香港バー完全ガイド2025|夜景ルーフトップバーからパブまで徹底解説!日本人バーテンダーのお店も

香港バー完全ガイド2025|夜景ルーフトップバーからパブまで徹底解説!日本人バーテンダーのお店も
Lisa

香港の夜は、日が沈んだ瞬間からまるで別世界。高層ビル群のネオンが輝き出し、「100万ドルの夜景」とも称されるビクトリア・ハーバーの絶景が目の前に広がります。

そんなドラマチックな夜景を眺めながらお酒を楽しめるのが香港のバーの醍醐味です。旅行で香港を訪れるなら、ぜひ夜のバー巡りを計画に入れてみませんか?世界トップクラスのルーフトップバーから庶民的なパブまで、香港にはあらゆるスタイルのバーが揃っており、大人の夜遊びを存分に満喫できます。

Assortment of eight homemade cocktails placed horizontally on a counter in a bar with a blurred background
スノーベル

香港には世界一高い場所にあるバーから、路地裏の隠れ家バーまで何でも揃っているにゃ。夜景を眺めるロマンチックなルーフトップバーも、カジュアルに楽しめるパブも、きっと見つかるはずだにゃ。

Lisa

わあ、まさに大人の楽園ね!でも初めてだとどこに行けばいいか迷っちゃいそう…。

スノーベル

大丈夫にゃ。これから香港のバーシーンを余すところなく紹介するから、最後までついてくるにゃ。

この記事では、観光客に人気の夜景バーやホテルの高級ラウンジ、日本人にも安心なバー、さらに地元で賑わう飲み屋街まで、香港のバーを網羅的に解説します。

スチュアート

夜景が見えるBarや屋上のルーフトップバー、そして海外ランキング常連の有名バーからカジュアルなパブまで、知っておきたいスポットをご案内。

初めての方でも安心してバー巡りができるよう、ドレスコードや予算、現地ルールなどのポイントもまとめました。

夜景重視のカップル旅行から友人同士の飲み歩きまで、この記事一つで香港のバー事情は完璧です。それでは、香港ナイトライフの扉を開けてみましょう!

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目次

夜景を満喫!香港ルーフトップバーのおすすめ

香港といえばなんといっても夜景。その煌びやかな景色を特等席で楽しめるのがルーフトップバー(屋上バー)です。高層ビルの屋上や高階層に位置するバーからは、眼下にビクトリア・ハーバーや摩天楼のパノラマが広がり、まさに息をのむ美しさ。

香港の屋上バーはカップルでのロマンチックな夜や、女子旅での「インスタ映え」スポットとして大人気。ここでは香港を代表する夜景バーを厳選してご紹介します。

OZONE(オゾン) – リッツ・カールトン香港の天空バー

香港随一、いや世界随一の高さを誇るルーフトップバーが「OZONE(オゾン)」です。超高層ホテル「ザ・リッツ・カールトン香港」の118階、地上約480mに位置し、「世界で最も高い場所にあるバー」として有名。

スノーベル

九龍半島側(西九龍)のランドマークであるICCビル最上階から、対岸の香港島までも見渡せる圧巻のパノラマ夜景が楽しめるにゃ。

内装はSF映画のように近未来的でクールな雰囲気。屋内席のほか屋外テラスもあり、まさに「天空のバー」という表現がぴったりです。海外セレブも訪れる高級感たっぷりの非日常空間で、グラスを傾ければ旅の思い出に残る特別なひとときとなるでしょう。カクテルは一杯140〜200HKD程度と高めですが、それだけの価値がある絶景バーです。

豆知識:オゾンは予約なしでも入れますが、週末は非常に混雑するため事前予約がおすすめ。また、ドレスコードはスマートカジュアル指定で、男性のタンクトップやビーチサンダルはNGなので注意しましょう。118階へはホテルの専用エレベーターで一気に上がります。

Eyebar(アイバー) – 尖沙咀で港を望む穴場バー

「アイバー」は、九龍側の尖沙咀(チムサーチョイ)に位置する夜景バーです。ショッピングモールiSquareの30階にあり、目の前に広がるビクトリア・ハーバーと香港島の摩天楼を一望できます。

Hong Kong, China - January 1, 2016: people drink and enjoy the skyline of Victoria Harbor at sunset from the rooftop of Eye Bar, inside iSquare shopping center on Nathan Road in Tsim Sha Tsui, Kowloon

