香港旅行に来たらぜひ味わってほしいB級グルメの一つに「香港式フレンチトースト」があります。分厚い食パンにピーナッツバターを挟み、卵液をたっぷり染み込ませてカリッと揚げ焼きにしたこのフレンチトーストは、サクッ&トロッの食感がやみつきになる絶品スイーツです。

日本のフレンチトーストと全然違うような・・・
香港では昔ながらの大衆茶餐廳(チャーチャンテング)で定番のメニューで、バターとシロップ(または練乳)をたっぷりかけていただきます。





初めて見る人はそのボリュームとカロリーに驚くかもしれませんが、地元っ子も観光客も虜になる魅惑の味なのにゃ。
本記事では、香港式フレンチトーストの特徴やピーナッツバターの秘密、エリア別(尖沙咀・中環・九龍)の有名店&おすすめ店情報、そして自宅で再現できるレシピまでを網羅的にご紹介します。香港旅行の計画中の方は必見です!




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香港式フレンチトーストとは?ピーナッツバターが決め手の絶品スイーツ
香港式フレンチトースト(広東語では「西多士(サイドーシ)」)は、もともとイギリス統治時代に伝わったフレンチトーストが香港流にアレンジされたものです。



その最大の特徴は中にピーナッツバターなどのフィリングを挟んでから揚げ焼きにすることと、仕上げにバターと甘いシロップ(またはコンデンスミルク)をたっぷりかけることです。



西洋のフレンチトーストが卵液に浸してバターで焼くのに対し、香港式は食パンを丸ごと油で揚げるため、表面はカリカリ中はフワフワの食感になります。一見高カロリーでジャンキーですが、このギャップがたまらない癖になる美味しさです。
ちなみに伝統的には2枚の食パンにピーナッツバターを厚く塗ってサンドイッチ状にして使います(お店によってはココナッツジャム「カヤジャム」を使うこともあります)。
揚げたてのトーストにバターがじゅわっと染み込み、蜂蜜やシロップの甘みとピーナッツのコクが絶妙にマッチします。



香港ではミルクティー(奶茶)や鴛鴦茶(コーヒー紅茶混ぜドリンク)など甘くない飲み物と一緒に食べるのがお約束。甘いフレンチトーストと濃いミルクティーの組み合わせは「本当に最高!」と感じる方も多いようにゃ。





香港式フレンチトースト」はね、パンにピーナッツバターを挟んで油で揚げるんだにゃ~。表面カリカリ、中は卵が染みてフワフワで、とってもリッチな味わいなんだよ! 普通のフレンチトーストとはひと味違うにゃ。



えっスノーベル、それヤバい美味しそう!ピーナッツバター挟んで揚げちゃうとかカロリー爆弾だけど、香港では定番なんですね~。蜂蜜とか練乳かけるって聞いただけで幸せ…早く食べてみたいですっ。



茶餐廳(チャーチャンテング)っていう香港の大衆食堂では定番メニューなんだにゃ。現地では「西多士(サイドーシ)」と呼ぶよ。熱い奶茶(ミルクティー)と一緒に食べれば相性抜群!カリッ&トロッの食感、想像しただけでお腹が鳴るにゃ~。


