【2025年最新・危険レベル】香港の治安は今どうなってる?|今旅行は大丈夫?治安の悪い場所・安全対策まで徹底解説

【2025年最新・危険レベル】香港の治安は今どうなってる?|今旅行は大丈夫?治安の悪い場所・安全対策まで徹底解説

香港は美しい夜景やグルメ、ショッピングを楽しめる人気旅行先です。

Lisa

しかし近年の社会情勢から「香港、今どうなってる?」「今香港旅行大丈夫?」と不安に感じる方も多いでしょう。

スチュアート

本記事では2025年最新の香港の治安情報をもとに、現在の状況や危険エリア、安全対策まで網羅的に解説します。

最後まで読めば、香港旅行の不安が解消し安心して旅の計画が立てられるはずです。

スノーベル

それでは早速、最新の香港の治安状況をチェックしていきましょう。

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目次

香港の治安は今どうなってる?【2025年現在】

香港駐在員ブログ:香港島の高層ビル群とビクトリアハーバー(香港は世界有数の安全な都市とされる)
香港島の高層ビル群とビクトリアハーバー(香港は世界有数の安全な都市とされる)

香港は比較的治安の良い都市として知られており、世界的にも安全な都市ランキングの上位に入るほどです。

2019年には大規模な民主化デモが発生し一時治安悪化が懸念されましたが、2020年6月に香港国家安全維持法(国安法)が施行されて以降、大規模な抗議活動は沈静化しました。

スチュアート

その結果、現在の香港は治安が安定しており、街中で暴動や混乱に遭遇する心配はほぼないと言えます。

Lisa

実際に住んでいる私たちもとても平和に暮らしているわ。日本に住む親は心配するけど、驚くほどに治安が良いわ。

一方で、日本と比べるとスリや置き引きなどの軽犯罪は発生しているため、「日本と同じ感覚で油断しないこと」が大切です。

実際、外務省が発表している海外安全情報でも、香港全域に対し危険レベル1「十分注意してください」が指定されています(※危険レベルについては後述)。

香港駐在員ブログ:香港の危険レベルは?
スノーベル

これは渡航禁止などではなく「日本よりは注意してね」という最も低い注意喚起レベルにゃ。

つまり特別大きな問題は起きておらず、基本的には安心して観光できる状態と言えるでしょう。

スチュアート

そんな日本も円安で観光客が殺到し治安が悪化しつつありますよね・・・母国よ・・・。

「香港国家安全維持法」とは?

Lisa

ニュースで聞く 国家安全維持法 って何のことですか?香港旅行と関係あるのかな?

スノーベル

国家安全維持法(国安法)というのは、2020年に施行された香港の法律だにゃ。香港での国家分裂や政権転覆、テロ行為などを取り締まるための法律で、違反すると厳しい罰則が科されるんだにゃ。

デモ活動が減ったのはこの法律の影響も大きいと言われているにゃ。

Lisa

観光客には関係ない感じですか?

スノーベル

普通に観光するぶんには心配いらないにゃ。ただし現地で政治的なデモに参加したり、中国や香港政府を公の場で激しく批判したりするとトラブルになる可能性もゼロじゃない。

政治的な話題には深入りしないのが安全だにゃ。

Lisa

なるほど、観光で行くなら特に気にしすぎなくて良さそうですね!

現在の香港は、このように法律の施行で政治的な安定が保たれており、街中で日常生活を送る分には治安面の不安は大きくありません。

実際、2024年の香港の犯罪発生件数は約94,747件で、前年と比べて5.0%増加しましたが、その増加の大半はネット詐欺などの詐欺事件の増加によるものです。

スチュアート

一方で殺人や強盗、傷害、窃盗といった主要犯罪は減少傾向にあります。

つまり暴力犯罪が少なく詐欺が多いのが近年の香港の特徴です。観光客が巻き込まれやすいのは後述するスリや詐欺なので、その点に注意すれば過度に恐れる必要はないでしょう。

