香港金魚街(ゴールドフィッシュ・ストリート)徹底ガイド|営業時間や行き方・花墟道&バードガーデンも紹介

香港金魚街(ゴールドフィッシュ・ストリート)徹底ガイド|営業時間や行き方・花墟道&バードガーデンも紹介
Lisa

香港の旺角(モンコック)エリアにある香港金魚街。英語では「Goldfish Street(ゴールドフィッシュ・ストリート)」とも呼ばれ、日本語でも「金魚ストリート」と表現されるこの通りは、名前の通り金魚や熱帯魚の専門店が軒を連ねるユニークなマーケットです。

Hong Kong, Nov 21, 2014: Gold fish shop in Fish Market in Hong Kong, China. Hong Kong Gold fish market in Tung Choi street is famous for tourists.
スノーベル

店先には色とりどりの金魚が水の入ったビニール袋に入れられてズラリと吊り下げられており、その光景は香港ならではのフォトスポットとして観光客に大人気。熱帯魚や珍しい水生生物、ペット用品なども販売されており、散策するだけでも十分に楽しめるにゃ。

香港では昔から金魚は幸運や金運を呼ぶ縁起物として親しまれてきました。風水の考えでは水が財を呼び込むとされ、泳ぐ金魚の姿は富の象徴でもあります。

そのため、現在でも多くの地元住民が金魚を飼育する習慣があり、香港金魚街は彼らが飼育用品を一式そろえることができる場として愛され続けています。

スチュアート

観光客にとってはエキゾチックな香港の日常風景を垣間見ることができ、地元の人々にとっては実用的な買い物スポットでもある…それが香港金魚街最大の魅力です。

家族連れで訪れれば子どもたちが目を輝かせること間違いなしですし、ペット好きな方や写真好きな旅行者にもたまらないスポットでしょう。

本記事では、この香港金魚街の見どころや営業時間、アクセス方法を詳しく解説するとともに、周辺にある花墟道(フラワーマーケット)や園圃街バードガーデンといった関連スポットについてもご紹介します。香港旅行のプランに組み込めば、旺角ならではのディープな市場巡りを満喫できますよ。

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香港金魚街(金魚ストリート)とは?

香港金魚街は九龍半島・旺角(モンコック)地区の「通菜街(Tung Choi Street)」北側に位置する、観賞魚とペット用品の集積エリアです。

九龍半島・旺角(モンコック)地区の「通菜街(Tung Choi Street)」北側に位置する、観賞魚とペット用品の集積エリア

南北に伸びる通菜街のうち、旺角道~水渠道付近の北側ブロックが金魚専門店街になっており、大小さまざまなショップが約40軒以上並んでいます。

店頭には先述の通り袋詰めにされた無数の金魚が吊り下げられ、遠目にもキラキラとした水袋が目に飛び込んできます。歩道側の壁一面にカラフルな魚が泳ぐ袋が並ぶ様子は、まさに香港金魚街を象徴する光景です。

Aquarium fish displayed in plastic bags for sale in the Goldfish market in Mong Kok, Hong Kong.

店内に目を移すと、大きな水槽で悠々と泳ぐ種類豊富な金魚・熱帯魚・水草などが販売されています。珍しい種類の熱帯魚やエビ、亀、水生カメなどを扱う専門店もあり、アクアリウム愛好家にとって宝探しのような場所でしょう。

もちろん見るだけでも十分に楽しめ、写真撮影スポットとしても人気があります。ただし店先での撮影はお店の邪魔にならないように配慮しましょう(フラッシュ撮影は魚たちを驚かせてしまうので避けてくださいね)。

Lisa

香港金魚街では金魚そのもの以外にも、餌や水槽、水草、ポンプ、照明器具といった飼育関連グッズが一通り揃います。観賞魚を趣味とする地元の人々にとっては「ここに来れば必要な物が何でも手に入る」頼れるマーケットであり、観光地でありながら生活に根ざした市場でもあるのです。

香港金魚街では金魚そのもの以外にも、餌や水槽、水草、ポンプ、照明器具といった飼育関連グッズが一通り揃います

実際、夕方になると学校帰りの学生や仕事帰りの会社員が立ち寄って、水槽の水草を買っていく姿なども見られます。観光客だけでなく地元民にも愛されるスポットという点が、香港金魚街の面白いところですね。

金魚が縁起物って本当?

