
香港・尖沙咀(チムサーチョイ)の繁華街ネイザンロード沿いにそびえる重慶大厦(チョンキンマンション)。旅行者の間では「魔窟」「悪の巣窟」とさえ呼ばれ、「重慶大厦は危険」「ゴキブリが大量に出る」など数々の噂が飛び交う伝説的スポットです。



ぎゃーーーー
筆者も重慶大厦の目の前を通る度に写真を撮り、魔窟に思いを馳せ、ポエムを繰り出してしまっています。



一方でこのビルは世界中のバックパッカー御用達の安宿街として名高く、映画『恋する惑星(Chungking Express)』や沢木耕太郎の紀行小説『深夜特急』の舞台にもなったにゃ。







そんな光と影を持つ重慶大厦は、一体どんな場所なのでしょうか?
この記事では、20代女性バックパッカーの目線で重慶大厦の魅力と実態を徹底解説します。初めて訪れる人が気になる治安(危険なのか?)やゴキブリ問題の真相、重慶大厦内のゲストハウス(安宿)事情とおすすめホテル、さらには両替所のレート情報まで網羅しました。


香港ドラマや映画が好きな方もニヤリとできるネタを交えつつ、読めば重慶大厦のすべてがわかる完全ガイドです。
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重慶大厦とはどんな場所?その成り立ちと有名な理由
重慶大厦(Chungking Mansions)は香港・九龍エリアの一等地、尖沙咀駅すぐ近くに位置する地上17階建てほどの巨大雑居ビルです。





1961年に完成した当初は高級マンションとして建てられましたが、時代とともに住民が入れ替わり、現在では安宿・ゲストハウスが無数に入居する格安宿街となっています。



当初は高級マンション?!
香港随一の繁華街にあるにもかかわらず破格の安宿が集まるため、隣接する美麗都大厦(ミラドールマンション)と並んで世界中のバックパッカーにその名を知られた存在です。



美麗都大厦(Mirador Mansion)と重慶大厦(Chungking Mansions)は別の建物にゃ。ただし場所と用途が似ているため、旅行者の間で混同されやすいので注意にゃ。


ビルはA~Eの5つのブロックに分かれ、それぞれ2基ずつの狭いエレベーターが設置されています(1基は奇数階専用、もう1基は偶数階専用)。
1階・2階には両替商や携帯SIM屋、雑貨店、インド・中東料理の飲食店などがひしめき合い、エレベーターで上階に上がると各階に所狭しとゲストハウスが入居しています。


初めて入ると迷路のようで少し混乱するかもしれませんが、各ブロック入口に掲示された宿一覧を見て目的の宿を探し、対応するブロックのエレベーターで上がればOKです。



重慶大厦が有名な理由の一つは、そのディープな雰囲気と国際色豊かな環境にあります。ビル内にはインド系をはじめ中東・アフリカ系など多国籍な人々が集まり、香港にいながら共通言語は英語という不思議な空間です。
1階に足を踏み入れると辺りにはスパイシーなカレーの香りが漂い、インド人らしき客引きたちが話しかけてきます。



「ここは香港というより小さなインド?」と錯覚するほどで、実際“リトル・インディア”を圧縮してビルに詰め込んだようだとも表現されます。



近くに九龍清真寺(モスク)がある影響からかムスリム系の南アジア人も多く、ハラール対応の料理も充実しています。まさに香港の多民族文化を象徴するカオスな空間であり、その独特さから「古き良き香港の香りを今に伝える建物」とも評されるにゃ。
さらに重慶大厦を有名にしたのが、映画や文学など作品への登場です。冒頭でも触れた通り、日本の有名な旅行記『深夜特急』では主人公の沢木耕太郎が重慶大厦の安宿に滞在する場面があり、そのドラマ版(主演:大沢たかお)でもリアルな雑居ビル宿が登場しました。


またウォン・カーウァイ監督の映画『恋する惑星(原題:重慶森林)』は英題が“Chungking Express”といい、この重慶大厦をタイトルに冠しています。


劇中でもビル内や周辺で撮影されたシーンがあり、ノスタルジックで怪しげな香港の舞台装置として強い印象を残しました。こうした映画・小説の舞台として頻繁に取り上げられてきたことも、重慶大厦が旅好き・映画好きの心をくすぐるスポットとなった要因です。
SnobelとLisaの会話:九龍城砦って何?



重慶大厦は“現代の九龍城砦”なんて呼ばれるらしいけど、九龍城砦ってなに?