その名の通り「眼下」に広がる景色はまさに絶景で、地元の若者や観光客にも人気のスポットです。

Lisa

店内にはスタイリッシュな屋内席と開放感あふれるテラス席があり、比較的カジュアルな雰囲気なので気軽に入れるのも魅力。

カクテルの種類も豊富ですが、眺望重視で訪れるならディナー後の二次会として利用するのがおすすめ。夜景を楽しみながら軽く一杯…という使い方にぴったりのバーです。

その他の注目ルーフトップバー

スチュアート

上記のほかにも、香港には夜景自慢のルーフトップバーが多数あります。いくつか代表的なバーを挙げてみましょう。

  • Sugar(シュガー):香港島東部・太古エリアのEASTホテル最上階32階にあるルーフトップバー。都会の喧騒から離れた穴場的存在で、ヴィクトリア湾を東側から眺める景色は格別です。ソファ席でゆったりくつろげ、インスタ映えも◎。
  • Wooloomooloo Steakhouse (Wan Chai):湾仔(ワンチャイ)にある31階建てビル屋上のステーキハウス併設バー。高層ビルに囲まれた湾仔の街並み越しに香港島の夜景を望め、オープンエアのテラスで開放感も抜群です。美味しいステーキと夜景の両方を楽しめるとあって人気。
  • Popinjays(ポピンジェイズ):中環寄りの高級ホテル「ザ・マレー」頂上にあるルーフトップバー。広々とした屋上テラスは上品でエレガントな雰囲気で、中環の夜景を一望できます。ドレスアップして訪れたい大人のバーです。
  • Vibes(ヴァイブス):尖沙咀のミラホテル5階にある屋外バー。高層階ではありませんが、リゾート感あふれるガーデン空間が魅力で、水辺のソファ席や緑に囲まれたプライベートな雰囲気がカップルに大人気。週末はDJも入り賑やかになります。

こうした多彩なルーフトップバーを巡れば、香港の夜景を様々な角度から楽しめるでしょう。以下に主な夜景バーの特徴を比較表にまとめました。

スクロールできます
バー名(エリア)特徴・雰囲気最寄駅・アクセス
OZONE(西九龍)世界最高所にあるバー。118階・地上480mから九龍~香港島の圧巻夜景。近未来的内装で非日常感◎九龍駅直結(リッツ香港内)
SEVVA(中環)中環中心部25階の屋上テラス。両側にハーバーと高層ビル夜景、都会的で洗練された空間。ドレスコード厳しめ中環駅徒歩3分
Eyebar(尖沙咀)iSquare30階。香港島の摩天楼と港を望むパノラマ夜景。カジュアルで若者にも人気尖沙咀駅徒歩1分
Sugar(太古)EASTホテル32階。東側から湾岸夜景を眺望、穴場的存在で静かな雰囲気。ソファ席で寛げる太古駅直結
Wooloomooloo(湾仔)Hennessyビル31階。ステーキ店併設でディナー利用可。湾仔の夜景と開放的テラスが魅力湾仔駅徒歩5分
Popinjays(中環)マレーホテル屋上。広い屋上テラスから中環の高層ビル群を一望。ドレスアップして訪れたい高級バー金鐘駅・中環駅徒歩圏内
Vibes(尖沙咀)ミラホテル中庭5階。緑に囲まれたリゾート風ガーデンバー、静かでロマンチックな雰囲気尖沙咀駅徒歩5分

夜景を最大限楽しむコツは、ずばり日没前後の予約です。できれば夕方19~20時頃に合わせて入店すれば、サンセットから夜景への移り変わりをゆっくり堪能できます。

ぜひ次の香港旅行では、煌めく夜景と心地よい夜風に包まれる特別なルーフトップバー体験をしてみてください。

世界が認める香港のカクテルバー最前線

Lisa

香港は実はバー文化の世界的激戦区でもあります。国際的なバーアワードで毎年上位に食い込む名店が揃い、アジアを代表するカクテル都市として知られています。例えば、「アジアのベストバー50」では近年香港のバーがトップ常連です。

2024年版では日本全体で5店舗のランクインに対し、小さな香港からは9店舗も選ばれ、しかも1位に輝いたのは香港のバーでした。これはまさに香港バーシーンのレベルの高さを物語っていますね。