Lisa

スノーベル、どうして香港にはこんなに金魚屋さんが集まってるの?金魚ってそんなに特別な存在なのかな?

スノーベル

ふふ、いい質問だにゃ。中国や香港では金魚は幸運を呼ぶ縁起物として昔から人気なんだにゃ。特に金魚の“金”という字は財宝の金と同じだから、金運アップを連想させるにゃ。それに、水槽で金魚が優雅に泳ぐ様子は風水でも“水”の氣を取り入れるとされ、富をもたらす象徴と考えられているんだにゃ。

Lisa

なるほど~。縁起がいいからこそ、こんなにたくさんお店が並ぶほど人気なのね!私も金魚グッズ買ったら金運アップするかしら?

スノーベル

どうかにゃ?でも香港金魚街でお気に入りの金魚を眺めれば、それだけでハッピーな氣分になれることは間違いないにゃ。運気もアップしそうな気がするにゃ~。

香港金魚街の営業時間・アクセス情報

香港金魚街の営業時間は?

香港金魚街には公式な「市場営業時間」は存在せず、各店舗が個別に営業しています。ただし多くの店は朝は遅めの開店で、午後から夜にかけて営業しているのが一般的です。おおよそ11時頃から店が開き始め、夜は20~21時頃まで営業している店が多い傾向にあります。日中の暑い時間帯よりも、夕方から夜にかけて来訪者が増えるため、観光で訪れるなら午後~夕刻にかけてが雰囲気を楽しめるでしょう。なお、基本的に年中無休ですが各店舗の都合で臨時休業する場合もあります。

※ワンポイント: 花墟道(フラワーマーケット)やバードガーデンは朝早くから開いていますが、金魚街は日が高くなってから賑わい出します。そのため午前中は人通りが少なく閉まっている店も多いです。逆に夜は照明に照らされた水袋が美しく、ナイトマーケットのような雰囲気も楽しめます。ただし閉店間際は袋の金魚を片付け始める店もありますので、20時台までには訪れるのが無難でしょう。

香港金魚街への行き方(アクセス)

香港金魚街へは地下鉄MTRを利用すると便利です。最寄り駅はMTR太子駅(プリンスエドワード駅)で、B2出口もしくはB1出口が最寄りの出口になります。

Hong Kong - November 8, 2022 : Passengers at the MTR Prince Edward Station in Kowloon, Hong Kong. Prince Edward Station is a rapid transit station on the Kwun Tong and Tsuen Wan Line of the MTR system in Hong Kong.

太子駅B2出口から地上に出たら、太子道西(プリンスエドワードロード西)沿いを東方向(旺角大球場方面)へ徒歩約5分ほど進みます。

途中、道路左側に花墟道(フラワーマーケット)への入口がありますが、金魚街へ先に行く場合はそのまま太子道西をさらに東へ。すると界限街(Boundary Street)という大きな交差点に突き当たるので、そこを左折して北方向に界限街を進みます。

Hong Kong - January 17, 2022 : People shop for flowers at Mong Kok Flower Market ahead of the Chinese New Year, the Year of the Tiger, in Mong Kok, Kowloon, Hong Kong.

界限街から2ブロック目(徒歩2~3分)の角が園圃街(Yuen Po St)で、右手に「園圃街雀鳥花園」(バードガーデン)の門が見えてきます。この園圃街を右折し南に入らずに、そのまま界限街をもう1ブロック先まで直進しましょう。

Typical Bird Cages at Hong Kong Bird Market, known as Yuen Po Bird Garden. Selective Focus.  Yuen Po Street Bird Garden, Mong Kok, Kowloon, Hong Kong, Asia.

