
香港と深圳(シンセン)は目と鼻の先!陸続きの両都市は日帰り旅行も可能なほどアクセスが便利です。


とはいえ、中国本土に渡るにはいくつかのイミグレ(出入境検査場)を通過する必要があり、交通手段もさまざま。この記事では「香港から深圳」への行き方を徹底解説します。
最新の電車や高速鉄道、バス、タクシー・配車サービスといった交通手段の詳細から、主要なイミグレごとの特徴・混雑状況、旅程プランの例、深圳宝安国際空港へのアクセス方法、さらに日本人旅行者・在住者向けのQ&Aや注意点まで網羅!旅行前の不安や疑問をまるっと解消し、快適な深セン旅をサポートします。



それでは、香港から深圳への冒険に出発しましょう!**🚆🚌✈️
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香港から深圳へ行く主な交通手段【最新情報】
香港から深圳へは複数の交通手段があります。それぞれ所要時間や料金、発着場所、メリット・デメリットが異なります。まずは主要な移動方法を比較してみましょう。
交通手段 | 所要時間 (目安) | 料金 (目安) | 特徴 |
---|---|---|---|
電車(MTR東鉄線) | 約45分 | 約HK$60前後(約800円) | 九龍から1本で羅湖まで直通。手軽だが混雑時あり。 |
中国高速鉄道(高鉄) | 約15~20分 | 約HK$110~150(約1,500~2,000円) | 最速・快適。西九龍駅~深圳北/福田へ。要チケット予約。 |
直通バス | 約1時間30分~2時間 | 約HK$100~150(約1,300~2,000円) | 香港市内各所・空港発着。イミグレ直結ルートも。荷物が多いと便利。 |
タクシー/配車 | 約1~2時間(渋滞次第) | 初乗りHK$24~+距離料金(跨境タクシーはHK$300~400程度) | ドアツードアで便利。グループなら割安だが渋滞リスクあり。 |
フェリー | 約50分 | 約HK$120~180(約1,800~2,700円) | 香港~深圳(蛇口または空港)を結ぶ。景色◎だが本数少なめ。 |
※料金は為替や時期により変動します(HK$1≒17円で換算)。以下で各手段の詳細を見ていきましょう。
電車(MTR東鉄線)で深圳へ行く方法
香港から深圳へ最も一般的な移動手段が、香港MTR(地下鉄)の東鉄線(East Rail Line)です。香港市内から羅湖(Luohu)まで電車1本でアクセスでき、迷わず行ける手軽さが魅力です。


乗車方法
MTR東鉄線の始発駅は九龍側の紅磡(ホンハム)駅ですが、現在は香港島の金鐘(アドミラルティ)駅から東鉄線が直通しています。行先表示で「羅湖行き」の電車に乗り、終点の羅湖駅で下車します。乗車時間は香港中心部から約45~60分程度です。
料金と切符
金鐘から羅湖までの運賃は約HK$50前後、紅磡からだとHK$40弱です。オクトパスカード(八達通)を使えば自動改札でピッとかざすだけで支払い可能。券売機でシングル切符を買うこともできますが、オクトパス利用が便利です。
降車後の流れ
羅湖駅で電車を降りたら、そのまま改札を出ずに香港出境イミグレーション(香港側出国審査)に進みます。駅構内がそのまま国境施設になっており、案内表示に従って出境手続きを受けましょう。
その後、通路を抜けて橋を渡ると中国本土側のイミグレ(羅湖口岸)に到達します。ここで中国入国審査を受けて深圳に入ります。
電車(MTR東鉄線)で深圳へ行くメリット・デメリット



東鉄線なら方向音痴でも迷わず深圳に行けるにゃ!終点まで寝過ごしても大丈夫ニャ(途中で降りる必要ないからニャ)。ただ、人が多い時間はスーツケースだと少し大変かもにゃ。



満員電車でスーツケースはキツいかも~💦でも安く行けるのは魅力ですね!オクトパスカード持ってれば切符買う手間も省けるし👍
中国高速鉄道(広深港高鉄)で行く方法
とにかく速さ重視なら、香港と深圳を結ぶ中国高速鉄道(広深港高速鉄道)の利用が断然おすすめです。香港側の西九龍駅から深圳側の主要駅まで、新幹線のような高速列車であっという間に到着します。
筆者はこれで毎回行ってますね、他経路より高いのですが、深圳での時間が最大化できますし、次の日の仕事への身体の疲れも浅く済むので、ハイリターンだと感じています。終電が早いんですけどね。
発着駅と路線
香港の高速鉄道駅は香港西九龍站(West Kowloon Station)です。ここから中国本土への高速鉄道が発着しており、深圳市内へは「深圳北駅」または「福田駅」行きの列車に乗ります。





所要時間は西九龍~深圳北なら最短約15~19分、西九龍~福田なら約14~18分程度と超高速です。🚄
チケット購入
高速鉄道のチケットは事前予約がおすすめです。香港西九龍駅の窓口でも購入可能ですが、人気の時間帯は混み合うため、オンライン予約サイト(中国鉄路12306アプリや旅行代理店サイト)や旅行会社で事前購入しておくとスムーズです。
外国人はパスポート番号で予約します。料金は座席クラスによりますが、二等席でHK$100台~(日本円で1,500円前後)です。
乗車~入国手続き
西九龍駅では、列車乗車前に出入境手続きをまとめて行います。香港の出国審査と中国の入国審査を駅構内で完了させてから列車に乗車します。切符とパスポートを持って出境ゲート・入境ゲートを順に通過しましょう(要所で指示があります)。



