ビクトリアピークへの行き方は?初めての香港家族旅行で外せない夜景スポットやピークトラム、展望台の料金や時間など完全網羅

ビクトリアピークへの行き方は?初めての香港家族旅行で外せない夜景スポットやピークトラム、展望台の料金や時間など完全網羅
Lisa

香港観光で欠かせない定番スポットといえばビクトリアピークですよね。

標高552mの山の上から見下ろす夜景は「世界三大夜景」にも数えられ、多くの旅行者を魅了しています。

でも、初めての香港旅行だとビクトリアピークへの行き方や楽しみ方に不安もあるはず。

この記事ではビクトリアピーク 行き方の完全ガイドから、ビクトリアピーク 料金や混雑状況、夜景スポットの穴場情報まで、家族旅行者目線でわかりやすく解説します。

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目次

ビクトリアピークとは?魅力と概要をチェック

ビクトリアピークの地図

ビクトリアピーク(Victoria Peak、現地では「The Peak(ザ・ピーク)」とも呼ばれます)は、香港島の西側にそびえる山です。

山頂付近は高級住宅街や公園になっており、展望台から香港島と九龍半島のビル群、ビクトリアハーバーを一望できます。特に夜には100万ドルの夜景とも称される輝く街並みが広がり、その美しさから世界中の観光客に大人気のスポットです。

魅力ポイント:

  • 世界屈指の夜景: 香港の夜景は「世界三大夜景」の一つとも言われ、ピークからの眺めは格別です。摩天楼の光とネオン、行き交う船の光跡が織りなす景色は、一生の思い出になるでしょう。
  • 昼間のパノラマ: 夜だけでなく、昼間もおすすめです。青空の下、香港の高層ビル群や湾岸エリア、遠くの島々まで見渡せるパノラマは爽快!晴れていればビルの谷間までくっきり見えて壮観ですよ。
  • 観光施設も充実: 山頂エリアには「ピークタワー」や「ピーク・ギャレリア」といったショッピングモール、レストラン、蝋人形館などの施設があり、景色以外の楽しみも満載です。お土産探しや食事にも困りません。

初めて香港を訪れるならビクトリアピークはぜひ行くべきマストスポットです。

スチュアート

次章からは、家族連れでも迷わないビクトリアピークの行き方・アクセス方法を詳しく紹介します。

ビクトリアピークへの行き方【アクセス徹底ガイド】

ビクトリアピークへの行き方は主に4パターンあります。それぞれ所要時間や料金、メリット・デメリットが異なりますので、旅行プランに合わせて選びましょう。

アクセス方法一覧と比較

まずは代表的なアクセス手段を一覧表で比較してみましょう。

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移動手段所要時間(目安)料金(目安)メリットデメリット
ピークトラム(山頂鉄道)約8分(乗車時間)※待ち時間別途往復 HK$88 / 片道 HK$62(子ども・シニア半額)名物乗り物で気分◎眺望も良い人気ゆえ行列が長い時間帯によって混雑
路線バス15系統約35〜40分HK$12前後安価で本数多い並ばず乗れる道路の渋滞で時間変動眺めは普通のバス
ミニバス(小巴) 1系統約20〜30分HK$10前後最速で頂上に到着運行間隔短め車両が小さく混雑時は乗れない場合も
タクシー約15〜20分HK$100前後(渋滞次第)ホテルから直行でき便利荷物多くても楽コスト高め帰路はタクシー捕まりにくい
徒歩(ハイキング)約1〜1.5時間無料運動がてら景色も楽しめる急坂で体力必要夏は暑く大変