中環エリア(香港島)の香港フレンチトースト有名店
香港島の中心地である中環(セントラル)エリアおよびその周辺(上環・西環など)は、香港式フレンチトーストの有名店が集まる激戦区です。
元祖香港ミルクティーの老舗から、インスタ映えする進化系フレンチトーストのお店まで、多彩なラインナップが楽しめます。観光で中環に訪れたら、ぜひ以下のカフェや茶餐廳に立ち寄ってみてください。
店名(日本語) | 特徴・人気メニュー | 場所(アクセス) | 予算感(目安) |
---|---|---|---|
蘭芳園(Lan Fong Yuen) | ミルクティー発祥の老舗。奶茶とカヤジャム入り西多士が有名。観光客にも定番の人気店。 | 中環(MTR中環駅徒歩5分) | 約HK$30~40(500円前後) |
瑞記咖啡(Shui Kee Coffee) | 上環の隠れた名店。市場のフードコート内にあり地元通に人気。牛肉サンドも有名だが練乳たっぷりの西多士は絶品。 | 上環(上環市政大廈2階) | 約HK$20~30(~400円) |
周記點心(Chau Kee) | 点心店が手掛ける進化系。トーストにたっぷり餡が入る豪華版で、とろけるカスタードやタロ芋餡、チョコなどユニークなフレーバーが楽しめる。 | 西環・西營盤(MTR西營盤駅徒歩5分) | 約HK$25~35 |
華星冰室(Capital Cafe) | セレブの写真が飾られた話題の冰室。トリュフ入りスクランブルエッグなどで有名だが、香港式フレンチトースト(中身はカヤジャム)も隠れた人気。香港レトロな雰囲気で観光客に◎。 | 湾仔ほか(銅鑼湾駅徒歩5分) | 約HK$30~50 |
老舗の「蘭芳園(ランホンユン)」
中環エリアでは、老舗の「蘭芳園(ランホンユン)」が外せません。


1952年創業の老舗茶餐廳で、濃厚な絲襪奶茶(ストッキングミルクティー)発祥の店として有名。



フレンチトーストは薄めのパンに伝統のカヤジャムをサンドし黄金色にカリッと揚げたもので、お好みで別添えのシロップをかけていただきます。地元ファンも観光客もこぞって訪れる大人気店で、行列必至ですが香港らしい雰囲気を味わえるでしょう。
上環の「瑞記咖啡(シュイケイコーヒー)」
上環の「瑞記咖啡(シュイケイコーヒー)」は、市場ビル2階のフードコートにある隠れ家的なお店。


一見素朴なローカル食堂ですが、ここの西多士は甘すぎず油っぽすぎない絶妙な味で有名です。表面カリカリ&中はふんわりと丁寧に揚げられ、適度な練乳の甘みがあとを引くおいしさ。



かなり穴場的存在なので、ローカル気分を味わいたい方におすすめです。
創作フレンチトーストの「周記點心(チャウキ)」
西環エリア(中環から西寄り)にある「周記點心(チャウキ)」は創作フレンチトーストで知られる人気店。


もともと点心専門店ですが、提供する西多士は中に餡がたっぷり詰まった進化系!クラシックなピーナッツバターではなく、カスタードプリンのようなクリームやタロイモ餡、チョコレートなどユニークなフィリングを選べます。



揚げたパンから餡がとろ~り溢れるリッチな一品は、一度食べたら忘れられないインパクトにゃ。
近年話題の冰室スタイルカフェ「華星冰室(クリスリィカフェ)」
湾仔や銅鑼湾エリアには、近年話題の冰室スタイルカフェ「華星冰室(クリスリィカフェ)」があります。


店内に香港スターのレコードが飾られたレトロおしゃれ空間で、日本人観光客にも人気です。



看板メニューのトリュフ入りスクランブルエッグトーストに隠れがちですが、香港式フレンチトーストも提供しています。中にはココナッツ風味のカヤジャムがサンドされており、意外にも「油っこさが全くなくボリューミーなのにペロリと食べられる」との口コミもあります。
香港島でショッピングの合間に休憩がてら立ち寄るのにぴったりでしょう。
尖沙咀エリアの香港フレンチトースト有名店
尖沙咀(チムサーチョイ)エリアは九龍半島の南端に位置し、香港有数の観光スポットが集まるエリアです。
高級ホテルやショッピングモールが立ち並ぶ尖沙咀周辺でも、香港式フレンチトーストを楽しめるお店はいくつか存在します。中環の老舗が出店した話題店から、夜遅くまで開いている便利なチェーン店まで、尖沙咀でフレンチトーストが食べられる主なショップを紹介します。
店名(日本語) | 特徴・人気メニュー | 場所(アクセス) | 予算感(目安) |
---|---|---|---|
蘭芳園 尖沙咀店 | 老舗の尖沙咀支店。中環本店の人気メニューが楽しめる。奶茶やフレンチトーストは観光客にも◎。地下街にあり穴場的。 | 尖沙咀(MTR尖沙咀駅E出口すぐ) | 約HK$30~40 |
華星冰室 尖沙咀店 | 有名冰室の新店舗。尖沙咀にも進出し話題に。看板の炒蛋多士や菠蘿包だけでなく西多士も提供。個室席あり。 | 尖沙咀(ミンデンアベニュー沿い) | 約HK$30~50 |
翠華餐廳(Tsui Wah) | 香港式カフェチェーンの定番。深夜まで営業で使い勝手◎。フレンチトーストはオーソドックスに蜂蜜&バターで安定の美味しさ。 | 尖沙咀(海港城ほか支店多数) | 約HK$25~40 |
老舗蘭芳園の尖沙咀支店
尖沙咀エリアでまず注目したいのが、老舗蘭芳園の尖沙咀支店です。