思ったより時間がかかるので、余裕を持つ意味で出発の1時間前には西九龍駅に着いていたいにゃ。中国の長期休暇の時は2時間前にはいたいにゃ。あれは戦争にゃ。死にかけたにゃ。
この手続きのおかげで、深圳到着後は改めて入国審査を受ける必要がなく、降りたらすぐ自由行動できます。
- 到着後の移動: 深圳北駅も福田駅も、大きなターミナル駅で地下鉄やバスに直結しています。特に福田駅は深圳中心部にあり、地下鉄龍華線(4号線)などに乗り換えて市内各所へアクセス便利です。一方、深圳北駅は少し郊外ですが、地下鉄4号線や5号線で連絡しています。タクシーや配車アプリを使うことも可能です。
- メリット: 圧倒的な速さと快適性が魅力。指定席で座って行けるため荷物があっても楽ちんです。入国手続きも駅で完了するので、深圳側での待ち時間が少なく、市内への到達時間が短縮できます。
- デメリット: 他の手段に比べ運賃が高め。また西九龍駅までの移動やチケット予約の手間があります。発車時刻が決まっているのでフレキシブルさはバス等に劣りますが、便数は多いのでスケジュール次第でカバー可能です。



高鉄ヤバい速さ!🚄💨 15分で深セン着いちゃうとか未来感じる~!しかも椅子フカフカで快適だし♪



快適さ重視なら高鉄一択だニャ。切符予約だけ忘れずにニャ~(当日券売り場は行列のこともあるからニャ)。西九龍駅は近未来的で見学するだけでも楽しいにゃ。



タピオカ屋もありますしねっ


直通バスで行く方法
香港市内や香港国際空港からは、深圳行きの直通バス(跨境バス)も多数運行されています。



バスならではの手軽さと、行き先によっては乗り換え無しで深圳市内の目的地近くまで行ける便利さがあります。
発車場所
直通バスは香港側の各エリアから出ています。例えば、尖沙咀や旺角、香港島の湾仔・銅鑼湾などから出る市内発のバス、新界エリアの上水や元朗からの路線、そして香港国際空港発のバスなど多彩です。行き先も深圳の各口岸(皇崗・深圳湾など)や市内主要スポット(福田・羅湖中心部等)まで様々。
チケット購入
バス乗り場近くのチケットカウンターや自動券売機で購入できます。事前にオンライン予約できる路線もあります(例:Klookなどの旅行サイトで予約→Eチケット提示で乗車)。料金は行き先によりますが、HK$100前後~HK$150程度が多いです。香港空港~深圳市内のバスはやや高め(HK$150-200前後)になります。
所要時間
道路状況にもよりますが、香港市街地から深圳市内まで約1.5~2時間が目安です。香港と深圳の国境(イミグレ)で一度下車して出入境手続きを行うため、その時間も含まれます。混雑や渋滞がなければ意外とスムーズですが、ラッシュ時は時間に余裕を。
国境での手続き
バスで国境を越える場合、基本的に香港側イミグレ前で一旦降車⇒香港出国審査⇒再度バスまたは連絡バスに乗車⇒中国側イミグレで再降車⇒中国入国審査⇒入国後また乗車という流れになります。一部路線では同じバスに戻れず、境界を渡った先で別のシャトルバスに乗り換えることもあります(スタッフが案内してくれるので安心してください)。
主要なバス経由イミグレ
直通バスがよく利用するのは皇崗口岸(24時間開放)や深圳湾口岸です。これらはバス専用レーンが整備され、乗客用の設備も大きいので利用しやすいです。
直通バスで行くメリット・デメリット



バスは座ってるだけで連れてってくれるから楽ちんにゃ。深セン湾口岸経由のバスだと景色も海が見えて気持ちいいニャ。眠っててもスタッフさんが“起きてイミグレだよ”って教えてくれるから安心にゃ。



バスだと国境で2回降りなきゃいけないって不思議な感じですね~。香港出てまたバス乗って、今度は中国に入る…まるでRPGゲームの関所越えイベント!