※料金は2025年4月時点の目安。為替や改定で変わる可能性があります。

では、それぞれの行き方についてもう少し詳しく解説します。

1. 名物ピークトラムで行く方法

香港のピークトラム

ピークトラムは1888年開業の歴史ある登山ケーブルカー(正式には「山頂纜車」)です。

Lisa

急勾配をゴトゴト登るレトロな乗り心地と、大きな車窓から刻々と変わる景色が楽しめることから、ビクトリアピーク観光のハイライトともなっています。

  • 乗り場: ピークトラムの下駅は中環(セントラル)地区の「ガーデンロード駅」です。MTR中環駅から徒歩約10分、または香港公園を抜けてアクセスできます。途中に案内表示も多く迷わないでしょう。
  • 運行時間: ビクトリアピーク トラム 時間は通常毎日朝7:00頃~夜22:00頃まで運行しています。(15-20分間隔で運行)夜景目的の場合、18~20時台がピークで大混雑するので注意が必要です。
  • 所要時間: 乗車時間自体は約7~8分とあっという間です。ただし人気ゆえ待ち時間が長く、特に夕方以降は乗るまで1時間以上並ぶことも…。時間に余裕を持って行きましょう。
  • 料金: ビクトリアピーク 料金の代表としてピークトラムの運賃を知っておきましょう。2023年現在、ピークトラムの往復料金は大人HK$88、子供(3-11)・シニア(65+)はHK$44です。片道の場合は大人HK$62、子供・シニアHK$31となっています。山頂の有料展望台(スカイテラス428)とのセット券も販売されており、往復+展望台セットで大人HK$148ほどです。下記に料金表をまとめます。
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チケット種別大人料金子ども(3-11)・シニア料金
ピークトラム往復券HK$88HK$44
ピークトラム片道券HK$62HK$31
展望台スカイテラス428入場券約HK$50前後約HK$50前後 (大人と同額)
トラム往復 + 展望台セット券HK$148HK$74
Lisa

ピークトラムの料金って子供もかかるの?

スノーベル

3歳未満は無料だけど、3歳以上は子供料金が必要だよ。家族4人だと往復券だけでも結構いいお値段だね。

チケット購入と予約:

ビクトリアピーク トラム 予約についてですが、ピークトラムは事前にオンラインでチケット購入が可能です。公式サイトから日時指定のeチケットを買っておけば、現地のチケットブースに並ばずにスムーズに乗車列に並べます。

ただし混雑時はチケットを持っていても乗車待ちの行列自体は避けられないので、「予約したから待たずに乗れる!」と油断しないようにしましょう。特に夕方の上り便や、夜景を見終えた後の下り便は行列必至です。

Lisa

オンラインで予約できるなら安心だね!

スノーベル

うん、少なくともチケット買う列はスキップできるからね。ただ夕方は乗る列が長〜くなるから、可能なら午後早めに上がって、ピークでゆっくり過ごして夜景を見る方が楽だよ。

メリット:
何と言っても香港らしさ満点の乗車体験が魅力!急斜面を登るにつれてビル群が傾いて見える不思議な光景や、歴史を感じる車両デザインも旅情を掻き立てます。お子さんも「ジェットコースターみたい!」と大喜び間違いなしです。

デメリット:
大人気すぎて常に混雑している点です。特に土日祝や19時前後は長蛇の列で、小さなお子さん連れだと待ち時間がつらいかもしれません。また終電が22時頃と早めなので、夜景をゆっくり見ていると「下り最終に間に合わない!」なんてことも。帰りの時間には注意しましょう。

▼ワンポイントアドバイス:
ピークトラムで行くなら「上りは早めの時間帯に乗る」のがおすすめ。例えば午後3~4時に山頂へ上がり、展望台や食事を楽しみながら日暮れを待てば、夜景タイムもゆったり過ごせます。

逆に夕方ど真ん中の時間に下から乗ろうとすると激混みなので避けたいところです。また「上りはバスで行き、下りだけトラムで体験する」という裏技も。これならピークトラム体験と夜景の両方を楽しめ、下りは比較的待ち時間が短めで済みますよ。

2. 路線バス(15系統)で行く方法

ピークトラムの行列を避けたいなら、路線バス(15番)で登るのも有力な方法です。香港島の市バスは2階建てバスが多く、子供にも人気。ピーク行きのバスも2階建てで、運良く先頭席を取れれば眺めを楽しみながら登れます。

  • 乗り場: バス15系統は中環(セントラル)のフェリーターミナル近く、中環フェリー乗り場(Central Pier)付近が起点です。MTR中環駅からも徒歩圏内。バス停場所は少しわかりにくいので、事前に地図アプリで「Bus 15 to The Peak」と検索しておくと安心です。また、繁忙期には香港駅近くのバスターミナル(中環駅 Exchange Square)からも乗れます。
  • 運行時間・本数: 早朝から深夜まで運行しており、日中は概ね15分間隔、夜間は30分間隔程度です。最終は23時過ぎ(23:45頃にピーク発の最終バスあり)なので、夜景を見た後でも割と遅くまで利用できます。
  • 所要時間: 山道をぐねぐね登るルートで、所要約35分前後です。道路が空いていれば30分弱、渋滞していると40分以上かかることもあります。2階建てバスのためスピードは控えめですが、その分景色を楽しむ余裕があります。
  • 料金: 大人一律HK$12前後(平日HK$11、休日HK$14など若干変動あり)、子供半額程度です。支払いはオクトパスカード(電子マネー)または現金が使えますが、現金はお釣りが出ないので小銭を用意しましょう。オクトパスカードがあればピッとかざすだけでOK。