今、香港旅行は大丈夫?心配されるポイント

「現在、香港に旅行しても平気かな?」という疑問に対しては、「はい、基本的に大丈夫です」と答えられます。

スチュアート

2023年以降、香港は新型コロナウイルス関連の入境制限や検疫も撤廃しており、旅行者受け入れに積極的です。

街中ではマスク着用義務も解除され、活気を取り戻しています。では具体的に何に気をつければよいのか、旅行前に不安に感じるポイントを整理してみましょう。

外務省の危険レベルと最新渡航情報

スチュアート

まず知っておきたいのが、日本の外務省による海外安全情報(危険レベル)です。先ほど触れた通り、香港は危険レベル1(十分注意してください)となっています。

香港駐在員ブログ:香港の危険レベルは?

このレベルは世界的に見ても安全な国・地域に付与される最低ランクで、「特別な回避勧告はないが、安全対策には十分注意して」という意味です。例えばスリ被害など日本よりは多いので気をつけましょう、という程度の注意喚起です。

  • レベル1:十分注意してください(←今の香港はココ)
  • レベル2:不要不急の渡航は止めてください
  • レベル3:渡航は止めてください。(渡航中止勧告)
  • レベル4:退避してください。(渡航禁止)
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現時点で香港への渡航を規制する勧告や制限は出ておらず、入国ビザも観光目的なら不要です(日本国籍の場合90日間まで滞在可)。

ただし、常に最新情報の確認は重要です。状況が変わる可能性もゼロではないため、旅行前には外務省「海外安全ホームページ」や現地日本領事館からのお知らせをチェックしましょう。

危険レベル1ってどれくらい?

Lisa

危険レベル1って具体的にはどんな感じなんでしょう?

スノーベル

危険レベル1は4段階中一番低い注意喚起だにゃ。普通に旅行可能だけど、『スリとかには気をつけてね』というレベルだにゃ。

例えばレベル2以上になると渡航自粛を検討する感じだけど、レベル1の香港は特に渡航制限なしでOKということにゃ。

Lisa

それなら少し安心です!もちろん注意は必要だけど、旅行自体は問題なさそうですね。

香港旅行で懸念されるその他のポイント

  • デモや政治的混乱の可能性:前述の通り、現在は大規模デモは起きていません。ただゼロではないため、もし旅行中に偶発的な集会や抗議活動を見かけたら近づかず速やかに離れましょう。特に繁華街の旺角(モンコック)や中環(セントラル)付近は2019年にデモが多発したエリアでした。万一に備え、現地ニュースにも目を通すとより安心です。
  • 中国本土との関係(「香港 旅行 危険 中国」):香港は「一国二制度」で中国本土とは法律や制度が異なります。言語も広東語や英語が中心で、インターネットも基本的に自由に使えます(中国本土のようなSNS規制は2025年現在ありません)。政治的に敏感な行為をしない限り、旅行者が中国政府に拘束されるようなリスクは極めて低いです。逆に香港から深センなど本土へ足を延ばす場合は中国ビザが必要になるなど手続きが変わるため、その点だけ注意しましょう。
  • テロや治安悪化リスク:香港で国際テロ事件が起きた例は過去ほとんどなく、テロの心配は現状小さいです。ただ近年はコロナ禍の影響で経済格差もあり、まれに治安に関する不安材料(八街での暴行事件など)が香港メディアで報じられることもあります。とはいえ総じて日本と同等レベルで街歩きができる環境です。
  • 衛生面・健康:大都市なので衛生環境も良く、飲食店も日本人の口に合う清潔なお店が多いです。水道水の直接飲用は避け、市販のミネラルウォーターを利用しましょう。気温と湿度が高い時期があるため、熱中症対策など健康面の注意も忘れずに。
スチュアート