タクシー/配車サービスで行く方法
旅慣れた在住者やグループ旅行で利用されるのが、タクシーやUberなどの配車サービスです。



香港と深圳の間は直通のタクシー移動も可能で、玄関から目的地までダイレクトにアクセスできます。


香港のタクシー区分
香港のタクシーは色で営業エリアが分かれていますが、新界エリアの緑タクシーや市区の赤タクシーは国境まで乗り入れ可能です。ただし、香港の通常タクシーは深セン側まで入れません。国境手前のタクシー降車場で降りて、自分で出入境を通過し、深圳側で別のタクシーに乗り換える必要があります。
跨境(クロスボーダー)タクシー
香港~深圳を一台のタクシーで直接移動できる専用タクシーもあります。これは特別な営業許可を持つ車で、皇崗口岸など特定の24時間イミグレを車ごと通過します。
乗客は車内で出入境審査(パスポート提示)を受け、そのまま深圳市内まで行けます。ホテル送迎のリムジンサービスや予約制で、料金は距離に応じた定額(例:香港島から深圳福田までHK$800程度など)になります。
配車アプリ
香港ではUberが一部利用できますが(合法なHire carサービスとして提供)、深センへの直通は通常ありません。一方、中国本土ではDiDi(滴滴)など配車アプリが主流ですが、香港側では使えません。黒色プレートの跨境ハイヤーをWeChatなどで予約する方法もありますが、一般旅行者にはハードルが高いでしょう。
所要時間
タクシー移動の時間は出発地点と交通状況次第です。一般的に中環から皇崗口岸まで車で約40~60分、そこから深圳市内まで30分前後なので、全行程1.5時間ほど。
ただし渋滞があると2時間以上かかることもあります。深夜・早朝は道路が空いているため比較的早く着きます。
費用
香港の普通タクシーで国境までならメーター制(例:尖沙咀から落馬洲まで約HK$300ほど)。深圳側は人民元のメーター制になります。跨境タクシーの場合、予約時に提示された定額料金となります。グループで割り勘すれば、一人当たりの負担は抑えられます。
タクシー/配車サービスで行く



タクシーで国境越えとか映画みたい~!🚖✨ ドライバーさんがパスポート束ねて検査官に渡したりするのかな?ちょっとVIP気分ですね。



専用の跨境タクシーならそういう感じにゃ。普通のタクシーなら国境手前で降りて歩いてイミグレ通過だけど、それでも荷物少ないと楽にゃ。グループ4人とかなら電車より1人あたり安上がりのこともあるにゃ。
フェリーで行く方法
少し変わり種ですが、香港と深圳はフェリー(高速船)で海路を移動することもできます。特に香港国際空港と深圳側を結ぶフェリーや、九龍の中港城碼頭から深圳蛇口港へのフェリーが知られています。
運航ルート
コロナ禍で一時運休していましたが、2023年以降香港国際空港(スカイピア)~深圳宝安空港(福永埠頭)のフェリーが運航再開しています(1日数便)。また、尖沙咀の中港碼頭(チャイナフェリーターミナル)~深圳蛇口港行きの便も徐々に再開傾向です。所要時間はいずれも約45~50分ほどです。
利用方法
香港市内から蛇口へ行く場合、中港城のフェリーターミナルでチケット購入し乗船します。香港空港からの場合は、到着フロアでフェリー乗り継ぎ手続きを行い、入国せずに直接船に乗ります(スーツケースも連携可)。料金は片道HK$150前後(船会社による)です。
イミグレ手続き
フェリー乗船前後に出入境審査があります。空港発の場合、香港では入国せず直接中国入国審査をフェリーターミナルで受け、深圳到着時に荷物検査と入国スタンプという流れです。市内発の場合は乗船前に香港出国、下船後に中国入国となります。いずれもスタッフが誘導してくれます。
フェリーで行くメリット・デメリット



フェリーはちょっとしたクルーズ気分にゃ🚢。海風に当たりながらゆったり移動したい人にはぴったりだにゃ。あと香港空港から直接深圳に行く人はフェリー乗継ぎが楽なんだにゃ。



船で国境越えるとかロマンある~✨ 写真映えもしそう!でも船酔いする人は注意かもですね😅
香港⇄深圳の主なイミグレと特徴(羅湖・福田・皇崗・深圳湾 etc.)
香港と深圳の境界にはいくつものイミグレーション(出入境検査場)があります。それぞれ場所や営業時間、アクセス手段、混雑具合が異なり、用途に応じて使い分けられています。



ここでは代表的なイミグレを紹介し、その特徴と混雑状況の傾向、どんな時に使うと便利かを解説します!
羅湖口岸(Lo Wu / ロウホウ)
羅湖口岸は香港・深圳間で最も有名かつ利用者数の多いイミグレです。MTR東鉄線の終点羅湖駅と直結しており、香港側から電車で行く場合はこの羅湖口岸を利用します。深圳側の駅名も「羅湖駅」で、シンプルなルートです。
- 営業時間: 6:30~24:00(深夜0時)まで開いています。早朝から夜遅くまで利用できますが、終電で跨ぐ場合は要注意(最終通過は24時まで)。
- アクセス: 香港側はMTR羅湖駅、深圳側は深圳地下鉄1号線・羅湖駅が直結しています。電車利用者に最適。徒歩で香港側から向かうことも可能ですが、駅を利用するのが一般的です。
- 混雑状況: 朝8~10時頃と夕方17~20時頃はかなり混雑します。特に香港へ帰る方向は週末夜など長蛇の列に。とはいえ、外国人専用レーンは香港・中国それぞれ比較的空いていることも多いです。待ち時間は通常15~30分程度ですが、ピーク時は1時間以上かかることも。
- 特徴: 駅直結でわかりやすい半面、利用者が非常に多いため混雑しやすいです。深圳側は羅湖ショッピングエリア(老街エリア)に近く、エレクトロニクス市場や飲食街が徒歩圏内。深圳の日帰り観光客にもよく使われます。
福田口岸(Lok Ma Chau Spur Line / フーティエン)
福田口岸は深圳市福田区に位置するイミグレで、香港側からはMTR落馬洲(Lok Ma Chau)駅に直結しています。羅湖口岸と並ぶ鉄道連絡の国境です。
- 営業時間: 6:30~22:30まで(香港側の落馬洲支線駅の運行時間もそれに準じます)。深夜の利用はできないので注意。
- アクセス: 香港側は東鉄線 落馬洲駅(羅湖行きの電車の一つ手前の支線終点)、深圳側は深圳地下鉄4号線・10号線 福田口岸駅と直結しています。香港新界北部からのバス路線(B1系統など)も落馬洲駅に接続しています。
- 混雑状況: 羅湖に比べると利用者がやや少なめで、外国人にも比較的スムーズと言われます。とはいえ平日朝夕は近隣の通勤・通学者で混雑します。羅湖より早めに閉まるため、夜は21~22時頃に混み合う傾向があります。
- 特徴: 香港北部・元朗方面からアクセスしやすい国境です。深圳側は福田保税区に近く、ビジネス利用も多め。羅湖ほど商業施設はありませんが、地下鉄4号線でそのまま深圳中心部(福田CBDや華強北方面)へ出られるため利便性良好。ローカル感がある静かな口岸です。