メリット: 行列知らずでサクッと乗れるのが最大の利点です。ピークトラムの待ち時間に比べれば、バスは来たらすぐ乗車できます。また運賃も格安で経済的。2階建てバスから眺める坂道の景色もなかなかのものです。下り坂ではジェットコースターのようなスリルも味わえますよ。

デメリット: 所要時間が長く、車内も観光客で混雑する場合があります。特に下山時は夜景帰りの人でバス停が行列になることも。また山道なので揺れが大きく、車酔いしやすい人や小さな子供は注意が必要です。

    Lisa

    ピークトラムは混んでそうだし、バスで行っちゃおうか?

    スノーベル

    バス15番は並ばず乗れるから快適だよ。ただ行きは空いてても、帰りの夜はバス乗り場も混むから注意ね。

    Lisa

    そうなんだ!でも子連れだし並ぶよりはいいかな。2階建ての前の席狙おう!

    スノーベル

    いいね、山道を登るスリルも味わえるよ~。

    補足: 休日限定で銅鑼湾(コーズウェイベイ)の天后エリアから15B系統という直通バスも出ています。主に日曜・祝日に運行しており、香港島東側に宿泊している場合はこちらが便利です。ただし本数が少ないため、利用する際は時刻表を要確認です。

    3. ミニバス(小巴)で行く方法

    香港のミニバス(小巴)

    香港ローカルに紛れて行ってみたいなら、ミニバス(小巴)という選択もあります。1番ミニバスが中環・香港駅近くからピーク行きを運行しています。

    • 乗り場: 香港駅と中環駅の中間あたりにある公共交通ターミナル(中環のIFCモール近く)から出発します。やや場所がわかりづらいのですが、香港駅E出口付近の地上、IFCモール裏手にミニバス乗り場があります。
    • 運行時間: こちらも早朝~深夜まで頻繁に運行しています。5~10分間隔と台数が多く、待ち時間はほぼありません。終バスも23時台まであり、夜景を見終えてからでも安心です。
    • 所要時間: バス15よりルートが短く、約20~25分ほどでピークに到着します。ミニバスは定員16人程度の小型バスなので、キビキビと山道を上がっていきます。
    • 料金: 大人HK$10前後(HK$9.8程度)、子供半額ほどと格安です。こちらもオクトパスカード利用可。乗車時に支払います。
    • メリット: 非常に速い!渋滞の影響も受けにくく、短時間で山頂まで着けるのが魅力です。またローカルの生活感あるミニバス体験ができるのも旅の面白さ。
    • デメリット: 車両が小さいため、満席だと次を待つ必要があります。特に夕方以降は観光客と地元客で混み合い、乗れない場合も。また運転がやや荒めでスピードが出ることもあるので、スリリングな乗り心地が苦手な方や、小さな子供連れには不向きかもしれません。

    正直、初めての香港旅行でミニバスはハードルが高いかもしれません。しかしスピード優先なら検討の価値ありです。「ちょっと冒険してみたい」「子供が乗り物大好きだから色々乗りたい」というご家族ならチャレンジしても良いでしょう。

