香港テンプルストリート・ナイトマーケット(廟街夜市)とは?:屋台グルメから観光場所への行き方・何時まで営業しているのかまで徹底解説

香港テンプルストリート・ナイトマーケット(廟街夜市)とは?:屋台グルメから観光場所への行き方・何時まで営業しているのかまで徹底解説
Lisa

香港旅行でナイトマーケット好きにぜひ訪れてほしいディープスポットがあります。ネオン瞬く露店街に足を踏み入れれば、屋台料理の香ばしい匂いと人々の活気に包まれ、「これぞ香港!」という光景が目の前に広がります。

テンプルストリート・ナイトマーケット(廟街夜市)は、九龍半島の繁華街・油麻地(ヤウマテイ)~佐敦(ジョーダン)エリアに毎夜出現する香港でも有数のナイトマーケットです。

廟街夜市

夕暮れどきになると通り沿いにずらりと露店が立ち並び、点心や麺類などの屋台グルメから衣料品、お土産雑貨、骨董品、電子製品まで実に様々な商品が所狭しと並びます。

スノーベル

観光客はもちろん地元民も集まる廟街(ミュウガイ)ことテンプルストリートは、近年観光地化が進んでも昔ながらのローカルな雰囲気が色濃く残る、香港のリアルを体感できる貴重な場所にゃ。

テンプルストリートという名前は、この通り沿いに清朝時代からある古刹「天后廟(ティンハウ廟)」に由来しています。

地元では「男人街」(ナンレンガイ / Men’s Street)という愛称でも呼ばれますが、これはかつて男性向けの衣料品や雑貨を扱う店が多かったことにちなみます。実際に旺角の女人街(Ladies’ Market)と対をなす存在で、香港の二大ナイトマーケットの一つとしても有名です。

スノーベル

廟街(ミュウガイ)とか男人街っていう名前、面白いにゃ。

Lisa

スノーベル、やっぱり気になるよね。その名前の意味教えて!

スノーベル

廟街(ミュウガイ)は広東語で“お寺の街”って意味だにゃ。この通りに天后廟っていう有名な寺院があるからそう呼ばれるんだにゃ。そして男人街(メンズストリート)は、昔ここで男性向けの商品が多かったから付いた通称だにゃ。女人街(レディースマーケット)の対になる名前というわけだにゃ。

Lisa

へえ~、名前から歴史が感じられるね!

本記事では、初めて香港を訪れる方にも分かりやすいよう、テンプルストリート・ナイトマーケットの魅力を余すところなくお伝えします。

行き方(アクセス)や営業時間は何時までか、現地で楽しめる屋台グルメやショッピングのポイント、さらに占い体験などのディープな楽しみ方まで、徹底ガイドしていきます。

最後まで読めば、きっと香港旅行のプランにテンプルストリートを組み込みたくなるはずですよ。

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目次

テンプルストリート・ナイトマーケットとは?その場所と雰囲気

Lisa

テンプルストリート・ナイトマーケットは、香港・九龍の繁華街である油麻地~佐敦にまたがる廟街(Temple Street)で毎晩開催される大規模な夜市(ナイトマーケット)です。

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項目内容
正式名称テンプルストリート・ナイトマーケット(廟街夜市)
場所九龍・油麻地〜佐敦の廟街一帯
最寄り駅MTR佐敦駅A出口から徒歩約4分、MTR油麻地駅C出口から徒歩約3分
営業の目安夕方から夜(露店は17時頃〜23時前後、飲食は深夜までの店も)
ピークタイム19時〜22時頃
見どころ屋台グルメ(大排檔、煲仔飯、蛇スープほか)、占い横丁、雑貨・Tシャツ・おみやげ、レトロ看板の夜景
所要時間90分〜3時間が目安
予算感食べ歩き100〜200HKD、屋台食堂で一食100〜250HKD程度、占い50〜300HKD程度
スノーベル

開催場所はMTR佐敦駅とMTR油麻地駅の中間あたりで、南北に伸びる廟街沿いに約600メートルにわたり露店が並びます(露店が特に集中するのは佐敦道~甘粛街付近の約100メートルですが、市場全体はさらに北まで続きます)。