羅湖と福田ってどっちも電車で行けるけど、何が違うんですか?



簡単に言えば羅湖は東のメイン玄関、福田はやや西寄りの新玄関って感じにゃ。
羅湖は24時まで開いてて大勢が使う定番口岸、福田は22:30までだけど比較的空いてて深圳側中心街に出やすいにゃ。
混雑を避けたいなら福田、遅くまで遊ぶなら羅湖、と使い分けるといいにゃ。
皇崗口岸/落馬洲(Huanggang / フアンガン)
皇崗口岸(黄岗口岸)は24時間開放されている唯一のイミグレです。香港側では落馬洲(Lok Ma Chau)管制站とも呼ばれ、主に車両とバスの通行に使われます。深夜・早朝でも往来可能なため、便利さは抜群。
- 営業時間: 0:00~24:00(年中無休の24時間オープン)。
- アクセス: 公共交通では跨境直通バスや**シャトルバス(通称・皇巴)**の利用が一般的です。香港側の上水や元朗、太子などから皇崗行きバスが出ています。個人車やタクシー利用も多く、跨境タクシーは主に皇崗口岸を通過します。鉄道駅は直結していないため、徒歩では行きづらいです(※現在、皇崗口岸の大規模再開発が進行中で、将来的に香港MTRと深圳地下鉄20号線が直結予定)。
- 混雑状況: 日中は物流トラックなども多く賑わいますが、旅客は分散しているため極端な長蛇の列になることは少ないです。深夜帯(0~5時)は利用者も減りスムーズに通過できます。ただし中国の大型連休時などは24時間開放ゆえに夜中も混む場合があります。
- 特徴: 何と言っても24時間いつでも通れるのが最大の強み。例えば「深夜便のフライトで香港到着後、そのまま深圳へ移動」なんて場合は皇崗口岸一択です。深圳側は福田区の皇崗地区に出ます。再開発中で現在の建物は仮設的ですが、車利用者向けの作りになっています。徒歩で越境する旅行者は深夜でも開いている国境として覚えておくと安心です。
深圳湾口岸(Shenzhen Bay / シンセンワン)
深圳湾口岸は香港北西部(天水囲・屯門近く)と深圳南山区の間にある海上に架かる橋で繋がった国境です。比較的新しく(2007年開通)、香港・深圳を結ぶ西側ルートとして整備されました。
- 営業時間: 6:30~24:00。深夜0時で閉まります。
- アクセス: 香港側からはB2/B3系統などローカルバスやミニバスで行けます(元朗・屯門方面より)。また香港国際空港発着のバスが深圳湾経由で運行しています。深圳側は地下鉄13号線 深圳湾口岸駅が2024年末開通予定ですが、現状は最寄り地下鉄駅がなく、タクシーやバス連絡となります。口岸自体に大規模なバスターミナルが併設され、上記の直通バスが多数発着します。
- 混雑状況: 比較的設備に余裕がありスムーズとの評価が多いです。中国本土側・香港側の両カウンターとも広々としているため、行列も早く進みます。土日午後は多少混みますが、羅湖ほどではありません。
- 特徴: 西側ルートの国境なので、香港島や九龍南部からは距離があるものの、ディズニーランドや空港方面から深圳に向かう場合には便利です。深圳側は蛇口・前海といった経済区に近く、南山区エリアへのアクセスに適しています。景色も特徴で、橋上から深圳湾の海景や香港のランタオ島方面を眺められます。
蛇口口岸(Shekou Ferry / シェコウ)
蛇口口岸は上記の陸路国境とは異なり、フェリーターミナルでの出入境ポイントです。深圳南山区の蛇口港にあり、香港からの高速船が到着します。
- 営業時間: 7:00~22:30(フェリーの時刻表に準ずる形)。夜遅い便はないので注意。
- アクセス: 香港側は尖沙咀の中港城碼頭や香港空港スカイピアなどからフェリー乗船。深圳側は蛇口郵輪センターで下船後、そのまま2階フロアで入国審査となります。蛇口港から市内へは地下鉄12号線「太子湾駅」が徒歩5分ほど、新交通の開通で利便性が増しました。
- 混雑状況: フェリーの乗客しかいないため、大混雑になることはほぼありません。各便到着時にその乗客分だけが審査を受けます。フェリー到着が重なる朝夕は多少並びますが、ターミナルが広いため快適です。
- 特徴: 海路限定のイミグレですが、空路トランジット客や香港側の旅客に利用されています。蛇口エリアは近年開発が進み、おしゃれな飲食店街「海上世界」や遊歩道が整備され、観光にも人気。香港だけでなくマカオ方面からのフェリーも入るハブ港です。
その他のイミグレ(文錦渡・沙頭角・蓮塘など)
上記以外にも、香港と深圳間には文錦渡口岸(Man Kam To)、沙頭角口岸(Sha Tau Kok)、蓮塘/香園囲口岸(Liantang/Heung Yuen Wai)などがあります。