    4. タクシーで行く方法

    荷物が多い時やホテルから直接向かいたいときは、タクシーも手軽な手段です。香港のタクシーは日本に比べると料金も安めで、ドアツードアで移動できる快適さがあります。

    • 乗り方: 流しのタクシーをつかまえるか、ホテルで呼んでもらいましょう。運転手に「The Peak」と伝えれば大抵通じます(不安なら「ビクトリアピーク」と地図を見せればOK)。赤色のタクシー(市区タクシー)が対応エリアです。
    • 所要時間: 中環エリアのホテルからなら約15分、尖沙咀など九龍からでもトンネル経由で30分ほどです。道路が混んでいなければスイスイ行けます。
    • 料金: 市内中心からであればHK$80〜100程度が目安です。高速道路やトンネル代が別途かかる場合もありますが、それでも日本のタクシーよりはリーズナブルに感じるでしょう。家族4人で割れば一人当たり数百円と考えるとお得感もありますね。
    • メリット: ホテルから直行でき、移動も楽ちん。とくに小さな子供連れや、お年寄りがいる場合はタクシー移動が安心です。ベビーカーや荷物が多くても積み込めます。天候が悪い日にも便利です。
    • デメリット: 時間帯によっては渋滞にはまり、かえって時間がかかることも。また帰り(下山時)のタクシー確保が難しい点には要注意です。ピーク周辺で流しのタクシーは少なく、帰りに呼ぼうにも多くの人が同時に利用するため「タクシー難民」になりがちです。後述しますが、夜景後の帰りはタクシーをあてにしない方がいいでしょう。
    Lisa

    子連れだし、行きはタクシーで楽に行こうかな?

    スノーベル

    そうだね、行きはいいけど帰りは要注意!ピークでタクシー拾うのは運と根気がいるから、帰りはバスにするとか考えておいた方がいいよ。

    Lisa

    了解!上りはタクシー、下りはバスかトラムで検討してみる。

    5. 徒歩ハイキングで行く方法(健脚向け)

    実は歩いてビクトリアピークに登ることも可能です。観光客にはあまり一般的ではありませんが、自然や運動が好きな方はトライしてみてはいかがでしょう。

    • ルート: 一番ポピュラーなのは「Old Peak Road(旧山頂道)」と呼ばれるハイキングコース。麓の動物園・植物園付近から山頂まで舗装された坂道が続いており、道なりに登ればピークタワー近くに出ます。
    • 所要時間: だいたい徒歩1~1.5時間。急な上り坂がずっと続くので、普段運動しない方には結構ハードです。適宜休憩しつつゆっくり登りましょう。朝早くに出発すれば涼しく、人も少なくて気持ちいいですよ。

    メリット: とにかく無料で行けますし、道中の木々や鳥のさえずりなど自然も楽しめます。「自分の足で登り切った!」という達成感もひとしお。

    デメリット: 体力と時間が必要です。真夏は暑さでかなり消耗しますし、雨の日は滑りやすく危険なのでやめた方が良いでしょう。小さな子供連れには現実的ではありません。

      スチュアート

      健脚に自信があれば、朝の散歩がてら挑戦するのもアリです。ただし家族旅行で小さなお子さんや高齢の方がいる場合は無理せず他の交通手段を選びましょう。

      ピーク到着後のお楽しみ:展望台と夜景スポット

      山頂に着いたら、いよいよ絶景タイム!ビクトリアピークには有名な有料展望台から無料で楽しめる展望スポットまでいくつか選択肢があります。

      ビクトリアピーク 展望台 無料スポットもうまく活用して、混雑を避けつつ香港夜景を堪能しましょう。

      有料展望台「スカイテラス428」(ピークタワー)

      ピークトラム山頂駅に直結しているピークタワー(Peak Tower)の屋上にあるのが「スカイテラス428」です。

      有料展望台「スカイテラス428」(ピークタワー)

      高さ428mの位置にあることから名付けられたこの展望台は、香港で最も高い場所にある公式な展望台。360度ぐるりと見渡せる開放的なスペースで、遮るもののないパノラマビューが楽しめます。

      • 入場料金: 前述のとおり大人HK$50前後、子供・シニアも同額程度です。ピークトラムとのセット券を持っていればそのまま入場可能。単独で入場券を買う場合、ピークタワー4階のチケットカウンターで購入します。
      • 営業時間: 早朝から夜遅くまで開いており、夜景はもちろん夕暮れ時や朝の景色も楽しめます。季節によりますが大体10:00〜23:00(最終入場22:30)前後です。
      • 設備: 展望スペースはそれほど広くありませんが、フォトスポットや簡易な売店もあります。記念写真サービス(プロカメラマンが撮影、有料で購入可)も行っています。
      • 混雑具合: 夜景タイムはやはり混み合います。特に19~21時頃は展望台も人でびっしり。ただ、収容人数は多いので「入れない」ということはまずありません。柵際のベストポジションを確保したければ少し早めに登って夕焼け頃から待機するのも手です。
      Lisa

      スカイテラス428の良いところは、360度見回せる点です。

      ビクトリアハーバー越しの九龍の街明かりだけでなく、反対側のポークラム方面の夜景や、香港島南側の暗い海まで視界に入ります。

      スチュアート

      「香港のすべての景色を見渡したい!」という場合はやはりここがベスト。ただし料金もかかるので、次に紹介する無料スポットと迷うところですね。

      無料の定番スポット「獅子亭(ライオンズパビリオン)」

      Lisa

      展望台ってお金かかるのかぁ…。無料で見られる所ないの?