九龍城砦(カオルーンウォールドシティ)というのはね、香港に昔あった有名なスラム街のことにゃ。無法地帯の迷宮みたいな高密度居住区で、1990年代に取り壊されたんだにゃ。重慶大厦はそのカオスな雰囲気を彷彿とさせるって言われてるんにゃ。



なるほど…香港の伝説的スラムになぞらえるほど、重慶大厦も雑多でディープな場所ってことね!
実際、重慶大厦は九龍城ほど無法ではありませんが、香港人の間でも「ちょっと怖いけど気になる場所」として知られています。
香港の若者たちからは近年「香港に住むマイノリティを応援しよう」という機運もあり、重慶大厦が密かに注目され人気スポットになりつつあるという話もあります。
表の観光地とは一味違うディープ香港を味わえる場所として、重慶大厦は唯一無二の存在感を放っているのです。




重慶大厦の治安は?危険と言われる理由と現在の安全性
「重慶大厦って危険じゃないの?」と不安に思う方も多いでしょう。



結論から言えば、過剰に怖がる必要はありませんが油断は禁物、というのが現状です。重慶大厦が危険とささやかれるのには、いくつか歴史的な背景や実際の事件が関係しているにゃ。
昔は「悪の巣窟」だった?噂の背景



重慶大厦が一時「香港一治安が悪い場所」とまで言われたのは、1980~90年代頃の評判によるものです。
当時の重慶大厦はドラッグの密売、売春、さらには殺人事件まで何でも起こる無法地帯の巣窟だと噂されていました。



恋する惑星でもブロンド女のブリジット・リンがドラッグ密売絡みで抗争になり銃弾ブッ放しまくっていたにゃ



実際に記録に残る出来事としては、1988年に火災が発生し外国人旅行者が死亡した事故や、90年代末にはインド人旅行者がビル内で殺害される事件も報じられています。
また2000年代初頭には不法滞在者や偽造書類使用者が一斉摘発されるなど、重慶大厦がアングラな人々のアジトになっていた時期もありました。
こうしたニュースが「重慶大厦=犯罪者の避難所」「香港マフィアのたまり場」というイメージを広めてしまったのです。
加えて、香港市民の間でも「重慶大厦には近寄るな」「旅の上級者向け」という認識が長らくありました。



九龍城砦亡き後は「香港で一番危ない場所」と揶揄されることもあり、旅行体験談でも「行くなら自己責任で」「初心者は避けるべき」との声が目立っていたのです。
夜の繁華街に忽然とそびえる薄暗いビルの外観も相まって、重慶大厦は長年にわたり危険で近寄りがたい雰囲気を醸し出していました。
現在はどうなの?強化されたセキュリティ
しかし現在(2020年代)の重慶大厦は、かつての無法地帯から大きく様変わりしています。香港政府や警察の対策によってセキュリティ面が大幅に改善されたのです。



具体的には、2000年代以降ビル内に警備員の常駐所(詰所)が設置され、監視カメラ(CCTV)も増設されました。



重慶大厦内外には24時間監視カメラが300台以上設置されているとも言われ、常に警備スタッフが巡回しています。加えて、2008年末からは悪質な客引き行為の取り締まりも強化され、以前のように乱暴に腕を掴まれるような客引きは激減したにゃ。
入り口付近に立っている客引きたちも、一声二声かけてダメそうならあっさり引き下がる程度で、無視して通り抜ければ問題ありません。



香港警察も重慶大厦を定期的にパトロールしており、違法な麻薬売買や売春ブローカーはかなり減少しています。実際に近年このビルで旅行者が事件に巻き込まれたという話はほとんど聞きません。
現地に長期滞在した旅行者も「夜中に一人でエレベーターに乗っても大丈夫だった」と証言しており、少なくとも命の危険を感じるような場所ではなくなっています。
筆者も以下の通り定期的にパトロールしていますが、不穏な動きは見受けられません。





とはいえ、「まったく安全になった」とまで油断するのは禁物です。多国籍で雑多な人々が出入りする場所柄、スリや置き引きなどの軽犯罪リスクはゼロではないにゃ。
また稀なケースではありますが、旅行者が麻薬の運び屋に勧誘されるといった怪しい話を持ちかけられる危険も否定できません。知らない人に「これを持って出国してくれ」などと頼まれたら絶対に応じないことです。



知らない人も多いですが、これは空港などでも「荷物を見ておいてくれ」などと言われたら絶対断ってくださいね。中身が違法物だったりしたら国際的に違法認定されてしまいますので、見知らぬ人の頼みは絶対に聞かないようにすること。
女性の一人旅でも大丈夫?心得と注意点
女性バックパッカーの方が重慶大厦に宿泊する場合、基本的な用心さえすれば問題なく過ごせます。
実際に22歳女性が一人で4泊滞在した体験では、「魔窟とも呼ばれる重慶大厦だが、気をつければ女性一人でも問題なく過ごせる場所だと思う。ただの古いビルである」との感想が述べられています。
重慶大厦には実際に多くの一般市民も暮らしており、彼ら自身も安全に生活したいでしょうから、最低限の治安維持には努めているはずだ、という指摘には頷けます。