毎日夕方頃から通りが歩行者天国となり、夜になると色とりどりのテントや提灯が灯って一気に活気づきます。

露店では香港B級グルメの屋台飯から、Tシャツ・バッグなどのファッション雑貨、時計やスマホアクセサリー類、翡翠や骨董まで実にバラエティ豊かな品々が並び、見て歩くだけでも飽きません。

Temple Street Night Market Hong Kong at night
スチュアート

値段も全般的にお手頃で、庶民的な買い物天国といえるでしょう。ただしブランド品と称するものの多くはコピー商品の可能性が高いので真に受けないよう注意が必要です。品質面も含め、購入前に縫製や作りをしっかり確認することをおすすめします。

さらにテンプルストリートならではの光景として、通りの一角には占い師の屋台がズラリと並び、夜風に乗って広東語の呼び込みが聞こえてきます。

運が良ければ、近くの公園で地元の人たちが粤劇(広東オペラ)の即興上演を披露している場面に出くわすこともあり、香港独特の夜の風情を味わえます。

テンプルストリートへの行き方(アクセス)

テンプルストリート・ナイトマーケットへのアクセスは公共交通機関が便利です。 最寄り駅はMTR佐敦駅(Jordan)またはMTR油麻地駅(Yau Ma Tei)で、どちらからも徒歩数分圏内です。

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出発地推奨ルート目安時間
尖沙咀(TST)MTR荃湾線で佐敦まで1駅、A出口→徒歩約10〜15分(駅から徒歩含む)
旺角MTRで油麻地まで1駅、C出口→徒歩約10〜15分
中環・金鐘MTRで尖沙咀乗換→佐敦A出口約20〜25分
空港エアポートエクスプレス九龍駅→タクシーまたはMTR佐敦約35〜50分

初めて訪れる場合は、佐敦駅で降りるルートがわかりやすくおすすめです。佐敦駅A出口を出て右(南方向)にネイザンロードを少し進み、最初の角を左折して廟街に入れば、約3~5分でナイトマーケットの南端(有名な中国風のアーチ門がある入口)に到着します。

Hong Kong, China - October 8, 2012: Traffic and pedestrians on Nathan Road. Nathan Road is the main thoroughfare through Kowloon.
以前は大規模なネオンサインが存在したネイザンロード

油麻地駅側からはC出口を出て廟街の北端に向かう形で、こちらも徒歩5~6分ほどでマーケットエリアに入れます。北側からゆっくり南下すれば、人波が少なめで落ち着いて見て回れるでしょう。

※南端の朱塗りの中華門(アーチ)は、写真スポットとしても人気です。道の両側にずらりと提灯と屋台が並ぶ光景は、まさに香港映画のワンシーンのような雰囲気。

Temple Street Night Market is the largest night market in Hong Kong

観光客で賑わう尖沙咀エリアからも約1駅(徒歩でも20分程度)と近いので、夜にふらっと出かけやすい立地です。タクシーの場合、「ジョーダンのテンプルストリート」と伝えれば通じます。周辺は一方通行が多いため、運転手さんに近くで降ろしてもらって歩くのが良いでしょう。

テンプルストリートの営業時間は何時から何時まで?

テンプルストリート・ナイトマーケットの一般的な営業時間は夕方~23時頃までです。

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区分開始の目安終了の目安コメント
物販の露店17:00〜22:30〜23:30週末・繁忙期はやや遅くまで
屋台食堂・大排檔18:00〜24:00以降も可店により深夜まで
占い横丁日没〜23:00〜翌1:00混雑ピークは20:00〜23:00
特設の昼営業(時期限定)14:00〜23:00アーチ門付近で期間限定の屋台強化が行われる場合あり(実施時のみ)

露店は明るい時間帯から徐々に準備を始め、午後5時過ぎくらいから開店し始めます。日没後の19時~22時頃が最も賑わうピークタイムで、観光客も地元客もごった返します。