      スノーベル

      すぐ横に獅子亭っていう無料の展望スポットがあるよ!僕もいつもそこから見てる。

      Lisa

      へぇ、そんなのあるんだ!無料なら十分だね!

      スノーベル

      うん。ただみんな考えることは同じだから(笑)、結構混むけどね。

      無料の定番スポット「獅子亭(ライオンズパビリオン)」

      有料展望台に上らなくても、十分美しい夜景を見られるのが獅子亭(ライオンズパビリオン)です。ピークタワーのすぐ隣にある中華風の小さな東屋(あずまや)で、ここから香港島北側の夜景を無料で鑑賞できます。

      • 場所: ピークタワー出口から徒歩1〜2分。ピークトラム山頂駅を出て右手に進み、少し階段を下りた先にあります。人が集まっているのですぐわかるでしょう。
      • 眺望: 見える景色はピークタワーの展望台とほぼ同方向です。香港島の高層ビル群とビクトリア湾、対岸の九龍の光が広がります。高さがスカイテラスより少し低い程度なので、視界の広さも遜色ありません。
      • 混雑: 完全無料スポットのため大人気です。狭い東屋に観光客がひしめき合う形になるので、写真撮影待ちの列ができることも。特に団体ツアー客がいると一時的にごった返します。譲り合いの精神でお互い順番に景色を楽しみましょう。
      • 雰囲気: スカイテラスのような商業施設感はなく、ちょっとした展望スペースといった風情です。「ザ・観光地!」な演出がない分、ピュアに景色と夜風を感じられます。

      家族連れで「展望台チケットは予算オーバーかな…」という場合でも、獅子亭があれば安心です。

      抱っこするなどしてお子さんにも夜景を見せてあげましょう。

      穴場の無料展望デッキ「ピーク・ギャレリア」屋上

      ピークタワーの向かい側にある商業施設ピーク・ギャレリア(The Peak Galleria)にも、実は無料の展望デッキがあります。2018年の改装後に一般開放されたスペースで、こちらも知っておくと便利です。

      • 場所: ピーク・ギャレリアの3階屋上部分。館内のエレベーターで上がり、「Sky Terrace 428」の案内と逆方向に進むとひっそりとスペースが現れます。
      • 眺望: 獅子亭とほぼ同じ方向の景色を見渡せます。高さも同程度なので、見える風景はあまり変わりませんが、人が少ない分ゆったり楽しめます。柵がガラス張りで写真も撮りやすいです。
      • 混雑: こちらは獅子亭に比べると比較的空いています。まだ存在が知られていないのか、穴場的スポットになっています。ベンチもあるので腰掛けて夜景鑑賞…なんてこともできますよ。
      • 注意: 夜遅く行くと入口が分かりにくい場合があります。ピークタワーの喧騒から少し離れているため、人の流れについて行くだけでは辿り着けません。先に場所をチェックしておきましょう。
      Lisa