とはいえ、基本一人はやめた方がいいと思うにゃ。何かあってからでは遅いにゃ。
もっとも、夜中に出歩く際の警戒など一般的な注意事項は忘れずに。尖沙咀エリア自体は夜遅くまで人通りがありますが、重慶大厦内のエレベーターホールや廊下は深夜になると人が減り暗くなります。



女性一人で不安な場合は23時頃までに宿に戻る、エレベーターで知らない男性グループと乗り合わせたら一度降りるなど、自衛策を取ると安心です。
幸いエントランス付近にはセキュリティガードが常駐しているので、何か困ったことがあれば頼ることもできます。
客引きへの対処もポイントです。重慶大厦前には常に南アジア系の男性客引きが立っていて、「どこ泊まる?安い部屋あるよ!」などと声をかけてきます。



彼らはしつこく腕を引っ張ったりはしないものの、慣れないと威圧感を覚えるかもしれません。しかし毅然と“No, thank you”と断り、そのまま無視して通り過ぎればOKです。下手に立ち止まると他の客引きにも囲まれるので、「興味なし」の態度を貫きましょう。
万一トラブルに遭遇したり体調を崩した場合でも、尖沙咀地区は人通りが多く警察署も近いので、すぐに助けを求められる環境です。
総じて重慶大厦の治安は昔ほど心配いりませんが、「海外の雑居ビルにいる」という意識を持って最低限の注意と勇気は忘れずに臨みましょう。
重慶大厦に宿泊してみる:ゲストハウス事情とおすすめホテル
重慶大厦の最大の魅力は何と言っても宿泊料金の安さです。香港のホテルは安くても1泊3,000円以上はしますが、重慶大厦内なら1泊1,000円前後という破格の部屋も多数あります。



香港随一の繁華街にそんな安宿が集まる場所は他になく、世界中の貧乏旅行者が「噂のチョンキン」に泊まってみようと集まってくるのも頷けます。
ちなみに筆者は妻に家を追い出された時に、泣く泣くホテルに泊まるにあたり、面白い方がいいかなと思い泊まったことがあります。クソ狭かったですが、安いし「ここでブリジット・リンガ弾丸撃ちまくってたのかぁ・・・」と思いを馳せつつ眠りに落ちました。早朝に家に帰り妻に土下座してことなきを得たのでした。



ガチな体験談わろた
では、重慶大厦のゲストハウス(ホステル)とはどんな感じなのか、具体的に見ていきましょう。
部屋の特徴:狭い・古い・でも割り切ればOK
重慶大厦のゲストハウスは基本的に超ミニマムサイズです。香港自体どこも部屋が狭いですが、ここは特にひどく、ベッドを置いたら足の踏み場がないような個室もしばしば。


一例を挙げると、6階のあるシングルルームは「洗濯物を干しただけでいっぱいになる悲しい狭さ」だったそうです。多くの部屋は窓無しで、カプセルホテルほどではないにせよ圧迫感があります。



THIS IS HONGKONG
バスルームは各部屋にユニットバス形式で付いている場合が多いですが、シャワーを浴びればトイレまで水浸しになる東南アジアスタイルの一体型です。



お湯が出ない宿や深夜は断水してしまう宿も昔はありましたが、最近は「温水シャワーあり」「24時間給水OK」の宿も増えてきました。
ただし水圧は弱めでチョロチョロだったり、排水溝が詰まり気味で排水が遅かったりと、日本のビジネスホテル並みの快適さは期待しないほうがいいでしょう。



それは多くを求めすぎにゃ
設備面では、エアコンはほぼ全室完備ですが古い機種で効きが悪いことも。テレビや小型冷蔵庫、簡易金庫が備え付けられている宿もあります。Wi-Fiは各宿で用意されていますが、回線速度や安定性は宿によってまちまちです。