界限街と通菜街(Tung Choi St)の交差点に出たら、そこが香港金魚街の北端(通菜街北側)です。あとは通菜街を南に向かって数百メートル歩けば、左右に金魚屋さんがずらりと並ぶエリアを満喫できます。

別ルートとして、MTR旺角駅(モンコック駅)から徒歩で向かうことも可能です。

HONG KONG, NOV 23: Travellers walk to Mong Kok station to take the train on 23 Novemer 2014. Mong Kok Station is located in the neighborhood of the same name in Kowloon, along Nathan Road.

旺角駅E2出口を出て繁華な女人街(通菜街南側の屋台街)を北上し、山東街やアーガイル街を越えてさらに進むと、次第に女性用品の屋台が減りペットショップや水槽用品店が増えてきます。

そうです、通菜街をそのまま北上すれば南側の女人街から北側の金魚街へと繋がっているのです。

スチュアート

このルートだと旺角駅から徒歩約10~12分ほどで金魚街エリアに到着できます。街歩きを楽しみながら向かいたい方に向いていますが、炎天下では少々歩く距離が長いので無理せず太子駅からアクセスするのも良いでしょう。

アクセスのまとめ

最寄駅: MTR太子駅(Prince Edward)B1またはB2出口から徒歩5分
別ルート: MTR旺角駅(Mong Kok)E2出口から通菜街(女人街)を北上し徒歩約10分
所在地: 九龍・旺角 通菜街(Tung Choi St)北側エリア

周辺スポット① 旺角花墟道(フラワーマーケット)~香港最大のフラワーストリート

香港金魚街と合わせて訪れたいのが、すぐ近くに位置する花墟道(ファーホイロード)です。

日本語ではフラワーマーケットとも呼ばれるこの通りは、香港最大の生花市場として有名で、長さ約300mほどの道路沿いに100軒以上の花屋さんや園芸店がずらりと並んでいます。

Hong Kong - January 17, 2022 : People shop for flowers at Mong Kok Flower Market ahead of the Chinese New Year, the Year of the Tiger, in Mong Kok, Kowloon, Hong Kong.

場所は金魚街のすぐ西側、太子道西を挟んで向かい側にあり、MTR太子駅B1出口から徒歩5分程度でアクセス可能です。

季節を問わず常に色鮮やかな花々と緑の植物に溢れており、香港のフラワーストリート(花街)として観光客にも人気のスポットです。

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店頭には蘭やユリ、バラ、チューリップ、菊、南国の蘭やハイビスカス、観葉植物から盆栽、サボテンに至るまで実に多種多様な植物が所狭しと並べられています。

新界や世界各国から集まった生花や苗木が毎朝入荷するため、早朝から新鮮な花を求める人々で賑わうのも特徴です。特に旧正月前の時期には縁起物の梅の花金柑(キンカン)の鉢植えなどが大量に並び、道路まで埋め尽くす壮観な光景が広がります。

Hong Kong, China - January 19, 2012: People at the Victoria Park Chinese New Year flower market in Causeway Bay, Hong Kong. The Chinese New Year holiday period runs from January 22 to 25 and welcomes in the year of the Dragon. It is the biggest Chinese New Year market in Hong Kong.

香港の人々にとってお正月の花市(フラワーマーケット)は欠かせない行事であり、その熱気を感じ取れるのも花墟道ならではです。

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花墟道の営業時間は個々の店舗によりますが、朝早い店で7時頃から、夕方は19時前後には店じまいとなるところが多いようです(旧正月前など繁忙期は営業時間延長あり)。

訪れるタイミングによって雰囲気が異なるのも面白い点でしょう。午前中~昼過ぎはプロのフローリストや買い付け業者、近所の飲食店などが花材を大量購入する姿が見られ活気があります。