そんな香港のバーで腕を振るうバーテンダーたちは、世界的にも評価の高い「飲みのプロ」。ここでは、カクテル好きならぜひ訪れたい有名バーをいくつかご紹介しましょう。

Bar Leone(バー・レオーネ)

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2023年オープンと新しいながら、早くも快挙を成し遂げた注目バーにゃ。

2024年の「アジアのベストバー50」で見事第1位に輝き、香港のバーが4年連続でアジアNo.1を獲得する快挙の立役者となりました。

場所は上環(シェングワン)エリア。イタリア出身のオーナーが手掛けることもあり、内装はイタリアンバールのようなお洒落で居心地良い雰囲気。オリジナルカクテルの評価が非常に高く、オープンから瞬く間に行列ができる人気店となっています。

◎「人々のためのカクテル」哲学
・2023年夏にオープンし、2024・2025年と連続でアジアNo.1バーに輝いた新星。
・ロレンツォ・アンティノリ氏(元Argoの名バーテンダー)が独立して開いた初の店舗で、イタリアの大衆的バー文化を香港に持ち込んだコンセプトが特徴。
・掲げる理念は「Cocktail Popolari」(カクテル・ポポラリ=庶民のためのカクテル)で、誰もが気取らず楽しめる一杯を提供することに徹している。

◎シンプル×スピーディーな提供
・ドリンクプログラムは「スピードと一貫性、そしてシンプルさ」を重視しており、特別な高級素材ではなくどのバーにもある定番スピリッツと材料で勝負する。
・例えば看板の「レオーネ・マティーニ」は予め瓶内で完成させておき、注文後すぐに氷冷グラスへ注ぐだけで提供。
・オリーブの燻製やツイストを添える洗練はありつつも、手早く美味しいカクテルを出す工夫が随所に凝らされている。

◎ クラシックへの遊び心
・メニューはイタリアの古典カクテルが中心ですが、「キングコング・ネグローニ」のようにバナナリキュールとトーストしたココナッツチップを加える等、ユーモアあるツイストも効かせている。
・一部カクテルは缶詰にして持ち帰りできる形でも販売され、バーの外でも“カクテル・ポポラリ”を楽しめるユニークな試み。

◎ 店内の雰囲気
・壁に飾られたサッカーチームのユニフォーム、70~80年代イタリア歌謡とパヴァロッティが流れる、カウンターに揺れる無数の教会風キャンドル――どこかローマの街角にある大衆バーを思わせるノスタルジックな空気感。
・同時に高級ホテルのバーで培ったサービスクオリティで居心地は抜群。焼きたてのフォカッチャサンドなど手作りバースナックも提供され、暖かなもてなしに包まれる。

◎ 絶品バースナック
・スモークオリーブとモルタデッラハムのサンドイッチは「世界最高のバーおつまみ」と称される看板メニューで、カクテルとの相性も抜群と評判。
・軽食ながら手を抜かず、イタリア直送の材料と自家製パンで作られる一品は、バー目的でなくとも味わう価値あり。こうしたフードの充実ぶりもローカル客に長居される理由の一つ。

◎ 快挙と人気
・2024年、開店からわずか半年でアジア50ベストバー初登場1位を獲得し業界を驚かせました。
・翌2025年も首位を維持し、香港のみならずアジアを代表するバーとして不動の地位を確立。
・週末は行列必至の盛況ぶりで、香港のバー文化に新風を吹き込んだ存在として地元メディアでも連日取り上げられている。

◎ 映えポイント
・オレンジ色のレザーバンケットシートやマホガニーのバーカウンターなど、店内の随所にアンティーク調の意匠が凝らされフォトジェニック。
・ヴィンテージの額縁に収められたサッカージャージーや、所狭しと貼られたイタリアのポスターはレトロ可愛い雰囲気で、写真好きにはたまらない。
・また、缶入りで提供されるユニークなカクテルや、燻製オリーブを添えたマティーニのビジュアルもSNS映えすると評判。

COA(コア)

香港を代表するカクテルバーの一つで、メキシコ産アガベスピリッツ(テキーラやメスカル)に特化した独自のコンセプトが光ります。

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オーナーのジェイ・カーン氏はアガベの第一人者であり、バー名「Coa」はアガベ収穫用の道具に由来しています。