壁もドアも薄いため隣室や廊下の音は筒抜けで、夜中に誰かが電話している声や足音が聞こえてきて落ち着かないかもしれません。耳栓があると安心です。
内装・清潔さも玉石混交です。リノベーション済みで小綺麗な部屋もあれば、壁紙が剥がれ薄汚れた部屋も…。ネット予約サイトの写真は往々にして実物以上に綺麗に見えるものなので、「写真と違う!」と驚かないよう心構えしておきましょう。ただ中には「シーツ類に洗濯の形跡がない」なんて劣悪なケースも報告されています。潔癖症の人にはかなり厳しい環境と言えます。
ホテルの選び方:予約?現地突撃?客引き利用も一長一短
重慶大厦で宿泊先を確保する方法は大きく3通りあります。
- 事前予約 – Booking.comやAgodaなどの予約サイトで、滞在予定のホテル/ホステルを予約してから行く方法です。初めての場合や女性一人旅なら、この方法が無難です。人気の宿は満室になることもあるため、日時が決まっているなら事前に押さえて安心を買うのがおすすめです。
- 現地で自力で探す – あえて予約せず現地に行き、重慶大厦内の掲示板を見たり数軒まわって部屋を直接見せてもらって決める方法です。玄関ロビーには各フロアの宿一覧プレートがあるので、それを頼りにエレベーターで上がって「空いてますか?」と交渉します。空室があれば内見も可能です。英語でのやり取りになりますが、値段交渉で割引してもらえることもあります(実際に2泊500HK$の提示を450HK$に値切った例もあります)。ただし初めてだと複雑な構造に迷いやすく、重い荷物を持ってあちこち当たるのは体力も使います。旅行上級者向けの手段といえるでしょう。
- 客引きに案内してもらう – 建物入口付近にいる南アジア系の客引きに声をかけられたら、逆に「安い部屋ある?」と乗ってみる方法です。彼らは重慶大厦内のいくつかのゲストハウスと提携しており、空きのある宿まで連れて行ってくれます。深夜到着などですぐ寝床が欲しい時は手っ取り早いですが、提示価格が相場より高めだったり質の低い宿に当たるリスクもあります。気に入らなければ他を当たる勇気も必要です。「数軒見てから決めたい」と伝えれば複数案内してくれることもありますが、断る際に多少気まずさを伴う点は覚悟しましょう。
初心者にはやはり事前予約がおすすめです。実際に予約サイトを見ると、重慶大厦内には数十軒以上の宿が登録されています。
名称は「◯◯ゲストハウス」「◯◯ホテル」「◯◯ホステル」など様々ですが、同じ運営者が複数の名前で登録している場合もあり少々ややこしいです。
レビュー評価や口コミ件数を目安に、比較的評価の高い宿を選ぶとハズレを引きにくいでしょう。目安として口コミ評価が7点以上/10点ならまずまず合格ラインです。以下に、重慶大厦内で評判の良い宿をいくつか紹介します。
重慶大厦内のおすすめ宿リスト
宿名(ゲストハウス名) | 特徴・評判 (簡単な説明) | 1泊料金の目安* |
---|---|---|
Day and Night Hotel (デイ&ナイトホテル)【D座 10階】 | 重慶大厦内でも比較的高評価の安宿グループ。清潔な部屋とハキハキした対応が評判。女性スタッフ(インド系のお母さん)が親切で、ドライヤー無料貸出などサービス面も◎。*Booking.com等では系列の複数宿をまとめてこの名称で掲載。 | シングル約$25~$30(HK$200前後) |
Golden Ocean Guest House (ゴールデンオーシャン)【C座 8階】 | Trip.comで7.9/10と高得点(80件以上の口コミ)を獲得する人気宿。場所はやや分かりにくいが、そのぶん静かで清潔との評価。部屋は極狭ながらホットシャワー・エアコン完備で「値段と立地を考えれば十分」との声。 | シングル約$20~(HK$160前後) |
Delta Hotel (デルタホテル)【A座 16階】 | 欧米人旅行者にも定評のある安宿。インド系オーナーとフィリピン人スタッフの対応がフレンドリーで安心感あり。部屋は狭いが改装され清潔、水回りもトラブルなしとの報告多数。香港在住の親戚にも太鼓判を押された例も。ロケーション抜群で女性の一人旅でも快適に滞在できたとの体験談あり。 | シングル約$30(HK$240前後) |
New Tokyo Hostel (ニュートーキョーホステル)【D座 16階】 | 日本人利用者も多いゲストハウス。実際に日本語堪能なスタッフがいるとの情報もあり、困った時に言葉が通じる安心感がある。内装は簡素だが清掃が行き届き清潔との口コミが多い。名前は「東京」だが特に和風ではないのでご安心を。 | シングル約$25~(HK$200前後) |
Canada Hotel / Hostel (カナダホテル)【A座 15階 他】 | 有名な「◯◯国」シリーズの一つ。実際にはカナダと関係なくインド系経営だが、複数の部屋をまとめて運営しており部屋数が多い。尖沙咀駅からすぐのA座にあり移動が楽。部屋は狭いもののWi-Fiや金庫、テレビもあり必要十分との評価。受付が24時間対応で深夜チェックインもOK。 | シングル約$20~$30(HK$160~240) |
(*料金目安は平日オフシーズンのネット予約参考価格です。香港ドル1$=約17円換算。季節・予約サイトにより変動します)