実は尖沙咀にも蘭芳園が出店しており、チムサーチョイ中心部の地下商場に店舗があります。中環本店ほど行列にならず比較的穴場なので、本店の味を気軽に楽しみたい方におすすめ。



名物ミルクティーや豬扒包(ポークチョップバーガー)などと並んで、西多士ももちろん健在です。香港観光の合間にサクッと老舗の味を体験できます。
華星冰室(クリスリィカフェ)
同じく尖沙咀には「華星冰室(クリスリィカフェ)」も進出しています。


尖沙咀の免税店街ミンデンロード沿いにあり、尖沙咀店限定のサービスが登場したことも話題になりました。



店内はレトロポップな装飾で写真映えし、メニューは湾仔店と同様に香港式フレンチトーストや蛋治(エッグサンド)など香港らしい軽食が揃います。ショッピングの休憩や朝食に利用しやすいでしょう。
茶餐廳チェーン「翠華餐廳(ツイワー)」
もし深夜に「小腹が空いた…でもローカルスイーツが食べたい!」となったら、24時近くまで営業している茶餐廳チェーン「翠華餐廳(ツイワー)」が便利です。
尖沙咀を含め香港各所に店舗があり、英語メニューも完備で観光客にも優しいお店。
フレンチトースト(蜂蜜厚多士)も注文できます。味は王道のピーナッツバター&蜂蜜味でハズレなしですし、他の麺類や点心も揃っているのでグループで行って各自好きなものを頼むのも良いですね。
九龍エリア(尖沙咀以外)の香港フレンチトースト有名店
尖沙咀以外の九龍エリアにも、地元民に愛される香港フレンチトーストの名店が点在しています。
下町情緒あふれる深水埗(シャムスイポー)や旺角(モンコック)、ローカルグルメの聖地・九龍城など、それぞれのエリアで個性豊かな西多士が楽しめます。観光でこれらのエリアに行く機会があれば、ぜひ立ち寄ってみたいお店をまとめました。
店名(日本語) | 特徴・人気メニュー | 場所(アクセス) | 予算感(目安) |
---|---|---|---|
新香園(Sun Heung Yuen) | 地元民絶賛の老舗茶餐廳。牛肉卵サンドと西多士が二大看板。厚切りパンにバターを挟みこんがり揚げ、蜂蜜と溶けたバターが染み込む絶品と評判。 | 深水埗(MTR深水埗駅徒歩5分) | 約HK$20~30 |
維記咖啡粉麵(Wai Kee) | 豚レバー麺で有名な庶民派食堂だがカヤジャム入り西多士も人気。自家製パンに卵液を染み込ませたトーストに厚切りバターとカヤを塗り、濃厚なのに甘さ控えめで美味。 | 深水埗(MTR深水埗駅徒歩7分) | 約HK$20前後 |
金華冰廳(Kam Wah Cafe) | 名物パイナップルパンの名店だがフレンチトーストも隠れ人気。外はカリッ中はフワッの揚げパンにバターとシロップが絡み絶妙。濃厚ミルクティーとのセットが◎。朝食利用におすすめ。 | 旺角(MTR太子駅徒歩5分) | 約HK$20~30 |
澳洲牛奶公司(Australia Dairy Company) | 地元で行列の朝食店。フレンチトースト自体の評判は賛否だが、一緒に頼む炒蛋(ふわふわ炒り卵)や奶茶との組合せで香港式朝ごはんを満喫できる。有名店体験として一度は訪問価値あり。 | ジョーダン(MTR佐敦駅徒歩3分) | 約HK$30~40 |
樂園餐廳(Lok Yuen) | 創意西多士の火付け役。伝統的なバター&シロップ味から、紅豆(あずき)やオボルチン、沙爹牛肉入りなどユニークな西多士が揃う。中でもピーナッツ風味の沙爹ソースと練乳の甘塩っぱい組合せが絶妙な沙爹牛肉西多士は必食の逸品。 | 九龍城(バス停「衙前塱道」近く) | 約HK$20~30 |
深水埗エリアには香港式フレンチトースト好きなら一度は行きたい名店があります。
創業60年以上の老舗茶餐廳「新香園(サンホンユン)」
その一つが「新香園(サンホンユン)」。創業60年以上の老舗茶餐廳で、庶民的な雰囲気漂う店内はいつも地元のお客さんで大賑わい。