結論として、今の香港旅行は十分可能であり、観光自体を思い切り楽しめる状況です。

ただし後述するようにスリや詐欺といった旅行者特有のトラブルへの備えは必要です。

次の章から、具体的に香港の注意すべきエリアや犯罪手口、安全対策を見ていきましょう。

香港で治安が悪い場所・注意すべきエリア【香港 治安の悪い場所】

香港は全体的に安全とはいえ、一部のエリアではスリや詐欺などの被害報告が相対的に多いことが知られています。

ここでは旅行者が訪れる可能性が高い地域の中で、特に注意したいスポットを紹介します。

スチュアート

「香港の危険エリア」を把握しておけば、事前に警戒心を持って行動できるでしょう。

旺角(モンコック):夜の繁華街でスリに注意

旺角(モンコック)は九龍半島にある香港有数の繁華街で、露店市場の女人街(レディースマーケット)が有名なディープな下町エリアです。夕方から夜遅くまで地元民や観光客でごった返し、活気に溢れています。

しかし人混みが激しい狭い路地も多く、スリが発生しやすいエリアでもあります。特に露店で値段交渉をしている隙や、スマホを後ろポケットに入れたまま歩いているといった油断した瞬間に狙われるケースが報告されています。

実際に、「商品選びに夢中になっていたらバッグから財布を抜き取られた」という被害例もあるので、貴重品から目を離さないようにしましょう。

さらに旺角では深夜帯に若者同士の口論がトラブルに発展する事例もまれにあります。夜遅くに訪れる場合は、できるだけ明るく人通りの多いメインストリートを歩き、複数人で行動するのが安心です。

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旺角(モンコック)はナイトマーケットもあって面白い地域だけど、注意が必要ね。

尖沙咀(チムサーチョイ)・銅鑼湾(コーズウェイベイ):観光客狙いの犯罪に警戒

尖沙咀(Tsim Sha Tsui)と銅鑼湾(Causeway Bay)はそれぞれ九龍半島南端と香港島側に位置し、香港観光の定番エリアです。

高級ホテルや巨大ショッピングモール(ハーバーシティなど)、レストラン、お土産屋が立ち並び、多くの観光客が滞在する人気スポットになっています。

スノーベル

2つともお土産特集で頻出する街だにゃ。

これらのエリアは警察官や警備員の巡回も比較的多く、日中は治安の良い場所と言えます。

しかし夜になると要注意です。観光客をターゲットにしたスリやクレジットカードのスキミングが発生することがあり、暗がりの人通りが少ない場所にはなるべく近寄らないようにしましょう。

ホテルへ戻る際も、近距離でも夜間はタクシーや配車アプリ(Uberなど)の利用がおすすめです。

また尖沙咀で有名なスポットとして、多国籍な人々が集う雑居ビル「重慶大厦(チョンキンマンション)」があります。安宿や両替商が入るディープスポットですが、以前は「危険」「悪の巣窟」などと言われた歴史もあります。

スチュアート

近年は警備が強化され改善していますが、それでも建物内は狭い通路に様々な人がいて雑然としているため、初めて訪れる際は少し緊張するかもしれません。

チョンキンマンション周辺では客引きも多いので、しつこく話しかけられても相手にせず速やかに通り抜けましょう。

佐敦(ジョーダン)と廟街ナイトマーケット:スリ・盗難が多発

佐敦(ジョーダン)は尖沙咀から徒歩圏内のローカル色が強いエリアで、生活雑貨の店や市場が軒を連ねています。

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特に夜になると有名な廟街(テンプルストリート)ナイトマーケットが開かれ、観光客だけでなく多くの地元客でも賑わいます。

屋台や占いなど香港独特の夜市文化を楽しめるスポットですが、ここでもスリや置き引きが頻発しています。

スチュアート

市場の喧騒に紛れてバッグから財布を抜き取られたり、商品に気を取られている隙に荷物を置き引きされたりという被害報告があります。

スマートフォンや財布はファスナー付きのバッグに入れ、体の前で持つなど対策しましょう。ナイトマーケットを歩く際は、周囲の人との距離に気を配り、不自然に近づいてくる人がいないか警戒すると安心です。

その他注意が必要なエリアは?