Lisa

多くの店は23時頃には閉店しますが、なかには深夜0時頃まで営業している食堂やバーもあります。遅めの時間帯でも人通りはありますが、10時半を過ぎると徐々に片付け始める露店も出てきます。

ちなみに悪天候時には注意が必要です。豪雨や台風などの場合、屋台の営業が急遽中止になったり、開始時間が遅れたりすることがあります。屋外の市場ゆえ天候に左右される点はご承知おきください。逆に週末や祝日など観光客が多い日は、いつもより遅くまで営業していたり、人出も増え活気も倍増します。

最新トピック:昼間から楽しめる新プロジェクト
近年、香港政府観光局はナイトマーケット活性化のため「廟街夜市」という期間限定イベントも実施しました。2023年冬から約6か月間、佐敦側のアーチ門付近約100mを歩行者天国化し、午後2時~夜11時まで昼間から屋台が楽しめる試みが行われました。

この特設フードストリートには22店以上の屋台が並び、魚団子やシュウマイ、煎釀三寶(野菜の肉詰めフライ)や碗仔翅(フカヒレ風スープ)、蛇スープといった香港定番スナックに加え、トルコ風ケバブや台湾風ネギ餅、ネパール料理など各国のB級グルメも提供され話題となりました。毎週土曜には営業時間を特別に22時まで延長し、ネオン看板やアート投影で夜市を彩る演出も加わるなど、伝統の市場に新風を吹き込んでいます。今後もこうしたイベントが開催される可能性があるので、最新情報をチェックしてみてください。

屋台グルメ天国!テンプルストリートで味わえる絶品フード

テンプルストリート・ナイトマーケット最大の魅力は、何と言っても「食べ歩きグルメ」にあります。 通り沿いには昔ながらの大排檔(だいぱいどん)と呼ばれる屋台食堂が軒を連ね、地元の下町グルメを堪能できます。

海鮮を豪快に炒める鍋の音や、湯気の立つ蒸籠から漂う点心の香りが食欲をそそり、腹ぺこで訪れても決して期待を裏切りません。

スノーベル

大排檔(だいぱいどん)って聞きなれない言葉だにゃ。何のことか分かるかにゃ?

Lisa

大きな排…檔?看板?うーん、屋台のことじゃないの?

スノーベル

おっ、鋭いにゃ。大排檔は香港独特のオープンエアの食堂のことだにゃ。道路わきにテーブルと椅子を広げて、炒め物や麺類を出す庶民的なお店だにゃ。テンプルストリートでは夕方になると歩道にテーブルがずらっと並んで、ローカルな食事風景が繰り広げられるんだにゃ。

Lisa

まさに屋台の宴って感じだね!ワクワクする~!

テンプルストリートでぜひ味わいたい名物料理をいくつか挙げてみましょう。

  • 煲仔飯(ボウチャイファン) – 土鍋で炊き上げる香港風の釜めしです。腊味(中華ソーセージ)や鶏肉、豚バラ、カエル肉など多彩な具材から好みを選び、醤油ベースのタレを回しかけていただきます。鍋の底にできたおこげ部分(飯焦)が香ばしく、行列必至の人気メニュー。廟街では興記菜館など煲仔飯の有名店が複数あり、60種類以上のメニューを炭火で提供しています。
  • 蛇スープ – 冬の滋養強壮食として知られる蛇のスープ。白濁したとろみスープに細かく刻んだヘビの身が入り、胡椒が効いた奥深い味わいです。見た目はフカヒレスープに似ていますが、コリコリとした独特の食感が楽しめます。廟街の老舗蛇王新では新鮮な蛇スープが名物で、冒険心のある観光客にも人気です。
  • 屋台スナック各種 – 小腹が空いたらつまみたいストリートフードも豊富です。魚のすり身団子「魚蛋(フィッシュボール)」、豚肉焼売にカレー風味ソースをかけた「カレー魚蛋焼売」、先述の「煎釀三寶(チェンヨンサンポウ)」や、春雨を使ったとろみスープ「碗仔翅(ウンチャイチー)」などローカル屋台の定番が勢揃い。歩きながらパクつけば香港気分が高まること間違いなしです。
  • 海鮮料理・辣蟹(ラッハイ) – テンプルストリート界隈は海鮮食堂も多く、新鮮な魚介を使った広東料理が堪能できます。なかでも有名なのが香辣蟹(スパイシークラブ)と呼ばれるピリ辛のカニ料理。特製スパイスとにんにくで炒めた渡り蟹はビールのお供に最高ですが、時価でややお高めなので予算と相談を。大勢でワイワイいただくと盛り上がります。
  • 多国籍グルメ – 実は香港は多文化グルメの街。テンプルストリートでも、串焼きケバブやインド風カレー、台湾スイーツなど各国料理の屋台やレストランが点在しています。マーケットをひと回りして「次は何を食べよう?」と迷うのも楽しい時間です。