看板メニューの牛肉と玉子のサンドイッチと並んで、このお店の西多士は特に有名です。
厚切りパンにバターを挟んで揚げたトーストは驚くほど柔らかくジューシーで、テーブル備え付けの蜂蜜をかければ至福の甘さ。実際食べてみると「他店よりトロトロで大好き!」と評判になるほどで、人気の高さも納得のクオリティです。



かなりボリュームがあるので、シェアして丁度良いくらいかもしれませんが、それでもリピートしたくなる逸品ですよ。
西多士が絶品「維記咖啡粉麵(ワイケイ)」
同じ深水埗でもう一店、「維記咖啡粉麵(ワイケイ)」も見逃せません。


こちらは本来豬潤麵(豚レバー麺)で有名なローカル食堂ですが、実は西多士も絶品なんです。
店特製のカヤジャムを使ったフレンチトーストは、パンにしっかり染み込んだ卵液のぷるぷる食感と、濃厚なのに甘すぎないカヤの風味が絶妙なバランス。



ぜひ濃いめの奶茶と一緒に味わってみてください。お値段も良心的で庶民派香港グルメを満喫できるにゃ。
旺角エリアの「金華冰廳(カムワァビンティン)」
旺角エリアの「金華冰廳(カムワァビンティン)」は、日本人にも有名なパイナップルパン(菠蘿包)発祥の店ですが、香港式フレンチトーストも侮れません。


カリカリに揚がったトーストにバターがじゅわっと染みて、蜂蜜の甘みが広がる幸福な味わい。



看板の菠蘿油(パイナップルパン+バター)同様、濃厚ミルクティーとの相性が抜群です。朝早くから営業しているので、朝食やおやつタイムに立ち寄ってみると良いでしょう。
超有名朝食店「澳洲牛奶公司(オーストラリアン・デイリー・カンパニー)」
ジョーダン(佐敦)エリアには、超有名朝食店「澳洲牛奶公司(オーストラリアン・デイリー・カンパニー)」があります。


フレンチトースト目当てというより、ふわとろの炒蛋(スクランブルエッグ)や杏仁プリンなどで知られるお店ですが、一応メニューに西多士もあります。



評価は人それぞれですが、香港式朝ごはん体験として訪れる価値は大。テキパキした店員さんの洗練された(?)接客を体験しつつ、セットでフレンチトーストも注文すれば話のネタになるかもしれないにゃ。
九龍城の「樂園餐廳(ロクユン)」
少し場所は離れますが、九龍城の「樂園餐廳(ロクユン)」もユニークな西多士を味わえる店として有名です。


地元では昔ながらの茶餐廳として親しまれ、最近では創意西多士(創作フレンチトースト)の火付け役としてメディアにも登場しました。
なかでも人気なのが「沙爹牛肉西多士」。


一見ミスマッチな組み合わせですが、自家製の甘辛いサテーソースでマリネした牛肉をパンに挟み、揚げたトーストにバターと練乳をたっぷりかけた一品で、その甘じょっぱい旨さが病みつきになると評判です。