上記の他にも「Mirador Mansions(美麗都大厦)」側になりますが新上海賓館やKamal Deluxe Hotelなど、重慶大厦系列の安宿は数多く存在します。
基本的に似たり寄ったりの部屋が多いので、「安さ最優先」「多少高くても清潔さ重視」など自分の基準に合わせて選ぶとよいでしょう。
宿泊時のアドバイス
24時間フロントを標榜していても深夜はスタッフ不在の場合もあるので、遅い到着予定なら事前に伝えておくと安心です。チェックイン時にデポジット(保証金)を要求されることがあります(鍵保証としてHK$100程度)。これはチェックアウト時に鍵返却と引き換えで返金されます。
各ブロック2基しかない上に各階に止まるため、特に夕方やチェックアウト時間帯は1階で長蛇の列になることも。暑い中荷物を持って待つのは一苦労です。もし低層階の宿なら階段を使うのも手です(防火扉で一部通り抜けできないこともありますが)。高層階の場合、時間に余裕を持って行動しましょう。
部屋のドアは昔ながらの鍵式が多いですが、チェーンロックが付いている部屋もあります。念のため貴重品は小型南京錠でロックしてから外出するとより安心です。また非常時に備え、非常階段の場所をチェックしておきましょう。古い建物ゆえ火災時は煙が充満しやすい構造です。部屋に窓があっても逃げられる高さではないので、避難経路の確認は怠らないでください。
総じて、重慶大厦の宿は「値段なり」ですが、割り切ってしまえば「住めば都」です。実際に数日滞在してみると最初の不安も薄れ、「こんなものか」と落ち着いて過ごせるようになるでしょう。安さと立地メリットを享受しつつ、狭さ・古さも旅のネタと楽しむくらいの心構えで挑んでみてください。
写真と違うんですけど!?



ネット予約サイトの写真だと綺麗に見えるけど…実物は古かったりするのかな?



うふふ、写真マジックには要注意にゃ。【豪華そうな写真の部屋=あなたが泊まる部屋】とは限らないんだにゃ。実際はリノベ前の古い部屋に通されることも多いにゃ。



そ、そんな…詐欺じゃないの?



安宿あるあるだにゃ。文句を言っても始まらないから、最初から期待しすぎないことにゃ。清潔さとセキュリティに問題なければ合格としようにゃ。



写真と違っても動じないメンタルが必要ってことね…了解!
重慶大厦はゴキブリだらけ?虫問題と対策



さて、重慶大厦の話題でしばしば上がるのが「ゴキブリ出る?」という切実な疑問。正直に言いましょう…出ます。
香港は温暖な気候で虫が発生しやすく、特に重慶大厦のような古い雑居ビルではゴキブリ(日本語で言うところのG)と遭遇する可能性が高いです。
1階・2階の飲食店フロアではもう日常茶飯事レベルで大型のGたちが闊歩しています。食べ物の匂いに引き寄せられ、排水溝や隙間からひょっこり顔を出すのです。「ネズミ(N)も準レギュラー」なんて証言もあるほどで、苦手な人にはなかなか刺激的な環境でしょう。



ゲストハウスのある上層階にもゴキブリはゼロではありません。特に低層階の部屋だと、小ぶりなGやその仲間(南京虫=ベッドバグなど)を「見かけてしまった気がする…」という旅行者の声も実際あります。
深夜、部屋の電気をつけたら隅をカサカサ走られた…なんてことも。清掃が行き届いていない宿ほどそのリスクは上がります。
少しでも虫遭遇率を減らすコツ
完全に防ぐのは難しいものの、以下のようなちょっとした工夫で虫との遭遇率を下げることは可能です。
- 高層階の宿を選ぶ: 可能であれば20階近くなど高めの階の宿にしましょう。ゴキブリやネズミは主に低層~中層で繁殖しており、「生活圏から離れるほど数が減る」という声があります。実際「高層階の部屋に移ったら明らかに発生率が減った」という体験談もありました。
- 部屋で飲食しない・食べ物を放置しない: 甘い匂いや食べかすは彼らをおびき寄せます。テイクアウトして部屋で食事をする場合、残飯はすぐ密閉して捨てるようにしましょう。ゴミ箱がなければ袋に入れて縛り、翌朝早めに廊下の清掃用ゴミ箱に捨てると良いです。
- 就寝時に明かりを消す: ゴキブリは暗いと活発になりますが、明るいと出にくいという習性もあります。ただし一晩中電気をつけて寝るのも難しいので、逆に懐中電灯で不意に照らして撃退するという人も。就寝前に部屋を一通り見回して潜んでいないかチェックするだけでもだいぶ安心です。
- 荷物管理と虫除けスプレー: スーツケースやバックパックは極力床に直置きしないようにし(Gは床や壁伝いに侵入します)、ファスナーは閉めておきましょう。虫除けスプレーを持参できればベッド周りやドアの隙間に吹いておくのも効果的です。日本のドラッグストアで売っているゴキブリ用忌避スプレー(ハーブ系の香りのものなど)は、小型サイズなら旅のお供におすすめです。
もっとも、「どんなに気を付けても出るときは出る」のがゴキ事情…。
もし部屋で遭遇してしまったら、フロントに言えば殺虫剤を貸してくれるか、運が良ければ部屋交換に応じてくれるケースもあります。ティッシュで掴めない人は、靴で叩くかスプレーで応戦しましょう(スリッパが備え付けられているのでそれを武器にするのもアリです)。