スチュアート

一方、夕方前になるとローカルの人々が仕事帰りに一輪の花や小さな観葉植物を買い求めたり、観光客が写真を撮りながら散策したりといったゆったりしたムードに。

写真愛好家であれば、人通りが程よく増える午後の時間帯が街並みのスナップに最適ですし、花好きであれば朝一番の新鮮な花の香り漂う時間もおすすめです。

アクセス: 花墟道へは太子駅B1出口を出て東方向(洗衣街方面)へ徒歩3~4分です。太子道西と洗衣街の交差点角にランドマーク的な大型花屋「Brighten Flori-Art Plaza」があり、その脇が花墟道の西端入口になります。そこから東に向かってずっと花屋街が続き、突き当たりを左折すると先述のバードガーデン入口(園圃街)に至ります。金魚街とは目と鼻の先ですので、金魚街・花墟道・バードガーデンは徒歩でまとめて回れる距離感です。

見どころ: 花墟道では南国の亜熱帯らしい熱帯花木や蘭類が豊富に見られるほか、日本では高価な切り花が格安で売られていたりと驚きがあります。店内に入ればアレンジメント用のリボンやラッピング用品、造花やドライフラワー専門店などもあり、ちょっとした雑貨屋巡り気分で楽しめるでしょう。花束をお願いすればその場で素敵にまとめてくれるお店も多く、旅行中のホテルの部屋を彩る花を買うのも素敵なアイデアです。また、植物以外にも種子や球根、園芸用土、ガーデニング用品などを扱う店もあり、園芸好きにはたまらないエリアとなっています。

デートコースにも◎: 色とりどりの花に囲まれたフラワーマーケットはカップルにも人気のスポットです。朝の爽やかな空気の中を散歩すればリフレッシュできますし、写真映えも抜群なので一緒に撮影を楽しむのも良いでしょう。周辺にはおしゃれなカフェも点在しているため、花散策の後に一休みするプランもおすすめです。

周辺スポット② 園圃街バードガーデン(香港バードストリート)

香港金魚街エリアのもう一つの名物が園圃街雀鳥花園(えんぽがいじゃくちょうかえん)、通称バードガーデンです。こちらは伝統的な鳥市場と中国風庭園が一体となった公園で、1997年に現在の場所(園圃街沿い)にオープンしました。

Hong Kong, Сhina - November 10, 2014: Song birds, caged, for sale. Yuen Po Street Bird Garden, Mong Kok, Hong Kong

実は元々、旺角には「雀仔街(Bird Street)」と呼ばれる有名な鳥市場が別の場所(旺角の香港駅近く、現在のランガムプレイス付近)に存在していたのですが、市街再開発に伴いその鳥市場を保存・移転する形で整備されたのがこのバードガーデンなのです。

バードガーデンの入口は先述の花墟道の東端を突き当たった界限街沿いにあり、伝統的な中華風の門構えが目印です。園内に足を踏み入れると、緑豊かな木々と曲線的な中国建築の屋根が目に入り、まるで昔ながらの中国庭園に迷い込んだかのような雰囲気。

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そんな庭園の小径沿い両側に所狭しと鳥専門の露店が並び、カナリア、十姉妹、インコ、文鳥といった小鳥から、鮮やかなオウムや九官鳥など様々な鳥が飼育・販売されています。来園者は地元や世界中の鳥愛好家はもちろん、観光客も多く、みな一様に響き渡る鳥のさえずりに耳を傾けながら園内を散策しています。

園内では竹や木で作られた伝統的な鳥かごが数多く吊り下げられ展示販売されているのも見どころの一つです。香港には昔から鳥を飼って散歩に連れ出し、鳴き声を愛でながらお茶を楽しむ文化が根付いており、それに伴って鳥かご作りの技術も発達しました。

スノーベル

バードガーデンでは美しく編まれた竹製の鳥かごが実用目的からインテリア用途まで様々なサイズ・デザインで売られており、その精巧さに思わず見入ってしまうでしょう。伝統的な工芸品としての価値も高く、香港土産として小さめの飾り鳥籠を購入する観光客もいるにゃ。