これらは主に車両通行や特定用途の国境で、観光客が使う機会は少なめです。蓮塘口岸は2020年開通の最新口岸で、設備は近代的ですが場所が遠く一般旅行者には利用しづらいです。文錦渡と沙頭角は貨物・通勤用途が中心で、旅行客向け公共交通が限られます。



いっぱい国境(イミグレ)あるんですね~!ちょっと混乱しちゃうけど、自分の予定に合わせて選べばいいんですね。



そうにゃ。香港側の出発地や時間帯、深圳での目的地によってベストな口岸は変わるにゃ。行きはスムーズな福田口岸、帰りは遅くまで開いてる羅湖口岸にする、なんて組み合わせもOKだにゃ。臨機応変に使い分けて、国境越えを攻略するにゃ!
「香港から深圳」日帰り旅行はできる?【モデルプラン紹介】
結論から言えば、香港から深圳への日帰り旅行は十分可能です!香港滞在中にちょっと足を伸ばして中国本土の活気ある深圳を覗いてみるのも面白いでしょう。



ただし、日帰りの場合は時間配分と国境の閉まる時間に注意が必要です。ここでは日帰り深セン旅のポイントと、モデルプランの一例をご紹介します。
日帰り旅行のポイント・事前準備
- パスポート必携: 当たり前ですが国境を越えるのでパスポートを忘れずに。日本人なら滞在30日以内ノービザで入れますが、パスポートの残存期限が6ヶ月以上あることを確認しましょう。
- 早めの出発: 深センで過ごせる時間を確保するため、朝早い時間に香港を出発するのがおすすめです。例えば8~9時までに香港側出発できると一日を有効活用できます。逆に夕方ラッシュに巻き込まれると入境に時間を取られますので、復路は早めの深圳出発(20~21時頃)を意識すると安心です。
- 国境の閉鎖時間: 利用するイミグレの最終通過時間に注意。羅湖や深圳湾は24時までなので、それより遅くならないように。皇崗口岸なら24時間空いていますが、深夜は交通手段が限られます。
- 中国元の用意: 深圳では基本通貨は人民元(RMB)です。香港ドルは一部店で使えることもありますがレートが悪いです。香港側で両替しておくか、国境の両替所(羅湖・福田などにATMや両替カウンターあり)で中国元を入手しましょう。少額ならクレジットカードやスマホ決済も使えます(WeChat PayやAlipayは外国クレカ対応済)。
- データ通信: 中国本土ではGoogleやLINEなどが使えないため、必要ならVPNアプリを準備しましょう。日帰りなら香港のモバイル回線をローミングさせる手もあります(ただし通信料高額に注意)。最近は短期旅行者向けのeSIM(中国用)も手軽です。
- スケジュールゆとり: 国境通過には行き帰りそれぞれ時間を見ておきます。行列次第ですが各40分~1時間程度余裕を。深圳市内の移動も広いので移動時間多めにみて、詰め込みすぎない計画が吉。
日帰りモデルコース例
★モデルプラン:最新都市&グルメを満喫!深圳日帰りツアー
香港・紅磡駅発 → MTR東鉄線で羅湖へ(45分)。国境で出入境手続きを済ませ深圳入り(羅湖口岸利用)。
深圳・羅湖駅到着。地下鉄1号線に乗り華強北(ファーチャンペイ)駅へ(約15分)。 → 電気街「華強北」でガジェットショッピング。世界最大級の電子街市で最新スマホパーツやガジェットを物色!
地下鉄で市民中心駅へ移動(2号線で約10分)。 → 深圳の「COCO Park」エリアでランチ。大型モール内のレストラン街で点心ランチや四川料理を堪能。
タクシーで蓮花山公園へ(約10分)。 → 蓮花山公園を散策。頂上の鄧小平像前から深圳の高層ビル群を一望し、都会と自然のコントラストを楽しむ。
地下鉄で少年宮駅から1号線→2号線経由、世界之窓(ウィンドウ・オブ・ザ・ワールド)駅へ(約30分)。 → テーマパーク「世界之窓」周辺散策。(時間があれば入園し各国ミニチュア遺跡を見るもよし、外の雰囲気だけ味わうもよし)
地下鉄で深圳湾公園駅へ(2号線で約15分)。 → 深圳湾の海沿い遊歩道を散策。夕暮れの景色を眺めつつ潮風に癒やされます。
タクシーで深圳湾口岸へ移動(約10分)。国境にて出国手続き。
深圳湾口岸発の直通バスに乗車、香港側へ(約45分)。 → 20時前後に香港・屯門着。MTRやタクシーでホテルへ戻ります。
ポイント: このプランでは羅湖口岸イン→深圳湾口岸アウトと異なる国境を使い、移動を効率化しました。午前は深圳の都会エリアでショッピングや食事、午後は少し郊外に足を延ばし公園やテーマパークを見学。欲張りすぎず主要スポットをさらうイメージです。時間に余裕があれば、華強北では電子市場ビルを複数回ったり、世界之窓をしっかり観光するなど調整してください。逆に時間が押せば世界之窓は外観のみでカットし早めに帰路についてもOKです。日帰りとはいえ深圳は広いので、エリアは福田区~南山区周辺に絞るのが成功のコツです。
日帰り旅行まとめ