香港のGは日本のより動きが俊敏なので、深追いは禁物。見失ったら無理に探さず、荷物を閉じて寝てしまう図太さも時には必要にゃ。
SnobelとLisaの会話:ゴキブリなんて大嫌い!



ひぃ…やっぱりゴキブリ出るのね…。想像しただけで無理かも…



確かに“G”は嫌われ者だけど、重慶大厦では日常の一部と思うしかないにゃ。彼らも生きるのに必死だから、見かけても大騒ぎしないことにゃ。



スノーベルは平気なの?猫だけど…



ふふ、猫はゴキブリハンターとも言われるからにゃ。ボクなら捕まえて退治…といきたいところだけど、君はそうもいかないよにゃ。高層階を選ぶとか食べ物を放置しないとか、小さな対策でかなり違うから実践してみてにゃ。



了解…。なんとか戦わずに済むように頑張るわ。
ちなみに筆者も虫は苦手ですが、重慶大厦では「ここはインド、ここはインド…」と心で唱えながら歩いていました。
つまり「日本の衛生基準を当てはめちゃダメ」と自分に言い聞かせるわけです。それくらい図太く構えたほうが、精神的に楽ですよ。
重慶大厦での両替:レート最強だけど注意点あり
香港旅行者の間で「香港ドルへの両替は重慶大厦が定番!」と言われるほど、このビルは優良両替所の激戦区としても知られています。



1階エントランスから中に入ると、左右に数軒ずつ小さな両替商が並んでいてレート看板が目に飛び込んできます。さらに2階にも両替所があるなど、ビル全体で10軒以上は両替商が存在します。
重慶大厦の両替が人気な理由はズバリ、レートの良さです。銀行や空港よりも遥かにお得な交換レートを提示していることが多く、手数料も基本無料です。実際「香港ドルへの両替は香港到着後に街中で」と言われますが、中でも重慶大厦の両替所は特にレートが良いことで有名なのです。


どの両替所を選ぶ? – 奥に行くほど高レート!



重慶大厦両替の鉄則は、「入口付近の店は避ける」ことです。便利な場所にあるほどレートが悪くなるのが世の常で、重慶大厦でも正面玄関すぐの両替所はレートが低めに設定されています。
例えばある日の比較では、入口近くの店が「1HK$=0.067円(※円→香港ドル換算でなく香港ドル→円の表示)」だったのに対し、ビル奥の店では「1HK$=0.0725円」といった具合で、かなり差があったとの報告もあります。
これは1万円両替するとご飯1食分くらいの差になる計算です。



