ではクレジットカードが使えないことも多いので、**現金（マカオパタカ or 香港ドル）**をある程度用意しておきましょう。香港ドルはマカオでもほぼ同じ価値で流通しているので、香港から来る方はそのまま使えます。ただしお釣りはパタカで返ってくることが多いので注意。両替は空港やフェリーターミナル、市内の両替商で可能ですが、レートを確認して安全な場所で行ってください。
言語とメニュー対策：高級店や観光客慣れしたお店では英語メニューがありますが、ローカル食堂では漢字メニューのみのことも。そんなときは事前に食べたい料理名をメモしておいたり、指差し用の写真をスマホに保存しておくと安心です。幸い食のジャンルが中華系の場合、料理名は日本の漢字と似ているものも多いので何となく分かるかもしれません（例：炒飯、焼売など）。スタッフは広東語がメインですが、簡単な英語が通じることも多いので笑顔でトライしてみましょう。どうしても伝わらない時は、メモや翻訳アプリの出番です！
量と注文のコツ：一品あたりのボリュームが多めのお店もあります。色々な料理を試したいときはシェアする前提で注文すると◎。2〜3人で行くなら前菜1品＋メイン2品でも十分お腹いっぱいになることもあります。逆に少人数でたくさん頼みすぎて残してしまうともったいないので、まず控えめに注文して、物足りなければ追加するぐらいがちょうどいいです。ローカル食堂では注文用紙に数量を記入するスタイルもありますので、その際は「1＝一客（1人前）」と認識して書きましょう。
営業時間と定休日：お店によっては午後の休憩時間があったり、週に1日の定休日が設定されていることがあります。有名エッグタルト店も平日休みの日があったりするので要注意です。事前にGoogleマップや公式情報で営業時間を確認し、せっかく行ったのに閉まっていた…なんてことが無いようにしましょう。特にローカル店は朝だけ営業、夜だけ営業というケースもあります。朝食狙いのお店は早起きして、夜市系は夜遅めに訪れるなど時間帯を意識すると良い体験ができます。
ローカルエリアにも足を延ばそう：主要観光エリア以外にも、三燈（3つのランプ）地区などローカル色の強いエリアには隠れた名店や屋台があります。観光客は少なめですが、その分ディープなマカオの食文化に触れられるチャンス！勇気を出して路地裏を探検してみるのも面白いですよ。昼間の明るい時間帯なら治安面でも安心ですし、ガイドブックに載らない一皿との出会いがあるかもしれません。