COAは「アジアのベストバー50」で2021年から2023年まで3年連続第1位を獲得した実績を持ち(現在もトップクラスの常連)、2024年版でも4位にランクインしています。

店内は落ち着いた照明で大人の隠れ家風。テキーラやメスカルを使ったカクテルは驚くほど奥深い味わいで、世界中のバー好きがこぞって訪れる名店です。

◎ アガベスピリッツ専門の実力派:
・2017年にジェイ・カン氏が開いたメキシコ風バーで、テキーラやメスカルなどアガベ(竜舌蘭)系蒸留酒に特化した革新的なコンセプト。
・店名「COA」はアガベ収穫に使うクワのような道具に由来し、その名の通りアガベへの深い愛着と知識が詰まった一軒。
・香港でアガベスピリッツを広めた先駆者的存在として知られている。
・メニューと提供スタイル:カクテルのベースはほぼ全てテキーラまたはメスカルで、チームが市場で仕入れる季節のフルーツやハーブを巧みに組み合わせている。
・軽やかな味わいから濃厚なタイプまで多彩なラインナップで、初めての人でもアガベの魅力を存分に味わえるよう工夫されている。
・名物カクテル「Ancho Highball」は自家製チリリキュールを使った爽快な一杯で、リピーター続出の人気。

◎ 居心地の良い空間:
コンクリ打ちっぱなしの壁にアガベの図柄が描かれた店内は素朴で温かみがあり、スタッフのフレンドリーなおもてなしも相まってリラックスできる。
・訪れる度にスタッフが丁寧にコンセプトやシグネチャーカクテルを紹介してくれるため、初来店でも安心して楽しめる雰囲気。

◎ ローカル人気と評価
・開業以来カクテル通の地元客に熱烈に支持され、営業時間前から行列ができる日もある。
・アジアのバーランキングでは2021〜2023年に3年連続で堂々のアジア1位に輝き、世界ランキングでもトップクラスに常連となるなど、その実力は折り紙付き。
・観光客にも近年知られるようになったが、今なお「香港が誇るローカルバー」として愛されている。
・ガラス棚にずらりと並ぶ約200種類にも及ぶアガベスピリッツのボトルは圧巻で、背景に写真を撮る人も。
・また、各カクテルに施される繊細なガーニッシュ(柑橘ピールの細工や自家製ピクルスなど)は目でも楽しめ、アップで撮影すれば職人技が伝わる一枚になる。
・派手さはないものの、メニュー表や店内のディスプレイから垣間見えるメキシコ民芸調のデザインも味わい深い。
・2023年には上海にも支店を出すなど、COAスタイルはアジア各地に広がりつつある。
・また、持続可能なバー運営にも積極的で、ストロー廃止や廃材を利用したコースター採用などエコへの取り組みも評価ポイント。
・店主ジェイ・カン氏は各種アワードで「ベストバーテンダー」に選ばれるなど、香港バー業界のアイコン的存在となっている。

★豆知識:「香港 バー メキシコ」というキーワードで検索すると、このCOAがヒットすることがあります。メキシコの蒸留酒に焦点を当てたバーゆえの関連ですが、決して香港にある“メキシコ人向け”のバーという意味ではないのでご注意を。香港以外では同名の怪しい結果(例:メキシコ・ティフアナにある「Hong Kong Bar」)も出てきますが、まったくの無関係です。香港で「メキシコ」といえばCOAのような本格カクテルバーを指すケースがほとんどですよ。

Argo(アルゴ)

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中環のフォーシーズンズホテル内に2021年登場した新鋭バー。こちらも開業早々評価が高く、2024年アジアベストバーで9位に入っているにゃ。

テーマは「未来のクラシック」。世界の希少なスピリッツや先端技術を駆使した革新的カクテルが楽しめます。

床から天井までのガラス窓越しにビクトリア湾夜景も見事で、ホテルバーならではのラグジュアリー感も抜群です。

The Aubrey(オーブリー)

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マンダリンオリエンタル香港の中に2021年オープンしたバー。

和食レストラン内のバーラウンジで、“江戸時代の飴細工”から着想を得た内装や、浮世絵が飾られた粋な空間が特徴。

居酒屋的要素とクラシックバーを融合させたユニークさで注目され、2024年アジアベストバーで10位にランクインしました。日本のウイスキーや季節のカクテルも充実しており、日本人旅行者にも馴染みやすいバーと言えるでしょう。