上記以外では、深水埗(シャムスイポー)油麻地(ヤウマテイ)といった下町エリアも繁華街に比べると庶民的で雑然としており、夜遅くは街灯が少ない路地もあります。

Lisa

油麻地に美味しいエッグワッフルさんあるんだけどね〜!昼に行けば大丈夫!

観光で訪れる際は十分注意すれば大きな問題はありませんが、裏路地に入り込みすぎずメインストリートを歩くようにしましょう。また新界エリアなど郊外では治安の悪い地域は特にありませんが、旅行者が行くことは少ないでしょう。

まとめると、香港には「絶対に近寄ってはいけない危険地帯」のような所は基本的に存在しません。

スノーベル

ただし繁華街や市場など人が集まる場所ではスリ・詐欺のリスクが高まるため、そこでは日本以上に警戒するというメリハリが大切にゃ。

次章では、実際に香港で観光客が遭いやすい具体的なトラブル事例と安全対策を紹介します。

香港の治安は世界で何番目?安全都市ランキング事情【香港 治安 ランキング】

海外旅行先を選ぶ際、「その国・都市がどれくらい安全なのか」は気になるポイントですよね。

スチュアート

香港は世界的に見ても治安の良さで知られており、国際的な安全都市ランキングでも常に上位に顔を出しています。

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これは本当にそうで、明るい繁華街に限るけど、夜も女性一人で歩けるのは本当にすごい!!

例えば2021年に発表されたエコノミスト誌の「世界安全な都市指数」では、香港は世界60都市中8位にランクインしました。

スノーベル

この指数ではデジタル・ヘルス・インフラ・個人の安全・環境の5分野で都市を評価しており、香港はインフラの安全性で1位、医療の安全性で3位と高い評価を得ているにゃ。

また別の調査では「アジア太平洋地域で最も安全な都市」と称されたこともあり、香港はもともと治安の良い土地柄と言えるでしょう。

さらに最近では2024年に米フォーブスAdvisorが発表したランキングで、香港は「世界で13番目に安全な都市」と評価されました。

スチュアート

これは旅行者目線で犯罪率や医療体制、インフラ、安全サービス品質などを総合評価したものです。トップはシンガポール、次いで東京などが続きましたが、香港も13位と上位に位置しています。

香港が持つ高度な監視カメラ網や警察力、安定した社会システムが安全性に寄与していると分析されています。

余談:香港は風水でも「安全な都市」?

Lisa

香港って風水のパワーが強い街って聞いたことあります!治安の良さにも関係あるんでしょうか?

スノーベル

面白い視点だにゃ。確かに香港はビルの建設や都市計画に風水を取り入れる文化が根付いているにゃ。風水的に良い“気”が巡る街づくりをしているから、香港は繁栄し大きな混乱も乗り越えてきたとも言われているにゃ。

実際、アジア危機やデモなどいくつもの困難を経ても街の秩序は保たれてきたにゃ。そうした香港の底力を「風水のおかげ」なんて話す人もいるんだよ。

Lisa

なんだかロマンがありますね〜!安全なのは運も味方してるのかも?

スノーベル

もちろん現実的には警察や市民意識の高さがポイントだけどにゃ。それでも香港が『東洋の真珠』として長年平和と繁栄を維持しているのは、偶然ではないかもしれないにゃ。

少しスピリチュアルな話題も交えましたが、統計的に見ても香港は世界トップクラスの安全都市であることは間違いありません。

ただし、安全ランキング上位=何も心配いらない、ではない点に注意です。

スチュアート

どんなに安全な都市でも旅行者がスリや詐欺に遭う可能性は存在します。油断は禁物ですが、「香港は比較的安全な行き先だ」という認識で良いでしょう。

次は、日本人旅行者の視点から香港の治安をもう少し掘り下げてみます。

日本人から見た香港の治安は?【香港 治安 日本人】

日本人旅行者にとって、香港の治安状況は総じて「行きやすい」と言えるでしょう。いくつか日本人目線で気になるポイントを挙げてみます。

親日的でフレンドリーな人が多い

香港の人々は日本の文化や製品に好意的で、街中でも日本語の看板や日本料理店が目立ちます。治安とは直接関係ありませんが、「日本人だから狙われる」「反日感情で危害を加えられる」といった心配はほとんど不要です。