屋台では基本的に現金払いとなりますので、小額の香港ドル紙幣やコインを用意しておきましょう。席が狭く相席になることも多いですが、その分ローカルとの交流も近く、賑やかな雰囲気を含めて”味”わい尽くしてください。

掘り出し物を探そう!ショッピングと値段交渉のコツ

テンプルストリートの楽しみはグルメだけではありません。所狭しと並ぶ露店は、ショッピング好きにもたまらない空間です。露店で買える主なアイテムをまとめてみます。

  • 衣類・ファッション小物 – 香港Tシャツやパロディデザインのトレーナー、ジーンズ、帽子、スニーカーなどカジュアルな衣類が豊富です。もともと「男人街」と呼ばれたように男性向け衣料が中心でしたが、最近はユニセックスなデザインや女性向けのワンピース、バッグも目に付きます。試着は難しい場合が多いのでサイズに注意しましょう。
  • 時計・電子ガジェット – 派手な腕時計やLEDライト、USBメモリ、スマホケースなど電子雑貨の屋台もあります。ただしブランドロゴ入りの腕時計や電子製品は模造品・中古品の可能性があり、性能も期待しすぎない方がよいです。購入前に動作確認させてもらうのが賢明でしょう。
  • お土産雑貨・工芸品 – 龍やパンダのキーホルダー、香港トラムや二階建てバスのミニチュア、チャイナドレス(旗袍)や功夫着、箸や茶器セット、翡翠や真珠のアクセサリー、麻雀牌グッズなど、多種多様な雑貨がお土産に人気です。香港映画のポスターやレトロ看板風マグネットなど、旅行の記念になるユニークな掘り出し物も探せば見つかります。
  • 骨董・古本・その他 – 古銭や切手、ビンテージ時計、骨董風の置物を並べた渋い屋台も健在です。中には年代物の広東語新聞やカセットテープ、VCDなどマニアックな品もあります。見る目があればお宝が眠っているかもしれません。

テンプルストリートで買い物をする際にぜひ挑戦したいのが値段交渉(バーゲン)です。多くの屋台では最初に提示される価格は観光客向けにやや高めに設定されています。

Lisa

欲しいものがあればニコニコ笑顔で「もう少し安くならない?」と聞いてみましょう。店主とのやり取りも旅の醍醐味です。香港では電卓に希望金額を打って見せるのが一般的な交渉スタイル。

スチュアート

うまくいけば2~3割程度値下げしてもらえることも珍しくありません。「そんな安い値段じゃ無理だよ~」と渋られてもめげずに、買わずに立ち去ろうとすると「OK!」と呼び止められる…なんて駆け引きもこの市場では日常茶飯事です。ただし無理な値切りは禁物。お互い気持ちよく交渉して、納得の値段でゲットしましょう。

また、安全のためスリ対策もお忘れなく。ナイトマーケットの人混みでは、バッグは前に抱える・リュックは背負わず手に持つなど基本的な自衛策を講じてください。

幸いテンプルストリートは比較的治安は良いですが、念には念を入れて。コピー商品と思われる物の購入も自己責任でお願いします。

香港ならでは!占い横丁で運試しとディープ体験

食べ歩き・買い物を一通り楽しんだら、テンプルストリートでもう一つ体験してほしいのが街頭占いです。

Hong Kong - December 31, 2023 : Fortune tellers are offering readings at the Temple Street Night Market in Hong Kong.