そのため、重慶大厦で両替する際は少し奥まで進んで複数店のレートを見比べるのがおすすめです。1階奥や2階にも隠れた優良店があるので、余裕があれば2~3軒チェックしようにゃ。
レート表示板では”We Buy”(私たちが買う)の欄を見ると、店が買い取ってくれる香港ドルの金額が書かれています(この数字が大きいほど円を高く買ってくれる=良いレート)。
特に評判の良い両替所としては、以下のような店があります。
- City Foreign Exchange Limited(1階正面口から約20m)…黄色看板が目印。入口から近い割にレートが良く、日本人旅行者も安心して利用できる人気店。営業時間10:00-19:30と長めなので使い勝手◎。
- Kin Shing Money Exchange(1階奥、正面口から約20m)…緑色看板で中国語名「堅成找換有限公司」。ネットでもよく紹介され日本人利用者に評判の良店。平日は朝9時から営業だが土曜午後・日曜は休みなので注意。
- Pacific Exchange Co. Ltd.(1階さらに奥、正面口から約40m)…青い看板が目印。奥まった場所にあるためか最良レートを提示している穴場。2024年調査では3店中ここが一番高レートでした。営業時間10:00-17:30、土日休みと短めなので行ける人だけ挑戦を。
上記のように店ごとに営業時間が異なり、夕方~夜に閉まってしまう店も多いです。例えばKin Shingは土曜午後以降閉まりますし、Pacificは平日夕方5時半までしか開いていません。
夜遅く到着して重慶大厦に着く頃にはどこも閉店…なんてこともあるので、初日に空港や他所で最低限両替してから向かうのが無難です。深夜便で着く場合は、空港で1万円分くらいだけ両替 or ATMで引き出しして、翌日改めて重慶大厦で本格的に両替すると良いでしょう。
両替時の注意点
重慶大厦の両替所は基本的に安全かつ良心的ですが、念のため以下の点に気を付けてください。
- レート表記をしっかり確認: 為替レートは常に変動します。「昨日良かった店が今日は他より悪い」なんてこともあるので、その場の数字で判断しましょう。各店のレート掲示板に手数料無料(No Commission)かどうかも表示されています。重慶大厦の店はほぼ手数料無料ですが、一応チェックを。
- 両替額と受け取る金額をその場で計算: 店員さんに日本円を渡す前に、自分で「○円だから○HK$のはずだな」と計算しておきます。計算機を叩いて見せてくれることもありますが、鵜呑みにせず自分でも検算しましょう。最近はスマホの通貨換算アプリなどを使うと便利です。
- 受け取ったらその場で枚数確認: 香港ドル紙幣を受け取ったら、必ず目の前で枚数と金額を確認します。ごく稀に計算ミスや渡し間違いもゼロではありません。カウンター上で1枚1枚数え、「OK」とうなずいてから立ち去りましょう。ちゃんと確認すれば不足があってもその場で対処してくれます。
- スリ・置き引き注意: 両替所周辺は観光客でごった返し死角も多いです。大金を受け取ったらすぐ財布にしまうこと。ぼんやりレシートを整理していたりすると、スリにとって絶好の狙い目です。リュックは前に抱え、財布はチャック付きバッグに入れるなど、基本的な注意を怠らないでください。
重慶大厦の両替所は「高レート・手数料無料・対応も丁寧」と三拍子揃った優秀店ぞろいなので、上手に活用すれば旅の両替コストを大きく削減できます。
多くの旅行者がここで日本円を香港ドルに換えてから旅を始めているので、ぜひあなたもスタートダッシュに利用してみてください。
〜コラム〜両替はここがすごい!



重慶大厦って両替レート最強らしいけど、何でそんなに良いの?



それはね…店同士の競争が激しいからにゃ。狭いビルにたくさん両替屋があるから、お客を呼ぶために自然とレートが良くなるんだにゃ。



なるほど、価格競争でお得になってるのね。じゃあ安心してここで替えようかな。



うん、基本的に問題ないにゃ。ただ入口近くの店は観光客相手にちょっとレート低めだからスルー推奨にゃ。奥の店で比較して、一番良いところで替えるといいにゃ。



OK!お金を受け取ったらその場で確認して…っと。よし、頑張って英語でやってみる!
重慶大厦と映画・文学作品の関係:知っておくと旅がもっと楽しい
最後に、重慶大厦にまつわるトリビアを少し。冒頭でも触れた通り、このビルは数々の映画や小説に登場します。旅の予習として知っておくと、実際に訪れたとき感慨もひとしおですよ。
『恋する惑星(Chungking Express)』と重慶大厦
ウォン・カーウァイ監督の1994年公開映画『恋する惑星』は、日本でも根強いファンを持つ香港映画の名作です。





原題は直訳すると「重慶森林」。タイトルに重慶(Chungking)とあるのは、まさに重慶大厦のことです。劇中、金髪の女(ブリジット・リン演じる謎の女性)がドラッグ取引に使うのが重慶大厦の雑居スペースで、ネオン瞬く怪しい廊下や狭い部屋が印象的に描かれています。
実際に撮影もビル内や周辺で行われ、主人公の警官とすれ違う雑踏としてエントランス付近も映ります。



映画ファンにとっては、重慶大厦は「あの映画の空気」を感じられる聖地と言えるでしょう。特に1階に広がるカレーやスパイスの匂い、人いきれと喧騒は、映画の冒頭シーンそのものにゃ。
作中では恋人にフラれた警官が「賞味期限の切れたパイン缶」を買いに走る場面がありますが、あの舞台がこの辺りだったのか…と想像しながら歩くとワクワクします。
『深夜特急』と重慶大厦



日本の紀行小説『深夜特急』シリーズ(沢木耕太郎著)はアジア放浪旅行記の金字塔であり、多くのバックパッカー志望者を生み出しました。
その1作目ロンドン・香港編で描かれる香港の安宿こそが、重慶大厦のゲストハウスです。著者はわずか数ドルの宿代で手に入れた狭い一室で、雑踏の音に耳を澄ませながら香港最後の夜を過ごします。そのディテール豊かな描写から、当時(1970年代後半)の重慶大厦の混沌ぶりが伝わってきます。