      無料スポットだけでも複数あるので、有料展望台にこだわらなくても充分きれいな景色が楽しめます。

      筆者個人的にはピーク・ギャレリア屋上が穴場でお気に入りです。人ごみを避けてゆったりしたい方はぜひ。

      もうひとつの絶景散歩「盧吉道(ルガードロード)」

      もうひとつの絶景散歩「盧吉道(ルガードロード)」

      時間に余裕があれば、盧吉道(Lugard Road)という遊歩道を散策してみましょう。

      ピークタワー脇から伸びる全長3.5kmほどの環状道路で、山の斜面に沿って作られたフラットな歩道です。

      スチュアート

      20分ほど歩いた先にあるビューポイントからの景色が「写真映えする隠れ絶景」として密かな人気です。

      • ルート: ピークタワー横の盧吉道入口からスタートし、道なりに進みます。しばらく樹木が覆う道ですが、10分ほど歩くと急に視界が開けるスポットがあります(途中に案内板あり)。ここが盧吉道ビューポイントで、遮るものなく香港の摩天楼と湾岸が一望できます。往復で40分程度の軽いハイキングとして楽しめます。
      • 景色の特徴: ピークタワー周辺より若干高度が下がるぶん、ビル群の高さとほぼ目線が合う形になります。そのため臨場感が抜群で、まるでビルの谷間に浮いているかのようなパノラマ写真が撮れます。昼間も迫力がありますが、夜景時は眼下に広がる光の海に囲まれるようで感動的です。
      • 注意点: 夜は足元が暗いので懐中電灯(スマホライトでOK)を用意。人通りは少なくなるので、防犯上は20時台くらいまでに戻ってくるのが安心でしょう。2人以上で歩くなら比較的安心ですが、遅い時間は避けてください。

      盧吉道は地元の人のジョギングコースでもあり、昼間は家族連れで散策している姿も見られます。

      スノーベル

      観光客も少なく静かなので、ピークの喧騒に疲れたらこの道でリフレッシュできるにゃよ。

      ビクトリアピークの混雑状況と上手な回避方法

      ビクトリアピーク 混雑は避けて通れない問題です。人気観光地ゆえ、いつ行ってもある程度の人出は覚悟しましょう。とはいえ、ちょっとした工夫でストレスを減らすこともできます。

      混雑する時間帯・時期

      • 夕方〜夜景タイム: 一番混むのはやはり日没前後の時間帯(17時〜20時頃)です。ピークトラムの下の駅は長蛇の列、バス乗り場も人があふれ、山頂も展望台周辺に人だらけ…という状況になります。特に土曜の夜は地元の若者やカップルも多く、平日以上に混みます。
      • 週末・祝日: 香港の週末(土日)や中国の大型連休(ゴールデンウィークや国慶節など)は普段以上の混雑に。ツアー団体客も押し寄せるため、身動き取りにくいほどになることもあります。
      • 天気の良い日: せっかく行くなら晴れて夜景が綺麗に見える日に行きたいですよね。その結果、天気の良い日は皆考えることが同じで混雑しがち。反対に小雨や曇天の日は空いていますが、景色が見えないジレンマ…。

      混雑回避のコツ

      1. 早い時間に登る: 前述の通り、夕方直前に上るのは危険。16時くらいまでに山頂到着を目指すと良いでしょう。早めに登ってピークでゆっくりお茶や夕食を楽しみ、夜景タイムを待つのがおすすめです。
      1. 上りと下りで交通手段を変える: 例えば「上りはバスでスイスイ登り、帰りはピークトラムで夜景を見ながら降りる」など分散する方法です。多くの観光客は往復ピークトラムを使いたがるので、上りを別手段にすると混雑を大幅回避できます。
      1. 平日を狙う: 旅行日程に融通が利くなら平日の夜に訪れましょう。週末と比べると人出がかなり少なく、ピークトラムの待ち時間も短めです。水曜や木曜あたりが狙い目です。
      1. チケットは事前購入: 当日券売り場の列に並ぶのは時間の無駄なので、ピークトラムのチケットや展望台券はオンラインで購入しておきましょう。香港到着後でもスマホで購入できます。QRコードを改札にかざしてスムーズに入場可能です。
      1. タクシーは上りだけに利用: 繰り返しになりますが、帰りのタクシーは捕まりにくいです。特に夜22時前後はピークトラム最終便直後で、タクシー乗り場に長蛇の列ができます。最悪1時間以上待つケースも…。子供が疲れてぐずってしまうと大変ですので、帰路はバスやトラムを使う方が無難です。
      Lisa

      夜景きれいだったけど、帰り道が地獄だったよ…タクシー全然来なくて泣きそうになった。

      スチュアート

      ピークあるあるだね(苦笑)。僕も以前タクシー待ちで30分粘ったけど来なくて、結局バス乗り場に走ったことあるよ。

      Lisa

      そんなことが…。次行くときは最初からバス乗り場に並ぶことにするよ。

      スチュアート

      そうだね。下山はバスかトラムが結果早い場合が多いよ。

      リアルな現地情報をチェック

      旅行前に、最近のピークの混雑具合をSNSなどで調べておくと安心です。

      旅行前に、最近のピークの混雑具合をSNSなどで調べておく美少女

      たとえばTwitterで「#ビクトリアピーク 混雑」「#PeakTram」で検索すると、直近の混雑状況や待ち時間の口コミが見つかるかもしれません。現地在住者や旅行中の人の生の声は貴重です。