先述したように、廟街の北寄り(油麻地寄り)の一角には夕方以降、折りたたみテーブルと椅子を出した占い師たちの屋台がずらりと並びます。香港では「昼は黄大仙、夜は廟街」と言われるほど、地元の人々にも親しまれる占いスポットなのです。

夕暮れどきになると、手相占い師や風水師、タロット占い師たちが続々と集結しはじめ、赤い電球や提灯に照らされた占い横丁が開店します。

スチュアート

メニュー(占術)の看板には手相、人相、風水、タロット、文鳥占いなど様々な文字が並び、中には日本語や英語OKと書かれているものもあります。観光客相手に慣れている先生も多く、言葉の壁があっても安心です。

Lisa

ねえスノーベル、文鳥占いって何?鳥さんが占ってくれるの!?

スノーベル

そうだにゃ。小鳥がカードを引いたりして運勢を占う香港独特の占いなんだにゃ。可愛い文鳥がおみくじをくわえて選んでくれる様子は見ているだけで微笑ましいにゃ~。

Lisa

面白そう!せっかくだから私も将来の恋愛運でも見てもらおうかな♪

スノーベル

いいにゃあ。日本語OKの占い師さんもいるから、安心して試せるにゃ。

気になるお値段ですが、占いの内容や先生によって様々です。簡単な手相占いならHK$50~100程度から、本格的な紫微斗数占いだとHK$300~500くらいが目安のようです。占いテントの前に料金表が出ていることもあります。不安な場合はまず料金を確認し、納得した上でお願いしましょう。占い師によっては写真撮影禁止だったり、通訳が必要だったりする場合もありますので、その場のルールに従ってください。

夜の廟街で占い師に運勢を占ってもらう体験は、観光ガイドブックにも載りにくい香港ディープカルチャーです。明かりに群がる蛾を眺めつつ、異国の占いに耳を傾けるひとときは旅の忘れられない思い出になるでしょう。

当たるも八卦、当たらぬも八卦。ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

テンプルストリートを楽しみ尽くすためのTips

最後に、テンプルストリート・ナイトマーケットをより快適に楽しむためのポイントをいくつかご紹介します。

訪問時間帯

19~21時台が最も盛り上がりますが、その分混雑もピークです。ゆっくり見て回りたいなら開店直後の18時台か、やや人が引き始める22時前後が狙い目。とはいえ遅すぎると閉店し始めるので注意しましょう。

両替・支払い

屋台では基本現金のみ。クレジットカードは使えません。事前に十分な香港ドル現金を用意し、小額紙幣や硬貨も持っておくと支払いがスムーズです。近隣にATMもありますが、マーケットに夢中で使いすぎないようお財布の管理はしっかりと。

トイレ

屋台グルメを楽しむとトイレにも行きたくなります。マーケット内に公衆トイレはありませんが、油麻地駅近くの公園内に公共トイレがあります。

また大きなショッピングモールは周辺に少ないため、ホテルやMTR駅構内のトイレを借りるのも手です。屋台食堂で食事中ならお店の人に一言声をかけてお店の簡易トイレを使わせてもらいましょう。

安全対策

前述のとおりスリには注意。首から下げたカメラやスマホも、人混みではしっかり手に持つかバッグにしまう方が無難です。また露店の商品をうっかり壊してしまうと弁償を求められる場合がありますので、狭い通路では荷物をぶつけないよう気をつけて歩きましょう。

写真撮影は基本的にOKですが、露店の商品をクローズアップで撮ると嫌がられる場合もあります。人を撮るときもマナーを守ってください。

子連れ・女子旅・一人旅の注意点

子連れはベビーカーより抱っこ紐が機動的。一人旅は遅い時間の路地裏に入り込みすぎない。女子旅は露店での試着は難しいためサイズ確認を慎重に。

モデル予算(2人・夜ごはん+買い物+占い)

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項目単価の目安個数小計
煲仔飯100HKD2200HKD
海鮮炒め120HKD1120HKD
飲料15HKD460HKD
露店みやげ30HKD390HKD
手相(簡易)80HKD180HKD
合計約550HKD

周辺とハシゴ

テンプルストリート周辺にはナイトライフスポットが点在しています。

マーケット散策後にもう少し遊びたい場合、近くの足つぼマッサージ店で旅の疲れを癒したり、バーで香港夜景を眺めながら一杯飲むのもオススメです。22時以降でも営業しているお店は多いので、ナイトマーケットと組み合わせて香港の夜を満喫しましょう。

周辺の観光スポットもチェック!