日帰りでも深圳の魅力を十分味わえますが、「もう少し居たい!」となる可能性も。そんな時は翌日帰りにプラン変更しても良いよう、ホテルは香港・深圳両方キャンセル可のものを取っておく手もあります。
当日キャンセル可能なホテル群は以下です。Booking.com → 「直前キャンセル可」に設定。Expedia → 「Fully refundable」に✔するなどして検索してください。
ホテル | 最安週末総額 | 特徴 | キャンセル条件 |
---|---|---|---|
Shangri-La Shenzhen | 約¥11,900 | 羅湖駅徒歩5分・5★・屋外プール | 前日23:59まで無料 |
Hyatt Place Shenzhen Dongmen | 約¥13,300 | 老街駅2分・朝食込4★ | 前日まで無料 |
Crowne Plaza Hotel & Suites Landmark | 約¥12,900 | 国貿駅3分・屋内プール | 当日18:00まで無料 |
Lavande Hotel Luohu Baoneng Center | 約¥7,900 | 笋岗駅1分・新築3★ | 48h前〜当日午前まで無料 |
ホテル | 最安週末総額 | 特徴 | キャンセル条件 |
---|---|---|---|
Holiday Inn Express Shenzhen Futian Center | 約¥13,800 | 皇岗口岸駅10分・朝食無料 | 前日23:59まで無料 |
Shenzhen Huaqiang Plaza Hotel | 約¥13,800 | 華強北至近・高層ビュー | 当日18:00まで無料 |
Wyndham Grand Shenzhen | 約¥16,500 | 会展中心駅3分・屋内外プール | 前日まで無料 |
L.gem Hotel Shenzhen | 約¥14,400 | 购物公園駅6分・One Avenue近く | 前日まで無料 |
深センには魅力的なスポットが他にも満載(近未来スポットの前海、歴史を感じる鹽田の漁村、大型テーマパーク群、世界最大のミニチュアパークなど)なので、気に入ったら次回はぜひ一泊以上で訪れてみてください。



日帰りでも結構いろいろ回れますね!深セン、近代的な街並みも公園もあって楽しそう~✨ ショッピングしてお腹いっぱい食べて、景色も見れて満足かも!



そうにゃ、日帰りならではの凝縮プランで効率よく回れば十分楽しめるにゃ。帰りの時間だけは要注意で、ゆとりを持って国境に向かうんだにゃよ。あと、調子乗って買い物しすぎると荷物増えて大変だから気をつけてにゃ(経験談)。
深圳宝安国際空港へのアクセス方法と比較
深圳には大きな国際空港「深圳宝安国際空港(SZX)」があります。香港から直接深圳の空港へ移動するケースもあるでしょう。
ここでは香港から深圳空港へ行く手段を比較し、それぞれの所要時間や料金、メリットをまとめます。自分に合った方法でスムーズに空港に到着しましょう。
直通バス(跨境バス)で深圳空港へ
香港市内や香港空港から、深圳宝安空港までの直通バスが運行されています。これを利用すれば乗換なしで空港ターミナル近くまで行けて便利です。
- 所要時間: 約1.5~2時間。途中、深圳湾口岸などで出入境手続きを挟みますが、バス会社が誘導してくれるので安心です。
- 料金: 路線により異なりますが、香港市街からならHK$150前後、香港空港からだとHK$180~200程度が多いです。チケットは乗り場の窓口やオンラインで購入可能です。
- 発車場所: 香港島・九龍では中環や旺角、尖沙咀などに発着所があります。空港からは到着ロビーに跨境バスの案内カウンターがあります。
- メリット: 荷物を持ったまま座って行けるので楽。空港直結なので深圳市内に寄らず空港目的の人には最短ルートです。
- 注意点: 渋滞による遅延リスクはあるため、フライト時刻の3~4時間前には香港を出発する計画が安心です。
高速鉄道+地下鉄で深圳空港へ
公共交通を駆使するルートです。高速鉄道で深圳市内へ行き、そこから地下鉄で空港に向かいます。
- ルート例: 香港西九龍駅→(高鉄15分)→深圳福田駅→(深圳地下鉄11号線30分)→機場(空港)駅。乗換は西九龍駅と福田駅の2回です。
- 所要時間: 実質の移動時間は約1時間弱ですが、高鉄の発車時刻待ちや入境手続き時間を考慮するとトータル1.5時間~2時間ほど見ておきましょう。
- 料金: 高鉄(西九龍~福田)HK$100ちょっと+深圳地下鉄(福田~空港)RMB8程度。合計でHK$120前後(約1,800円)です。
- メリット: 渋滞が無く時間が読みやすい。高速鉄道と地下鉄ともに本数が多いので待ち時間が少なくて済みます。
- 注意点: 乗換が発生するため、大荷物だとやや負担。福田駅で高鉄ホームから地下鉄への移動も多少歩きます。あと深セン地下鉄は時間帯により混雑するので、スーツケースは邪魔にならないよう配慮が必要です。
フェリー(香港空港経由)で深圳空港へ
香港国際空港のスカイピアから、深圳空港近くの福永碼頭までフェリーが出ています。香港に入国せずに乗り継げるため、空路で香港着→深圳へという人に最適です。
- 所要時間: フェリー航行が約30分、乗継手続きなど含め1時間前後。
- 料金: HK$300弱(ターミナル使用料込み)程度。航空会社によってはフェリー券込みのサービスもあり。
- 利用条件: 香港空港に飛行機で到着後、そのまま乗継エリア内のフェリー受付に行きます(要事前予約)。香港市内からは利用不可なので注意。
- メリット: 飛行機→フェリーのシームレスな乗換で、入国審査を経ずに深圳入りできます。荷物もスルーで運んでくれます。
- 注意点: 本数が限られるためフライト時刻と合わないと使えません。また海況によって欠航リスクもゼロではありません。
タクシー/配車で深圳空港へ
上述の跨境タクシーを手配して、直接深圳空港まで向かうことも可能です。費用は高いですが、数人でシェアするなら選択肢に入ります。
- 所要時間: 道路状況次第で1.5~2時間ほど。
- 料金: HK$800~1,000程度(場所により)。旅行会社やホテル経由で予約できます。
- メリット: ドアツードアで快適。時間帯によっては最短ルート。
- 注意点: 渋滞すると読めない点と、予約や英語対応のハードルがあります。
どの方法がベスト?
- 手軽さ重視なら: 直通バス。荷物が多い旅行者や高齢者も安心です。
- 速さ重視なら: 高速鉄道+地下鉄が渋滞知らずで比較的速いです(特に市内経由でもOKな場合)。
- 飛行機乗継なら: 空港フェリーが入国手続き省略でき有力です。
- グループ移動なら: タクシー/ハイヤーで快適に移動も検討しましょう。
いずれの場合も、国境での手続き時間を考慮して余裕を持ったスケジュールにすることが大切です。深圳空港からは中国国内外各地へフライトがありますので、香港と組み合わせて旅行プランの幅が広がりますね。