      また、ピークトラムの公式サイトやGoogleマップのレビュー等で、運行情報や混雑のアラートが出ていないか確認するのも手です。状況を把握して備えておけば、いざ混雑に巻き込まれても落ち着いて対処できます。

      山頂での過ごし方と周辺スポット

      夜景を見る以外にも、ビクトリアピーク山頂エリアではいろいろな楽しみ方があります。家族みんなで楽しめるスポットをいくつか紹介します。

      ピークタワー内ショッピング:

      ピークタワーには土産物店やブティックが並び、香港限定グッズや記念品が手に入ります。キーホルダーやポストカードなど手軽なお土産探しにもぴったり。

      Lisa

      子供向けにはパンダのぬいぐるみやピークトラムグッズも人気です。

      レストラン・カフェ:

      山頂で食事をするなら、ピークタワー内やピーク・ギャレリア内のレストランを利用しましょう。

      中華はもちろん、ハンバーガーやイタリアン、スターバックスなど選択肢豊富です。有名なのは景観レストランのBubba Gump Shrimp(映画フォレストガンプをテーマにしたシーフードレストラン)で、窓際席なら食事しながら夜景を楽しめます。

      スチュアート

      ピーク・ルックアウトという歴史的建物を改装したレストランも雰囲気抜群ですよ。

      蜡人形館マダムタッソー:

      ピークタワー内には有名な蝋人形館マダム・タッソー香港があります。世界のセレブやスターの等身大フィギュアと写真が撮れる人気スポットで、キッズから大人まで楽しめます。

      Lisa

      香港ゆかりのブルース・リーやジャッキー・チェンの像もありますよ。ただし入場料が高めなので、興味と予算に余裕があれば…という感じです。

      ピークガーデン散策:

      山頂バス停の近くからマウント・オースチンロードを15分ほど歩くと、ビクトリアピークガーデンという公園に行けます。元総督の別荘跡地で、緑に囲まれた静かなガーデンになっています。

      スチュアート

      展望ポイントからは香港島南側の景色が見渡せ、観光客も少なく穴場です。ただし夜は暗いので、訪れるなら昼間がおすすめです。

      こうしたスポットで時間を調整しながら、ぜひピーク滞在を満喫してください。夕方明るいうちに到着したなら、まずはショップ巡りや散策をして、日が沈むタイミングで展望エリアに移動すると効率的です。

      お子さんが疲れたら適宜カフェで休憩しつつ、無理のない範囲で楽しみましょう。

      まとめ:ビクトリアピークで香港旅行の最高の思い出を!

      以上、ビクトリアピークの魅力と行き方、楽しみ方を網羅的にご紹介しました。初めての香港でも本記事のガイド通りに動けば、きっとスムーズに絶景を楽しめるはずです。

      ポイントおさらい:

      • ビクトリアピークへはピークトラムが王道だけど、行列回避にはバスタクシーも活用しよう。特にビクトリアピーク 行き方 バスは混雑時の強い味方!
      • 料金や時間は事前チェック。ピークトラムは往復HK$88(子供半額)、運行は朝7時~夜10時頃まで。チケットは予約購入して並ぶ時間を節約。
      • 山頂では夜景に加え、無料の展望台スポット(獅子亭やピーク・ギャレリア屋上)も忘れずに。混雑を避けつつ絶景を堪能できます。
      • 混雑するのは夕方以降と週末。早め行動&下山手段の工夫で快適に。特に帰りはタクシー難民に注意し、バス等でスマートに下山しよう。
      • 家族で楽しめるショップやレストランも充実。時間に余裕をもって山頂で過ごし、香港の夜景とともに素敵な時間を過ごして下さい。

      香港のビクトリアピークから眺める景色は、写真や動画では伝えきれない感動があります。

      高層ビル群の光が宝石のように煌めき、眼下に広がる街のエネルギーを肌で感じられるでしょう。

      Lisa

      この記事を参考に、ぜひ万全のプランでビクトリアピークを訪れてみてください。家族みんなの心に残る、とびきりの香港旅行の思い出になりますように!

      この記事ではビクトリアピーク 行き方の完全ガイドから、ビクトリアピーク 料金や混雑状況、夜景スポットの穴場情報まで、家族旅行者目線でわかりやすく解説します。

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