The Old Man(オールドマン)

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米国小説家アーネスト・ヘミングウェイにちなんだ名前の隠れ家バー。2017年にオープンし、2019年「アジアのベストバー50」で堂々1位に輝いた実績を持つ伝説的な店にゃ。

ヘミングウェイ作品にインスパイアされた創作カクテルの数々は芸術的で、世界のバーランキング常連。

場所はSOHOエリアの路地裏で少々見つけにくいですが、扉を開ければ文学的なムード漂うお洒落空間が広がります。季節ごとにメニューが変わるため、訪れる度に新たな発見があるのも魅力です。

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以上はほんの一例ですが、香港には他にもDarkSide(尖沙咀・ローズウッドホテル内でジャズ演奏もあるクラシックバー)、Quinary(中環ソーホーのミクソロジーバー先駆けで、アールグレイ・カクテルが有名)、Penicillin(中環ハリウッドロード沿い、アジア初のサステナブルバーとして話題)など個性的な名店が揃うにゃ。

バーごとにテーマや特長が異なるので、カクテル好きならぜひ数軒ハシゴしてみると良いでしょう。世界が注目する香港のバーシーン、その奥深さを肌で感じられるはずです。

日本人バーテンダーのいるバーも安心

スチュアート

言葉や雰囲気の不安からバーに入りづらい…という日本人旅行者の方も、ご安心ください。香港には日本人バーテンダーが活躍するバーや、日本流のおもてなしが評判のバーも存在します。

中でも有名なのが「Bar Butler(バー・バトラー)」。尖沙咀に店を構えるオーセンティックなバーで、オーナーバーテンダーは日本人です。

銀座や六本木にある高級バーを香港で再現したような上質空間で、丁寧に作られるカクテルはどれも美しいと評判。店内は日本語対応も可能なため、英語が苦手な方でも安心して入れます。

実際に「日本人の方が運営しているので安心」「世界のトップ100バーにも選ばれた名店」などと旅行者から高評価を得ています。5階がカクテルバー、6階がウイスキーバーになっており、それぞれ雰囲気が異なるのも面白いポイントです。

もう一つは「Mizunara: The Library(ミズナラ ザ・ライブラリー)」。

香港島の湾仔にある隠れ家バーで、日本人の遠藤雅彦氏がチーフバーテンダーを務めています。名前の通り図書館のような落ち着いた店内で、希少なジャパニーズウイスキーやオリジナルカクテルを提供。

遠藤氏は国際的なカクテル大会で受賞歴もある実力者で、本格的な日本式バー体験ができます。こちらも日本語が通じる場合があり、在住日本人や出張ビジネスマンにも人気です。

Lisa

このように香港には「和」のエッセンスを感じられるバーもあり、日本人旅行者にとって心強い存在です。初めてのバー巡りで不安な方は、まずこれら日本人経営のバーから訪れてみるのも一つの手でしょう。日本語で会話しながら香港の夜を楽しめるのは、ちょっと得した気分になりますね。

ランカイフォン&飲み屋街でカジュアルに乾杯

格式あるバーだけが香港の夜ではありません。もっとカジュアルに、ワイワイとお酒を楽しみたいなら飲み屋街エリアに繰り出しましょう。

香港には代表的なナイトライフスポットがいくつかあり、バーやパブが密集していてハシゴ酒にも最適です。

兰桂坊 Lan Kwai Fong(ランカイフォン)

セントラル(中環)地区にあるランカイフォンは、香港随一のバー&クラブ街です。狭い坂道沿いに大小数十軒のバーがひしめき合い、夜な夜な多国籍な若者でごった返します。

Hong Kong - December 12, 2024 : People at bars in the Lan Kwai Fong area in Hong Kong.