香港からそのまま深センの空港へ行って飛行機乗ることもできるんですね!うまく使えば香港in深センoutみたいな旅行もできそう~✈️



そうにゃ、大湾区エリアは交通網が発達してるからオープンジョー旅程もお手の物にゃ。例えば日本から香港着→遊んだ後に深圳空港から他の中国都市へ飛ぶ、なんてこともできるにゃ。バスでも電車でも、時間さえ合えば案外スムーズだから活用してみてにゃ!
日本人向けQ&A:香港から深圳に行く際の疑問&注意点
最後に、「香港から深圳」に行こうとする日本人旅行者・在住者からよく聞かれる質問や注意事項をQ&A形式でまとめます。不安やギモンを事前に解消して、安全で楽しい旅にしてくださいね。
Q1. 日本人はビザ(査証)無しで深圳に行けますか?
A1. 2024年11月30日から2025年12月31日までの期間は、日本人は30日以内の観光・商用目的ならビザ免除で中国本土に入国できます。これはコロナ前にあった15日間ノービザ措置の再開&延長版です。それゆえ香港から深圳へも特別なビザ手配なしで行けます。ただしこの措置は2025年末までの暫定なので、それ以降に渡航する場合は最新情報を確認しましょう(延長されなければビザ取得が必要になります)。なお、2020~2023年頃に一時運用されていた「深圳経済特区観光ビザ(5日間限定ビザ)」は現在ほぼ使われていません。ノービザ期間中はそちらは気にしなくてOKです。
Q2. 香港から深圳へ行く時に必要なもの・手続きは?
A2. 有効なパスポートが必須です(入国カードも必要な場合があります)。香港から中国本土に入る際、飛行機で入国する場合と同様に**入国カード(Arrival Card)**の記入・提出が求められることがあります。用紙はイミグレ手前に置いてありますので、氏名・パスポート番号・滞在先ホテルなど記入しましょう(ビザ番号は「Visa Free」にチェック)。出国時のカードは現在不要となっています。また、香港出境時には何もカード類は要りません。なお、日本国籍なら香港入境は90日ノービザですので、日帰りで深圳に行って香港に戻ってくる際も問題ありません(香港の滞在可能日数はリセットされますが、常習的な出入境を繰り返すと質問されることもあります)。
Q3. 治安面は大丈夫?深センは安全ですか?
A3. 深圳は中国でも治安の良い大都市の一つで、基本的な安全性は香港と大差ありません。夜間に女性一人で歩いても大通りなら人通りもあり比較的安心です。ただしスリや置き引きなどの軽犯罪はどこでも起こり得ます。繁華街や地下鉄内ではバッグを前に持つ・スマホをむき出しにしない等の注意は払いましょう。また、タクシー利用時にぼったくりは少ないですが、白タク(非公式タクシー)には近づかないようにしましょう。公式の緑色or青色の深圳タクシーを使えばOKです。
Q4. 深圳での支払いはどうすればいい?
A4. 深圳では人民元現金か、モバイル決済が主流です。クレジットカード(Visa/Master)は大都市のデパートやホテル、チェーン店では使えますが、個人商店では不可な場合も。少額の交通費や屋台での買い物用に、最低でも200~300元程度は現金を用意しましょう。一方、WeChat Pay(微信支付)やAlipay(支付宝)などスマホ決済はほぼ全店で使える便利な支払い手段です。以前は中国の銀行口座がないと使えませんでしたが、今は日本のクレジットカードをアプリに紐づけすれば旅行者でも利用可能になりました。事前にアプリを入れておき、深圳到着後に必要に応じて設定しても良いでしょう(通信環境が必要なのでWi-Fiを確保してください)。
Q5. 深圳でネットは繋がる?FacebookやGoogleは?
A5. 中国本土ではネット検閲があるため、Google検索、Gmail、YouTube、Facebook、Instagram、Twitter、LINEなどはそのままでは使用できません。日本と同じ感覚でスマホを使うと「ネットに繋がらない!?」と驚くかもしれません。解決策としてはVPNアプリ(仮想プライベートネットワーク)をスマホに入れておくこと。ExpressVPNやNordVPNなど有料サービスのほか、無料のものもあります(速度は劣る)。VPNを通すと普段通りこれらサービスが使えます。ただし中国ではVPN利用もグレーなので、必要な時だけONにしましょう。WechatやTikTokなど中国発のアプリ、YahooやBing検索は通常通り使えます。 通信手段としては、香港のSIMカードやeSIMは深センではローミングとなり速度制限や高額料金の可能性があるので、中国用プリペイドSIM(空港や深圳の7-11で購入可能)やレンタルWi-Fiを用意することをおすすめします。