実際に香港で日本人を標的にした犯罪が特別多いというデータもありません。

スノーベル

余談にゃが日本の国内旅行を検討する時は香港人に聞くと良いにゃ。我々日本人よりはるかに日本について詳しいにゃ。

日本語は通じないが英語が使える

香港では広東語が主流ですが、英語も公用語として多くの人が理解します。観光エリアやホテル、ショップ店員、警察官の多くは英語対応可能です。

万一トラブルに巻き込まれても英語で助けを求められるので安心感があります(日本の警察より英語力は高いくらいです)。日本語だけしか話せない場合は難しいですが、指差し会話帳や翻訳アプリを活用しましょう。

日本より“スキ”を突かれやすい

日本人旅行者が香港で注意すべきは、「日本の常識は通用しない部分がある」ということです。

例えば日本ではカフェで荷物を置いて席取りするのが当たり前でも、香港でそれをやると盗まれるリスクがあります。貴重品をテーブルに置きっぱなしにして席を離れるのも厳禁です。

「日本では大丈夫だったから…」という油断が命取りになりかねないので、海外にいるという意識を持ちましょう。

スチュアート

ぶっちゃけ置きっぱなしにしまくってるけど5年いて今のとこ大丈夫

Lisa

期間アホやん

犯罪被害に遭ったときの対応

不幸にもスリなどの被害に遭った場合、香港警察は親身に対応してくれます。警察署には24時間対応の日本語通訳ホットラインもあり、必要なら日本語で被害届をサポートしてもらえます。

スチュアート

また在香港日本国総領事館も日本人支援に力を入れており、パスポート紛失や犯罪被害時の相談窓口があります。トラブル時に頼れる体制が整っている点も、日本人旅行者にとって安心材料でしょう。

以上のように、日本人に特有のリスクやデメリットは特段ありません。むしろ日本と香港は価値観や街の雰囲気も似ている部分があり、過ごしやすいと感じる人が多いはずです。

ただ、「日本より安全」ではなく「日本より少し注意が必要」なくらいに考えて、次の安全対策ポイントを押さえておきましょう。

香港旅行で気をつけたい安全対策ポイント

最後に、香港を旅行する際に自分自身でできる防犯対策をまとめます。どれも少し意識するだけで実践できることばかりなので、しっかりチェックして安全な旅に役立ててください。

早朝・深夜の一人歩きを控える

香港は夜遅くまで楽しめるナイトスポットが多く、観光客にとって夜遊びも魅力です。

スチュアート

ただし深夜(終電以降)や人通りが少ない早朝の時間帯の外出は避けたほうが無難です。繁華街であっても裏通りに入れば暗く人気のないエリアもありますし、酔客や不審者に絡まれるリスクもゼロではありません。

Lisa

特に女性旅行者は、夜道の一人歩きはできるだけ避けるのが安全です。慣れてないしね。

どうしても深夜に移動する必要がある場合は、友人と一緒に行動するか、タクシーを利用しましょう。

仮に道で誰かに声をかけられてもしつこく付きまとわれたら、決して相手にせず速やかに立ち去る勇気も必要です。

Lisa

身に危険を感じたら大声で助けを求めることもためらわないでください。人がたくさんいる国ですから、助けてくれるはずです!