週末ともなれば歩行者天国状態になり、店からあふれた人々が通りでドリンク片手に談笑している光景が普通に見られます。

香港では法律で18歳未満の飲酒が禁止されている以外、公共の場での飲酒は合法なので(良識の範囲で)路上飲みもOK。このため金曜の深夜などは、ランカイフォン全体が野外パーティーのような熱気に包まれます。

スチュアート

ランカイフォンには欧米人経営のアイリッシュパブやスポーツバー、最新ヒット曲が流れるクラブ、シックなワインバーまでバラエティ豊かな店が揃っています。観光客も多く英語が通じやすいので、フラッと入っても大丈夫。飲み仲間を作りたいなら、有名なパブクロール(バー巡りツアー)に参加してみるのも面白いでしょう。夜中まで盛り上がりたい人には最適のエリアです。

Tips:ランカイフォンは坂道に沿っているため、履き慣れた靴で行く方が無難です。また非常に混雑するエリアなので、スリや酔客とのトラブルには一応注意しましょう。常に警察も巡回しており治安は比較的良いですが、深酒はほどほどに。

Wan Chai(湾仔)・Knutsford Terrace ほか

湾仔(ワンチャイ)エリア(香港島)と尖沙咀(チムサーチョイ)エリア(九龍側)にも、それぞれ特徴的な飲み屋街があります。

湾仔のLockhart Road周辺は、古くからのバー街として有名です。英国統治時代からのパブやライブミュージックバーが軒を連ね、平日は仕事帰りの欧米系駐在員、週末は旅行者で賑わいます。

People walking by the many neon signs on Lockhart road by night, a main street through Wanchai district and a nightlife area of Hong Kong island.

道沿いにはネオン看板が立ち並び、一歩踏み込めばディープな雰囲気。ただし湾仔には一部に所謂“ガールズバー”や“ゴーゴーバー”と呼ばれる大人向けのお店も混在しています。

Lisa

ねえスノーベル、“香港 ゴーゴーバー”って検索したら出てきたけど、普通のバーと何が違うの?女性も行けるのかな…?

スノーベル

ゴーゴーバーは、ステージで踊る女性とお酒を楽しむ男性向けのお店だにゃ。いわゆるナイトクラブ的な大人の社交場で、観光客が興味本位で行くような場所ではないさ。特に女性旅行者にはおすすめできない領域だにゃ。知らずに踏み込むとトラブルに巻き込まれる危険もあるから、深入りしない方が無難だにゃ

Lisa

ひぇー、そんなディープな世界が…香港って上品な夜景バーのイメージだったけど、裏ではそういう所もあるのね。ちょっと怖いかも。

スノーベル

香港は多面的な街だからにゃ。もちろん普通の旅行者は無理にそういう所に行く必要はないし、安全で楽しい娯楽スポットが他にいくらでもあるにゃ。Lisaはせっかくだから安心できる高級バーや夜景スポットを中心に楽しむといいにゃ。

実際、湾仔にも健全で楽しいバーはたくさんあります。有名どころでは、1960年代香港をテーマにしたレトロな「Tai Lung Fung」(大龍鳳)というバーがあり、ここは買一送一(1杯買うと1杯無料)のお得なハッピーアワーをやっていたりします。

内装もアンティークな香港映画のポスターや装飾が施され、静かに一杯飲むのにお気に入りという地元ファンも多い穴場です。

一方、尖沙咀エリアにはKnutsford Terrace(ナッツフォード・テラス)というバー&レストラン街があります。

尖沙咀の中心から少し奥まった坂道に沿って、オープンテラスのバーや各国料理店がずらりと並ぶスポットで、在住外国人や観光客で毎夜賑わっています。

Lisa

こちらは比較的こぢんまりとしたエリアなので、雰囲気の良さそうなお店にふらりと入ってみるのも良いでしょう。尖沙咀は高級ホテルが多く夜でも人通りがあり治安も安定しているため、夜遅くまで飲んでもタクシーですぐ帰れる安心感があります。

総じて、香港の夜遊びは決して怪しい場所ばかりではなく、健全で楽しい娯楽が山ほどあります。女性旅行者や初心者の方は無理にディープスポットを狙わず、上で紹介したような安心で魅力的なバー街を中心に巡れば十分満足できるでしょう。気の合う仲間とお酒を酌み交わしながら、香港のナイトライフを満喫してください。

香港のバー利用Tips:ドレスコード・予算・現地ルール

最後に、香港のバーをより快適に楽しむための豆知識&現地ルールをまとめておきます。

● ドレスコードに注意

高級ホテルのバーや人気ルーフトップバーではスマートカジュアル以上の服装が基本です。男性は短パン・サンダル・タンクトップは避け、襟付きシャツに長ズボン+きちんとした靴で行けば間違いありません。女性も過度にラフな装いは控え、清潔感とお洒落さを意識しましょう。特にセヴァやオゾンでは服装チェックが厳しいので注意。逆にパブやカジュアルなバーではTシャツ・ジーンズ程度でも問題なく入れますが、全体的に香港の方はきれいめな服装が多い印象です。