バードガーデンの営業時間毎日7:00頃~20:00頃まで(入園無料)です。朝早くから営業していますが、特に午前中~昼前にかけてが地元の愛鳥家たちが集まるピークタイム。

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お気に入りの鳥を籠に入れて持ち寄り、園内のベンチで鳥同士を鳴き合わせたりエサのミルワームを与えたりする姿は、香港ならではの微笑ましい光景です。

観光客はなるべくそっと見守りつつ、写真を撮る際もフラッシュを焚かないなど配慮しましょう。午後になると愛鳥家の姿は減りますが、売店の鳥たちは夕方まで見ることができます。小鳥用の餌(種子や青菜、そして生きたコオロギや昆虫など!)も売っており、興味があれば購入も可能です。

アクセス: 園圃街バードガーデンへはMTR太子駅B1出口から徒歩5分程度です。花墟道を東端まで進んだ突き当たり(界限街)を左折すると正面に入口ゲートが見えます。または金魚街を見物した後、通菜街北端から界限街を挟んですぐ向かい側に位置しています。MTR旺角東駅からも徒歩圏内(約7~8分)で、旺角大球場のすぐ西側に当たります。

見どころ: バードガーデンの中国庭園としての風情もぜひ味わってください。全体が細長い敷地に設計され、大小の岩や池、水仙などの草花が配されており、ぶら下がる鳥かごと相まって情緒たっぷりの景観です。鳥市場というと匂いや鳴き声が気になるかもしれませんが、園内は清掃が行き届き臭いはほとんど感じません。逆に鳥たちのさえずりが心地よく耳に響き、都会の喧騒を忘れさせる癒しスポットともなっています。鳥好きな方はもちろん、「香港の昔ながらの文化を垣間見たい」という旅行者にもオススメです。

豆知識: かつての「雀仔街(Bird Street)」は1950年代から旺角の花墟エリア付近に存在していましたが、1990年代に再開発で取り壊されました。その後、政府が代替施設として整備したのがこのバードガーデンです。旧雀仔街には70店以上の鳥専門店があったと言われ、現在のバードガーデンにもその伝統を受け継ぐ約70店舗が営業しています。2000年代には鳥インフルエンザ流行で一時閉鎖される出来事もありましたが、無事に営業再開し、今も多くの人々に愛されています。

【まとめ】金魚・花・小鳥の市場を一度に楽しもう(モデルコースと豆知識)

香港金魚街、花墟道フラワーマーケット、園圃街バードガーデン――これら3つの市場スポットは互いに徒歩数分の距離に位置しており、半日もあればまとめて巡ることができます。せっかくなら効率よく3か所をハシゴして、旺角ならではの下町市場文化を堪能しましょう。最後におすすめの回り方モデルコースと、訪問時の注意点・豆知識をまとめます。

★おすすめ散策コース(モデルプラン)★
午前9時頃~: まずは早起きして花墟道(フラワーマーケット)へ。朝のフラワーストリートで新鮮な花の香りに包まれながら散策しましょう。旧正月シーズンなら朝でも大混雑しますが、通常時であれば午前中は比較的ゆったり見て回れます。色彩豊かな花々の写真を撮ったり、お土産用にドライフラワーや種子を探してみても楽しいですね。

午前10時半~: 花墟道の東端に着いたら、そのままバードガーデンに入ってみましょう。朝の涼しい時間帯は鳥たちも機嫌よくさえずっています。地元の愛鳥家がお茶を飲みながら鳥談義に花を咲かせる姿を横目に、小鳥たちを観察。ユニークな鳥かごもチェックしてみてください。言葉がわからなくても鳥好き同士、微笑みを交わすだけで通じ合えるかもしれません。