また、2021年には香港で子どもの誘拐未遂事件も起きています。

旅行中にお子様連れの場合、夜間は出歩かずホテルで休むのが賢明です。繁華街のネオンやナイトマーケットに興味があるかもしれませんが、お子様の安全を最優先に行動しましょう。

貴重品はできるだけ持ち歩かず、分散収納を

香港滞在中は必要最低限の荷物だけ持って出るのが鉄則です。高額な現金やすべてのクレジットカード、パスポートなど重要品は毎回持ち歩かず、ホテルのセーフティボックス(金庫)に保管しておきましょう。

Lisa

万が一スリ被害に遭っても、被害を最小限に食い止める工夫が大切です。

持ち歩く財布は少額の現金と主要カード1枚程度にし、バッグの中でも外から見えにくい場所にしまいます。リュックサックは後ろから狙われやすいので必ず前掛けにして抱えるように持ち歩くと安全度が増します。

スノーベル

支払いのときも、人前で厚い札束を見せたりせずスマートに。香港は電子マネー(オクトパスカードなど)も普及していますので、そちらを活用すれば現金を出す機会自体を減らせて一石二鳥にゃ。

客引きタクシーや怪しい誘いは無視する

香港では街中や空港で「タクシー?どこ行くの?」と声をかけてくる客引きのドライバーがいることがあります。

スチュアート

これは白タク(非公認の違法タクシー)である可能性が高いです。白タクに乗ると法外な料金を請求されたり、思わぬ場所に連れて行かれたりと危険です。どんなに安く誘われても決して利用しないでください。しつこい場合も無視すればOKです。

香港の正規タクシーは車体の色で判別できます(市内は赤、郊外は緑、ランタオ島は青など)。

必ず公式のタクシー乗り場から乗るか、流しのタクシーでも屋根の表示灯が点灯している公認タクシーに乗りましょう。乗車後はメーターがしっかり作動しているか確認し、降車時もメーター表示額のみ支払えば大丈夫です(香港にチップ習慣はありません)。

同様に、街中で日本人観光客に近づき「いい時計あるよ」「ブランド安く買える店知ってる」などと話しかけてくる人にも注意が必要です。

親切に案内するフリをして高額商品を売りつけたり、ぼったくりバーに連れて行かれる可能性があります。基本的に見知らぬ誘いには乗らないことが安全策です。

観光客が遭いやすい犯罪手口を知っておく

香港旅行中に気をつけるべき典型的な犯罪手口を知っておくと、いざという時に冷静に対処できます。以下に主なものを挙げます。

  1. スリ・置き引き – 人混みでバッグやポケットから財布・スマホを抜き取る、飲食店で荷物を椅子に置いて目を離した隙に盗むといった手口。常に荷物は身につけ、体から離さないこと。特に夜市や繁華街では要警戒です。
  2. ぼったくり – 観光客と見ると通常より高い代金を請求する詐欺。タクシーでは遠回りされたりメーターを使わず高額を吹っかけられる場合があります。乗る前に相場を調べ、怪しい場合は支払いを拒否して警察を呼ぶくらいの毅然さも必要です。またお土産店や路上販売でも法外な値段を提示されることがあるので、買う前に他店価格と比較しましょう。
  3. クレジットカードのスキミング – 店舗でカード決済時に情報を盗み取られ、不正利用される被害です。香港では特にネット経由のカード情報流出も問題になっており、暗証番号入力時は手元を隠す、信頼できる店だけで使うといった対策を。心配なら高額決済は現金払いにするのも手です。
  4. 偽ブランド・偽商品 – ナイトマーケットなどで売られているブランド品はコピー品が多いです。「本物だけど特別に安い」などという甘い話はなく、質も保証もないので購入しない方が賢明です。

緊急時の連絡先を控えておく

万一トラブルに巻き込まれた場合、迅速に連絡・相談できるよう主要連絡先をメモしておきましょう。スマホにも登録し、紙でも持っていると安心です。

機関電話番号
警察・救急・消防(緊急通報)999 (日本の110/119に相当)
在香港日本国総領事館 緊急連絡先+852-2522-1184
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香港警察(999)は緊急時の通報番号で、日本の110番と119番を兼ねています。英語か広東語で対応になりますが、「Japanese please(ジャパニーズプリーズ)」と言えば日本語通訳を介してもらえる場合もあります。焦らず落ち着いて通報しましょう。

在香港日本領事館は、日本人のパスポート紛失や犯罪被害などの相談に応じてくれます。電話は日本語でOKです。営業時間外でも緊急時は自動音声に従って担当者につないでもらえます。渡航前に領事館の連絡先と所在地は確認しておくと心強いです。