映像化もされ、2002年には大沢たかお主演でテレビドラマ版『深夜特急』が制作されました。この中でも重慶大厦での宿泊シーンがあり、なんと実際に重慶大厦内のゲストハウスでロケが行われているにゃ(4階の某ゲストハウスが使われたとか)。
ドラマでは主人公がインド人宿主と値段交渉し、扇風機だけが回る薄暗い部屋に通される様子がリアルに描かれました。この撮影に使われたゲストハウスの部屋は現在も存在しており、ファンの間では「ここが深夜特急の部屋か…!」と巡礼スポットの一つになっています。
書籍『チョンキンマンションのボスは知っている』 – 重慶大厦の異色な一面
最後にもう一つ、重慶大厦のディープすぎる実態を知りたい方におすすめの本を紹介します。



小川さやか著『チョンキンマンションのボスは知っている アングラ経済の人類学』(2019年刊)は、筆者が重慶大厦に長期滞在して行ったフィールドワークをまとめたノンフィクションです。
重慶大厦には安宿だけでなく、アフリカや南アジアから来た商人たちが集う貿易ハブとしての一面があります。例えばタンザニア人の商人たちはここを拠点に中古家電や携帯電話を仕入れ、自国へ輸出するビジネスをしています。



著者はそうした商人コミュニティに飛び込み、彼らのネットワークや商習慣を観察したにゃ。
タイトルにある“ボス”とは、重慶大厦で一目置かれる存在のタンザニア人リーダーのこと。そのボスを中心に繰り広げられる人間模様から、グローバル化時代の裏経済(アングラ経済)が浮かび上がる…という内容です。



旅行ガイドブックには載らない重慶大厦の裏側を知ることができ、香港・アジア好きにはたまらない一冊でしょう。旅の前後に読めば、このビルへの見方が変わるかもしれません。
〜コラム〜ディープな本の話



『チョンキンマンションのボスは知っている』って本、タイトルからして面白そう。何が書いてあるの?



それは、小川さやかさんという研究者が重慶大厦に滞在して書いた本でね、アフリカ人や南アジア人の商人たちがどうやってビジネスしてるかを描いたんだにゃ。重慶大厦が世界の安宿ってだけじゃなくて、発展途上国の商人が集まる貿易センターでもあるって分かる本にゃ。



へえ!宿泊者だけじゃなく商売人の拠点でもあるんだ…そりゃ色んな人がいるわけね。



そう、このビルには世界中の夢と野心が詰まってるんだにゃ。それを知ると、また違った角度で重慶大厦を楽しめるにゃ。
おわりに:重慶大厦は怖い?いや、面白い!
重慶大厦(チョンキンマンション)は、その悪名高い噂から「怖い場所」というイメージが先行しがちです。



しかし実際に中へ飛び込んでみれば、確かにカオスで混沌としているけれど、それ以上にエネルギッシュで魅力的な空間であることに気付くでしょう。
インドカレーのスパイシーな香り、英語やヒンディー語が入り混じる喧騒、ネオン瞬く狭い廊下…ここでしか味わえない香港のディープサイドが広がっています。
もちろん日本の快適なホテルと比べれば、狭い部屋やゴキブリとの遭遇、エレベーター待ちなど試練もあります。しかし「安く泊まりたい」「旅のネタが欲しい」という冒険心があるなら、重慶大厦は挑戦する価値大です。実際に4泊してみて「住めば都」と感じた旅行者もいますし、女性一人でも問題なく過ごせた例も多々あります。



重慶大厦はただの古い雑居ビルです。そこで生活する人々にとっては日常の場でもあります。構えすぎず、しかし最低限の注意は払いながら、異文化の坩堝に飛び込んでみてください。きっと、香港旅行の中でもひときわ強烈でユニークな思い出になるはずにゃ。
最後に、もし宿泊はハードルが高いと感じる方もぜひ重慶大厦を覗きに行ってみましょう。1階の両替所でお得に両替するだけでもOKですし、有名なインドカレー店で食事を楽しむのもおすすめです(ビル内のカレーショップはどこも評判が良く、香港人にも人気です)。



深夜特急や恋する惑星の舞台に自分が立っていると思えば感慨深いものですよ。怖い怖いと言われる重慶大厦ですが、その実態は「勇気」という合言葉さえあればウェルカムな面白スポットです。
ぜひあなたも香港に行く機会があれば、重慶大厦のディープな魅力を体感してみてください。
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