正午頃~: バードガーデンを一巡りしたら、一旦近くのローカル茶餐廳(チャーチャンテーン)やカフェでランチ休憩を取るのも良いでしょう。旺角エリアには庶民的な香港グルメの食堂が点在しており、麺類や点心など手頃な価格でランチが楽しめます。腹ごしらえをしたら、いよいよ金魚街へ出発。

午後1時~2時: この時間帯になると金魚街の各店はほぼ出揃っています。キラキラ輝く水袋の列を眺めつつ、通菜街をゆっくり散策しましょう。店によって扱う魚種が異なるので、気になる店は遠慮なく立ち寄ってOKです。写真を撮りたい時はお店の人にニコッと会釈しながら撮れば大体は快諾してくれます(※先述の通りフラッシュは禁止)。運が良ければ珍しい熱帯魚やエビ、水生生物に出会えるかもしれません。もし気に入った金魚がいて購入した場合、ホテルに水槽が無くても大丈夫。香港の家庭では大きめのボウルや金魚鉢で飼うことも多く、道具も一式揃います。ただし日本へ持ち帰ることは動植物検疫上できませんのでご注意を。

午後3時~4時: 金魚街を満喫した後は、旺角駅方面へ歩いて女人街(レディースマーケット)に立ち寄ってみるのも一案です。通菜街南側の女人街は衣類や雑貨、おみやげ物の露店が延々と続くナイトマーケットで、夕方以降は観光客でごった返します。元気があればこちらも冷やかしつつ歩いてみましょう(スリや偽ブランド品に注意)。あるいは徒歩圏内のスニーカー街(花園街)でブランド靴を物色するのも香港らしい体験です。旺角は他にも家電街やスマホ市場などディープなエリアがありますので、興味に合わせて散策してみてください。

夕方~夜: 周辺を歩き疲れたら、ネイザンロード沿いのカフェで一休みしたり、MTRでホテルへ戻って休息を取るのも良いでしょう。夜になれば再び女人街などのナイトマーケットが盛り上がります。香港金魚街自体は夜9時頃には静かになりますので、昼~夕方に3市場を巡るルートが最も効率的です。短時間で香港のローカルマーケット文化を存分に味わえるはずですよ。

訪問時の注意点・豆知識

現金を用意: これら市場の店舗では基本的に現金(香港ドル)のみが多いです。少額でもすぐ出せるよう用意していきましょう。
混雑時間帯: 花墟道は旧正月前が一年で最も混雑します。朝早く行っても身動きできないほどになるので、防犯と体調管理に注意。金魚街は夕方~夜が人出多めですが、比較的自由に動けます。
香りや音: フラワーマーケットは花の良い香りがありますが、バードガーデンは餌のにおいや鳥の鳴き声が苦手な人もいるかもしれません。マスクや耳栓が欲しいほどではありませんが、一応心積もりを。
写真撮影: 基本的に撮影OKですが、人や店頭商品を無遠慮に撮らないのがマナーです。特に鳥園内では地元の方のプライバシーにも配慮しましょう。
熱中症対策: 旺角エリアは夏場は非常に蒸し暑くなります。市場内は冷房が効いていないので、帽子・日傘や水分補給を忘れずに。適宜カフェ休憩を挟むと楽です。
ペット持ち込み: 自身でペットを連れている場合、金魚街・花墟道は路上なので問題ないですが、バードガーデンは他の鳥を刺激する可能性があるため犬猫同伴は避けた方が無難でしょう。

香港金魚街、花墟道フラワーマーケット、そして園圃街バードガーデン。旺角を代表するこれら専門市場は、日本ではなかなか味わえない香港の生活文化と活気を感じられるエリアです。

Lisa

家族旅行でもカップルでも一人旅でも、それぞれの視点で楽しめるのが魅力で、きっと旅の思い出に残る体験となるでしょう。ぜひ時間を作って訪れてみてくださいね。香港の下町で、金魚と花と小鳥たちが織りなすちょっと不思議で微笑ましい世界に出会えるはずです。

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