テンプルストリート・ナイトマーケットのある油麻地~佐敦エリアは、レトロな香港の雰囲気が残る観光スポットの宝庫でもあります。マーケット散策とあわせて訪れたい周辺スポットをいくつか紹介します。

油麻地天后廟(ティンハウ廟)

廟街の名の由来となった道教寺院で、航海の女神・天后を祀っています。清朝末期の1870年代建立と歴史が古く、香港文化遺産にも指定された貴重な建築物です。

Hong Kong, Hong Kong - March 11, 2017: inside of the Tin Hau Temple in Yau Ma Tei, Kowloon, Hong Kong. The Tin Hau Temple was probably erected at this location in 1864

マーケットのすぐそばにあり、中に入ると外の喧騒が嘘のように厳かな空気。線香の香り漂う境内で旅の安全を祈願するのも良いでしょう。夜市で賑わう時間帯でもお堂は静かで、ちょっとした休憩スポットにもなります。

玉器市場(ジェイド・マーケット)

廟街の北端近く、甘粛街にあった翡翠専門市場です。

In Hong Kong Jade Market there are many stands selling all kinds of jade, pearls, semi-precious stones. Hong Kong, Kowloon, Yau Ma Tei, January 2018

ヒスイや半貴石の指輪、ブレスレット、置物などを扱う小さなマーケットで、香港では翡翠が特に人気のお土産。1980年代から続くマーケットでしたが、2020年に建物老朽化のため近隣に移転しました。

現在も多くの翡翠商が営業しており、質の良い翡翠製品を探すことができます(営業は主に昼間~夕方)。特別なお土産を探したい方はぜひ訪れてみてください。

油麻地警察署

1908年築のイギリス統治時代の古い警察署で、コロニアル様式の重厚な建物です。多くの香港映画やドラマのロケ地にもなっており、外観を見るだけでも映画好きにはたまりません。

油麻地警察署

現在は新しい警察署に機能を譲り、保存建築として残されています。テンプルストリートから徒歩数分なので、昼間に立ち寄って写真に収めてみては。

男人街・女人街めぐり

時間に余裕があれば、佐敦の男人街(テンプルストリート)だけでなく、旺角(モンコック)の女人街(通菜街 Ladies’ Market)にも足を延ばすのも一案です。

女人街

こちらは女性向けファッションや雑貨中心の市場で、昼過ぎから夜10時頃まで営業しています。男人街と女人街をハシゴすれば、香港下町マーケットの両雄を制覇できますよ。

ただし女人街は場所が離れているため(MTRで2駅北上)、日程にゆとりのある方向けです。

まとめ:テンプルストリートで香港の夜を満喫しよう

テンプルストリート・ナイトマーケットは、香港ビギナーからリピーターまで誰もが楽しめるエンターテイメント空間です。庶民的な屋台グルメに舌鼓を打ち、ショッピングで掘り出し物を見つけ、運試しに占いを体験すれば、その夜はきっと忘れられない思い出になるでしょう。

アクセスの良さと治安の安心感もあり、夜遊びスポットとして初心者にもおすすめできます。

ネオン煌く雑踏でローカルフードをほおばりながら市場を練り歩く体験は、「ここでしか味わえない香港」が凝縮された時間です。

Lisa

ぜひ次回の香港旅行ではテンプルストリートに足を運び、活気あふれる夜市の雰囲気を存分に楽しんでみてください。きっと「香港に来てよかった!」と思える特別な夜になるはずです。

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