【香港タクシー】完全攻略ガイド！主要エリア・料金・アプリ・活用法を徹底解説

香港といえば、近代的な高層ビル群とレトロな街並みが混在する国際都市。グルメやショッピング、絶景スポットが多彩で、短期旅行で回りきれないほどの魅力があります。

しかし、香港のタクシーには以下のような疑問や不安を感じる方が少なくありません。

そこで今回は「香港 タクシー」をキーワードに、初めて香港を訪れる旅行者の方が知っておきたいタクシー事情を徹底解説します。

料金比較やアプリの特徴を 表 で整理しているので、旅先でもサッと確認しやすいはず。ぜひ最後までチェックして、香港旅行をより充実させましょう！

香港の主要エリアとタクシー利用の魅力

香港は大きく「香港島」「九龍半島」「新界」の3エリアに分かれますが、短期旅行での主要観光スポットは主に香港島と九龍半島。

これらのエリアには地下鉄（MTR）やバスが網羅されていますが、慣れない路線で戸惑うこともあるかもしれません。そんな時、タクシーは ドア・ツー・ドア で移動できる安心感があります。

香港のタクシーは車体の色によって運行エリアが違いますが、観光客が街中で見かけるのはほとんどが赤色タクシー（市区的士）です。赤色タクシーなら香港島も九龍もほぼ全域を走れるため、移動範囲に制限がありません。

中環（セントラル）

香港島の中心ビジネス街である中環は、高層ビルが立ち並ぶエリア。金融機関や大手企業のオフィスが集まり、同時にショッピングモールやレストランも充実しています。

ただし日中は混雑するエリアでもあるため、ピーク時の渋滞には要注意。荷物が多いときは迷わずタクシーを使うといいでしょう。

尖沙咀（チムサーチョイ）

九龍半島を代表する繁華街。ビクトリアハーバー沿いから香港島の夜景を楽しめる絶景スポットや、大型デパートやショッピングモールが多数。

尖沙咀には各種乗り場や観光客向けの案内所も多いので、初めての香港でも迷いにくいはず。ただし週末や夜間は人出が多く、道も混雑しがちです。

灣仔（ワンチャイ）

香港島の中環と銅鑼湾の間に位置するエリア。コンベンションセンターや政府機関があり、またレストランやバーが立ち並ぶ繁華街でもあります。

灣仔の繁華街は海外からのビジネスマンも多く、タクシー運転手が英語に慣れている傾向があります。クラブやバーが多いため、夜遅くまで盛り上がる街でもあります。

銅鑼湾（コーズウェイベイ）

ショッピング好きにはたまらないエリア。大型デパートからファッションビルまで数多く集結し、香港島一の買い物天国といわれます。

銅鑼湾は常に混雑しているため、地下鉄や路面電車を使うよりタクシーが快適なときもあります。ただし渋滞が重なると料金が少し上がる可能性も。

ヴィクトリア・ピーク（山頂）

香港島で最も人気の観光スポット。ピークトラム（ケーブルカー）で上がるのが定番ですが、行列が長い場合やグループで行く場合はタクシー移動が便利。

中環から山頂までは渋滞がなければ30分ほど。ただしピークでの観光後、タクシーを拾う際は混み合うこともあるので、時間にはゆとりを持ちましょう。

香港タクシー料金システムの基本

ここからは、香港のタクシー料金の仕組みを詳しく見ていきます。「初乗り料金は安いけど、その後の加算が高いのでは？」と心配する声もありますが、実際は明朗会計でわかりやすいのが香港タクシーの特徴です。

初乗り運賃と距離加算

赤色タクシー（市区的士）の初乗りは 2kmまで27香港ドル 前後です。

近年は物価高騰で段階的に値上げが検討されており、2024年以降は29香港ドルに引き上げられる見込みですが、日本の感覚からすればまだ安い水準といえます。

2km以降は 200mごとに1.9香港ドル 程度が加算される仕組み。渋滞などで止まっている時間も待機加算として同額が1分おきに加算されます。ただし長距離になるほど加算額が少し下がる優遇措置があります。

深夜料金・追加料金の有無

香港のタクシーは 深夜割増が一切ありません。日本だと22時以降は2割増しなどが一般的ですが、香港は昼夜同一料金で利用できるため、夜遅くなっても安心。またスーツケースなどをトランクに入れる場合は1個につき6香港ドルほどの手数料を請求されます。

トンネル通行料の仕組み

香港島と九龍を結ぶ海底トンネルは トンネル利用料を往復分 支払うのが原則です。

乗客が行き先へ着いた後、タクシーが戻る際のトンネル代も同時に負担する格好になります。

とはいえ、一部の「クロスハーバータクシー乗り場」から乗車すると、往復分を請求されず片道料金で済むという制度があります。中環や尖沙咀などに専用乗り場があるので、うまく利用できれば通行料を節約可能です。

主要エリア間の概算料金

以下にいくつか代表的な区間の目安料金をまとめます。（渋滞状況や利用トンネルにより変動）

ルート	距離の目安	概算料金
中環 → 灣仔	約2km	40香港ドル前後
中環 → 銅鑼湾	約4km	60～80香港ドル程度
中環 → 尖沙咀（九龍）	約6km+海底トンネル	80香港ドル+通行料（合計120～150香港ドル前後）
香港国際空港 → 中環（香港島）	約40km	350～400香港ドル前後