● 料金の目安

香港のバーの飲み物料金は日本よりやや高めです。夜景バーなどではビール1杯が約60~80HKD(約1,000~1,400円)、ワインやカクテル一杯は100~200HKD(約1,700~3,400円)くらいが相場でしょう。高級店では一杯300HKD超えも珍しくありません。ただし景色代・雰囲気代込みと割り切って楽しみましょう。パブやローカルなバーならビール一杯40~50HKD程度のお店もあります。

● ハッピーアワーを活用

比較的早い時間帯(夕方5時~8時頃)に設定されるHappy Hour(ハッピーアワー)を利用すれば、お得に飲めます。多くのバーで「買一送一(1杯注文で1杯無料)」やドリンク半額などのサービスを実施しています。例えばワンチャイのあるバーでは毎日午後3~8時にスパークリングワインが一杯HK$50になる嬉しいプロモーションも。旅行中の限られた夜を有効に使うなら、夕方早めからバーに繰り出してハッピーアワーで乾杯→その後夜景バーへ移動、というプランもおすすめです。

● サービス料とチップ

香港のレストランやバーでは、会計時にサービス料(Service Charge)10%が自動加算される場合がほとんどです。領収書に「加一服務費」などと記載されています。このサービス料がチップ代わりとなるため、基本的に追加のチップは不要です(もちろん特別なサービスを受けたと感じたら渡してもOKですが、義務ではありません)。お会計の際は税金やサービス料込みの総額を確認しましょう。

● バーの営業時間

バーは夕方頃からオープンし、深夜まで営業する店が多いです。平日はだいたい17~18時開店、24時~深夜2時頃クローズ、金土はもう少し遅くまで(朝方4時頃まで)営業する店もあります。ナイトクラブはさらに遅く、夜10時頃から盛り上がり始め明け方5時過ぎまで営業する所も。終電(MTR)はだいたい深夜0時台で終了しますが、香港は24時間タクシーが走っているので深夜の移動も安心です。とはいえ治安が良いとはいえ夜中の一人歩きは避け、タクシーや配車アプリ(Uberなど)を活用しましょう。

● 喫煙ルール

香港は室内全面禁煙が法律で定められています。バーでも店内は禁煙で、屋外の指定エリア(テラス席や店先に灰皿が置かれた場所)でのみ喫煙可能です。愛煙家の方はご注意ください。

● 年齢制限

飲酒は18歳以上に限られます。18歳未満はバーへの入店・酒類購入が禁止されています。海外旅行では本人確認まではされないことも多いですが、念のためパスポート等IDの携帯を。

以上のポイントを押さえておけば、香港のバー巡りはバッチリです。マナーを守りつつ、安全に大人の夜を楽しみましょう。

まとめ:香港の夜に乾杯!忘れられない旅のハイライトに

高層ビル群のライトアップ、美しい夜景をお酒とともに眺める贅沢、裏路地に息づく庶民的な活気――香港のナイトライフには、大人の心を掴んで離さない多彩な魅力があります。

洗練された高級バーでラグジュアリーな時間を過ごすも良し、地元の屋台街でビールを飲み交わすも良し。世界的に有名なクラブで朝まで踊り明かすエネルギッシュな夜もあれば、ゆったりクルーズ船の上から夜景を楽しむロマンチックな夜もあるでしょう。あなたのスタイルに合わせて、ぜひ思い思いの香港の夜を満喫してください。

初めて香港を訪れる方は、まずは本記事で紹介した尖沙咀・中環・湾仔といった主要エリアのバーから計画すると間違いありません。

治安面のアドバイスを守りつつ行動すれば、香港の夜は基本的に安心して楽しめるはずです。光と喧騒に満ちた香港の夜の街は、きっと旅のハイライトになることでしょう。

ドレスアップして高層ラウンジで乾杯するもよし、カメラ片手にネオン煌めく街角を歩くもよし。五感で味わう香港の夜に、心ゆくまで酔いしれてください。大人の遊び心を満たしてくれる香港の夜に、さあ乾杯!

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