スチュアート

加えて、領事館が毎年発行している「安全の手引き」という冊子があります。これは香港の治安傾向や事件事例、防犯対策、緊急時のフローなどが日本語でまとめられたガイドです。領事館ホームページからPDFで閲覧できますので、事前に目を通して備えることをおすすめします。

以上のポイントを押さえておけば、香港旅行の安全性はぐっと高まります。最後に、読者の皆さんが抱きがちな質問をQ&A形式でまとめましたので、不安点を最終チェックしてみましょう。

香港の治安に関するよくある質問(Q&A)

Q1. 今、香港に旅行に行っても本当に大丈夫ですか?
A. はい、基本的には大丈夫です。2025年現在、外務省の危険情報レベルも1で渡航制限はなく、多くの観光客が香港旅行を楽しんでいます。ただしスリや詐欺への注意といった最低限の防犯意識は必要です。政治的デモなど大きな混乱も起きていませんので、過度に心配せず計画を立てましょう。

Q2. 香港は女性の一人旅でも安全と言えますか?
A. 比較的安全ですが、注意は必要です。女性の一人旅でも日中の観光やショッピングは問題なく楽しめます。ただし夜遅くの一人歩きは避け、出かける場合もタクシーを利用するなど工夫してください。ナイトマーケットなども、人混みでは声をかけてくる人に警戒し、露出の高い服装は控える方が無難です。基本的には香港の人は親切ですが、自分の身は自分で守る意識を持ちましょう。

Q3. 夜に出歩いても平気でしょうか?
A. 繁華街であればある程度は大丈夫です。尖沙咀や中環、旺角などは夜でも人通りがありますし、観光客も多いので21~22時頃までなら問題なく歩けます。ただし終電近くの時間帯や裏路地は避け、早めにホテルに戻るのが安心です。どうしても深夜に移動する際はタクシーやUberを使いましょう。また飲み過ぎて路上で寝込むなんてことは絶対にNGです。

Q4. スリに遭わないためにはどうすればいいですか?
A. とにかく隙を作らないことです。バッグは常に身体の前に密着させ、ファスナーやフラップを閉めます。後ろポケットに財布やスマホを入れないでください。人混みではリュックも前に抱えるか脇に抱えるようにしましょう。また「自分は大丈夫」と思わず、少しでも怪しい気配を感じたらその場から離れる勇気も必要です。テーブル席では荷物は膝の上か足元に置き、ストラップを椅子に結びつけておくと盗られにくいです。

Q5. 万が一トラブル(盗難や紛失)に遭ったらどうすれば?
A. すぐに警察や領事館に連絡しましょう。被害に気づいたらまず近くの警察署か警察官に伝えてください。ホテルスタッフに助けを求めてもOKです。警察では被害届(ポリスレポート)を発行してもらえますので、保険請求にも必要です。パスポートを失くした場合は領事館に行けば「帰国のための渡航書」を発行してもらえます(要写真)。クレジットカードの紛失盗難はカード会社に緊急連絡して利用停止を。また警察への届け出時に日本語通訳が必要なら「日本語お願いします」と伝えてみましょう。香港当局も旅行者支援には協力的なので、諦めずに対処してください。

まとめ:香港の治安を正しく理解し、安全に旅を楽しもう

香港は2025年現在、治安面で大きな問題もなく安心して旅行できる都市です。世界的にも安全と評価され、日本人にとっても比較的旅しやすい環境が整っています。ただ、日本との違いから生じるスリ・詐欺などのリスクはゼロではありません。

Lisa

今回ご紹介した危険エリアの傾向や防犯対策を踏まえて行動すれば、香港旅行で深刻なトラブルに巻き込まれる可能性はぐっと減らせるでしょう!!

ぜひ事前の準備と心構えをしっかりとして、活気あふれる香港の街歩きや絶品グルメ、ショッピングに夜景観賞などを存分に楽しんできてくださいね!安全第一で、素敵な香港旅行になりますように。

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