香港タクシーは本当に高い？その実情と理由

「香港 タクシー 高い」というキーワードを目にして不安になる人もいます。実際に高いのか、理由や背景を整理しておきましょう。

「高い」と言われる背景

実際のコスパ

ただし、香港のタクシー料金は 日本の同等距離と比べるとだいぶ安い水準です。

また、香港は短距離移動が多い街です。

混雑を避けてサクッと移動したいとき、荷物が多いとき、複数人で観光しているときなど、タクシーが結果的に一番安くて快適、というケースも少なくありません。

スーツケースや大人数移動に適した理由

香港で使える配車アプリの比較

近年は香港でも配車アプリが普及しており、言語の心配を減らせる強い味方になっています。ここでは代表的なアプリを比較してみましょう。

Uber

世界的に展開する配車サービス。香港では「Uber X」「Uber Black」「Uber Taxi」など複数のプランがあり、料金も異なります。

アプリで目的地を入力すれば 事前に概算料金 を確認でき、クレジットカード決済ができるのが最大のメリット。言語が苦手でも、行き先をドライバーに伝えずに済みます。ただし、需要が高いときは割増価格になる仕組みです。

HKTaxi

香港発のタクシー配車アプリ。乗客と登録タクシー運転手をマッチングしてくれるサービスで、英語や中国語の画面に対応。

香港旅行者の中でも人気があり、短距離利用でも重宝します。最近Uber社に買収され、将来的には統合される見込みですが、当面はHKTaxiアプリ単独でも使用可能です。

GoGoVan（GoGoX）

大きな荷物や引っ越しなどに特化した配車サービス。貨物バンや小型トラックを呼べるので、大人数や大量の荷物を運びたい場合に便利。

観光で使うケースはそれほど多くないかもしれませんが、グループ旅行で大型の移動をする際には検討の価値があるでしょう。

Grabは香港で使えるのか？

東南アジアで爆発的に普及している配車アプリ「Grab」ですが、 残念ながら香港では現状利用できません。香港ではUberが一番メジャーな配車アプリとなります。

香港タクシーでクレジットカードは使える？

「香港 タクシー クレジットカード」というキーワードも多く検索されています。結論から言えば、 対応している車はまだ少数派 というのが現状です。

現状の対応率

香港全体のタクシーは現金主義が根強く、クレジットカード決済端末を積んでいる車は 2～3割程度 といわれています。

また、端末を積んでいてもドライバーが「今日はシステム不調だから無理」などと断るケースもよくあります。現金払いに慣れた運転手も多いので、 必ずカード決済したい場合は乗車前に「Credit Card OK?」と確認 しましょう。

電子決済普及の動き

最近はオクトパスカード決済（電子マネー）やスマホ決済（AlipayやWeChat Pay）などの導入が進んでおり、カード対応も少しずつ増えつつあります。

さらに香港政府主導で、新会社が電子決済対応の最新タクシーを導入する動きもあります。2025年以降はクレジットカードが使いやすくなる可能性が高いです。

現金派ドライバーへの対処法

タクシーで高額紙幣（500香港ドル札、1000香港ドル札など）を出すと、運転手によってはお釣りがないと言うこともしばしば。香港でタクシーを利用する際は、 100香港ドル以下の小額紙幣を複数用意 しておくとスムーズです。

チップは基本不要ですが、端数が1香港ドル未満の場合は切り捨てられることが多いです。

【表で比較】タクシーとUberの料金目安

香港でタクシーを利用するかUberを利用するか迷う場合もあります。以下にいくつかのルートの目安料金を比較表にまとめました。

区間	タクシー（メーター）	Uber X（通常時）	メモ
中環 → 灣仔	約40香港ドル	50～60香港ドル	短距離なのでタクシーの方が割安
中環 → 尖沙咀（トンネル代込）	約120～150香港ドル	130～160香港ドル	トンネル代が往復分請求される場合あり
香港国際空港 → 中環	約350～400香港ドル	300～450香港ドル（変動制）	需要が高い時間帯はUberが割高になりやすい

使い分けポイント:

自分の旅行スタイルやニーズに合った選択をするのがポイントです。

英語や広東語が話せなくても大丈夫！タクシー利用のコツ

初めての香港旅行では「言語の壁」に不安を感じる人もいるでしょう。でも実際は、ちょっとしたコツを覚えておけば問題ありません。

AさんとBさんの会話で学ぶ！香港タクシーQ&A

ここでは、旅行者が抱きがちな疑問を会話形式でピックアップ。ぜひ参考にしてみてください。

Q1. ボッタクリはある？

Q2. チップは必要？

Q3. 行先をうまく伝えるには？

まとめ：香港タクシーを上手に使ってストレスフリーに旅を楽しもう

香港は公共交通が優秀なので、地下鉄やバスを使いこなすだけでもかなり便利に移動できます。しかし、地理や路線に慣れていない旅行者にとっては、時間を大幅に節約できる タクシー が大きな味方となるでしょう。

特に 荷物が多い時や深夜の移動 にも深夜割増なしで快適に乗れるのは魅力的。

UberやHKTaxiなどのアプリを活用すれば、目的地や支払いのやりとりもスムーズ。価格面でも安全面でも、日本人観光客が安心して乗れる交通手段といえるでしょう。

ぜひこの記事を参考に、「香港 タクシー」を上手に取り入れて、効率よく観光スポットを巡ってください。