ほかにも紅豆沙(あずきペースト)や阿華田(オvaltine)クリーム、肉鬆(肉でんぶ)など変わり種フレンチトーストが揃い、メニューを眺めるだけでもワクワクします。香港グルメ通なら足を延ばしてみる価値大ですよ。
香港式フレンチトーストの作り方(自宅で再現レシピ)
旅行から帰ってもあの味が忘れられない!そんな方のために、香港式フレンチトーストを家庭で再現するレシピをご紹介します。
材料は手に入りやすいものばかりなので、日本のキッチンでも十分に作れます。外はカリッ&中はフワフワの食感を目指してぜひチャレンジしてみましょう。
● 材料(1~2人分)食パン・・・2枚(できれば4枚切や6枚切など厚めのもの)
- ピーナッツバター・・・適量(大さじ2程度)
- 卵・・・2個
- 牛乳・・・大さじ3~4
- 砂糖・・・小さじ2(お好みで加減)
- バター・・・適量(仕上げ用に1かけ、約10g)
- はちみつまたはメープルシロップ(※本場では「金鳳花牌」というゴールデンシロップを使用)・・・適量
- 揚げ油・・・適量(フライパンで1cm深さくらい)
● 作り方:
- パンの下準備: 食パンの耳をお好みで切り落とします(※本場香港では耳ありのまま作る店もあります)。2枚の食パンにピーナッツバターをたっぷり塗り、重ねてサンドイッチ状にします。軽く押さえて密着させましょう。
- 卵液を作る: ボウルに卵を割り入れ、砂糖と牛乳を加えてよく混ぜ合わせます。小さな泡が立つくらいしっかり混ぜるとふんわり仕上がります。バットなど平たい容器に卵液を移します。
- 卵液に浸す: ピーナッツバターを挟んだパンを卵液に入れ、両面によく浸します。側面にも卵液を行き渡らせ、パン全体がひたひたになるようにします(※中まで染み込ませると柔らかく仕上がります)。
- 揚げ焼きにする: フライパンに深さ1cm程度の油を入れて中火で熱します。卵液を含ませたパンを静かに入れ、こんがりきつね色になるまで揚げ焼きにします。片面約1~2分ずつ、途中でそっと裏返して両面がきれいな黄金色になればOKです。※火加減は焦げないよう様子を見て調整しましょう。
- 仕上げ: 揚げ上がったフレンチトーストを油をきってお皿に盛ります。すぐに上にバターを乗せて余熱で溶かします。仕上げにハチミツやメープルシロップ、またはコンデンスミルクをお好みの量かければ完成です!熱々のうちに召し上がれ。
出来上がった香港式フレンチトーストは、ナイフで切ると中からトロっとピーナッツバターが溶け出し、見るからに食欲をそそります。外側はサクサク、中はカスタードのようにフワッとした食感で「これぞ香港の味!」を楽しめるでしょう。
ポイントは、パンを卵液にしっかり浸してから揚げ焼きにすることと、仕上げに惜しみなくバターとシロップをかけることです。カロリーは気になるかもしれませんが、本場さながらのリッチな美味しさを再現するためにここは妥協しないのがコツです。



思ったより簡単にできそう!私でも作れるかなぁ?



意外と手順はシンプルだにゃ。パンに卵液を染み込ませて揚げるだけだから、キッチンが油まみれになる覚悟さえあれば大丈夫にゃ!揚げたてにバターをのせるのを忘れないでね~。熱い香港奶茶も用意すれば、気分はもう香港だにゃ。



はいっ!ダイエットは明日からにして(笑)、お家で香港旅行気分を味わってみます〜♪
香港式フレンチトーストは、香港ローカル文化と西洋の味が融合したユニークなスイーツです。その魅力は実際に現地で味わうのが一番!ぜひ本記事を参考に、お気に入りの一皿を見つけてみてくださいね。
お腹も心も大満足すること間違いなしです。Enjoy your Hong Kong French Toast!
本記事では、香港式フレンチトーストの特徴やピーナッツバターの秘密、エリア別(尖沙咀・中環・九龍)の有名店&おすすめ店情報、そして自宅で再現できるレシピまでを網羅的にご紹介します。香港旅行の計画中の方は必見です!




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