Q6. 深圳で日本語や英語は通じますか?
A6. 深センは国際都市化が進んでおり、ホテルや大きな観光スポットでは英語が通じるスタッフも増えています。しかし一般的には英語もあまり通じないと思った方がよいです。若い世代は簡単な英語なら理解できる人もいますが、タクシー運転手やローカル食堂では中国語(普通話)オンリーということも。日本語はまず通じません。コミュニケーションには翻訳アプリ(Google翻訳やWechatの内蔵翻訳)を活用しましょう。オフライン翻訳機能を事前ダウンロードしておくと安心です。店名や住所を中国語で見せるなど筆談も有効です。 ※なお、深センは広東語ではなく**普通話(北京語)**が主に話されます。香港の人とは言語が違うのでご注意(広東語しか分からない香港人が深圳で苦労…なんてこともあります)。
Q7. 両替はどこでするべき?香港ドルは使えますか?
A7. 両替は香港側で済ませていくのが一般的です。香港市内の重慶マンション(チョンキン)両替店や銀行で人民元に換えておきましょう。レートは日によりますが、香港で両替した方が良い傾向があります。国境の羅湖・福田にも両替所がありますがレートはやや劣る場合も。香港ドル現金は深センでは基本的に使えないと考えてください(まれに一部店で受け取ってくれることもありますが、お釣りは人民元になります)。ATMで人民元を引き出す手もありますが、日本の銀行カードが対応していない場合もあるので注意。やはり現金数万円分は人民元に交換して持参するのが安心でしょう。
Q8. 中国入国時の検疫や持ち込み制限は?
A8. 2023年以降、中国のコロナ関連入国規制は大幅緩和され、ワクチン証明やPCR検査は不要となりました(※渡航時期の最新情報確認は必要)。健康申告フォームも2023年夏に一時不要になりましたが、今後の状況で変わる可能性があります。入国直前に中国海関の健康申報ミニプログラムで健康申告を求められる場合もあるので、その際は指示に従ってください。 また、香港⇄深圳間の陸路移動では、空路と同様に税関検査があります。動植物や大量のタバコ・酒類、1万元以上の現金などは申告が必要です。特に生鮮食品や果物は持ち込み禁止品があるので注意しましょう。個人旅行で日帰りする範囲の持ち物であれば通常問題になることはありませんが、買い物で高額商品を購入した場合、香港側に持ち込む際に関税対象となるケースもあります(免税範囲超の持込は課税対象)。常識的な範囲のショッピングなら心配無用ですが、大量のブランド品購入などは領収書を持っておくと安心です。
Q9. その他気を付けることはありますか?
A9. 深センは都市部では公衆トイレや商業施設にトイレットペーパーが備え付けられていないことがあります。ポケットティッシュを携帯しましょう。また、飲食店ではお茶やおしぼりが有料の場合があります(席料として数元程度)。不要なら断れます。 交通では、深セン地下鉄は安全ですが優先席への着席には気を遣う文化があり、元気な若者は座らない人もいます。バスはアプリでしか乗れない路線もあったりするので、旅行者は地下鉄とタクシー移動が無難です。タクシーは乗車時にシートベルト着用を忘れずに(取り締まりあり)。 香港とは文化やルールが微妙に違うので、現地の様子を見ながら郷に入っては郷に従えの精神で楽しみましょう!



以上、「香港から深圳」へのアクセスに関する総合ガイドでした。最新の交通情報やビザ事情を踏まえて、安全かつ快適に香港-深圳間を移動してください。



国境を越えるとガラッと雰囲気が変わり、きっと新鮮な体験が待っています。広東グルメに舌鼓を打つも良し、最新テクノロジー都市の空気に触れるも良し。ぜひ本記事を参考に、香港・深圳の両都市を存分に楽しんでください!
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