
旅行の計画を立てるとき、「旅のしおり」を作ったことはありますか?学生時代の修学旅行や遠足で配られたあの冊子を思い出す方も多いでしょう。
実は今、大人の旅行でもこの「旅のしおり」が密かなブームとなっています。旅のしおりを上手に活用すれば、旅行の準備段階から当日まで何倍も旅が楽しくなるんです。



しかし、初めて自分で作るとなると「何から始めればいいの?」「難しそう…」と尻込みしてしまいますよね。本記事では旅のしおりの作り方をゼロから丁寧に解説!
無料で使えるテンプレートや便利な旅行計画アプリも紹介し、手書き派からデジタル派まで役立つ情報を網羅しました。国内旅行はもちろん海外旅行の場合のポイントや、かわいいデザインで作るコツも押さえているので、この記事一つで旅のしおりのすべてがわかります。次の旅行計画にぜひお役立てください。
それでは早速、旅のしおりの基礎知識から見ていきましょう!
旅のしおりとは?旅行をもっと楽しくするマストアイテム



旅のしおりとは、旅行のスケジュールや行き先情報、持ち物リストなど旅に必要な情報を一冊にまとめたものにゃ。
簡単に言えば旅行の予定表・ガイドブックのような役割を果たします。学生の頃には学校行事で配られましたが、近年では友人同士や家族旅行でも旅のしおりを自作する人が増えており、旅行好きの間で注目されています。



もともと「しおり(栞)」という言葉は「道しるべ」を意味し、転じて案内書を指すようになりました。まさに旅先での道しるべとなるのが旅のしおりなのです。
紙の冊子として作る方法から、スマホで共有できるデジタルしおりまで形式はさまざまですが、旅行を計画的に、そして思い出深いものにしてくれる心強いアイテムであることに変わりありません。
スノーベル「旅のしおりって、本当に必要なのかにゃ?」



旅行の計画なんてスマホで調べればいいと思ってたけど…作るメリットってあるの?



ふふ、旅のしおりを侮っちゃいけないにゃ。事前にしおりを用意すると旅先で迷ったり悩んだりしなくて済むし、みんなで予定を共有しておけばトラブルも減るんだにゃ。
作っておけば後から見返して思い出にもなるし、計画を立てる過程で旅行へのモチベーションも上がる。つまり、準備から帰宅後まで旅行を何倍も楽しめる秘密兵器というわけにゃ



なるほど…確かに思い出に残るし準備も楽しくなりそう!俄然興味が湧いてきた!
旅のしおりを作るメリット
旅のしおりには上記のように多くのメリットがあります。主なポイントを整理すると以下の通りです。
旅先で迷わず安心
事前にしっかり調べてスケジュールを立てておくことで、当日行き当たりばったりにならずスムーズに行動できます。電車や飛行機の時間を記載しておけば乗り遅れ防止にもなります。
みんなが納得の旅行に
グループ旅行なら、しおり作成段階でメンバーの「行きたい場所」「やりたいこと」の希望をすり合わせ可能です。全員が楽しめる旅程を事前に調整でき、旅行中の不満やトラブルを防げます。
思い出を形に残せる
行程や写真をまとめたしおりは、旅の記念品になります。後日「あの時は楽しかったね」とみんなで振り返るアルバム代わりにもなり、旅の思い出が色褪せません。
計画段階も含めて楽しい
「次はここに行きたいね」「こんなグルメも食べたい!」と相談しながら作るプロセス自体がワクワクします。しおりをデコレーションしたりデザインを工夫すれば、創作活動としても楽しい時間になります。



こうしたメリットを見ると、旅のしおりは「ちょっと面倒な作業」ではなく「旅を盛り上げる準備の一環」と言えますね。では具体的に、どのように作ればよいのでしょうか?次章から詳しく解説していきます。
手作りの旅のしおりの作り方(手書き派におすすめ)
まずは手作り(手書き)で旅のしおりを作成する方法です。紙とペンがあれば始められ、世界に一つだけのオリジナルしおりが完成します。
手書き旅のしおりの作成ステップ
- しおりの形を決める: 持ち歩きやすさを考えるとA5サイズ程度が人気です。A4用紙を二つ折りにして小冊子にしたり、市販の無地ノートを使う方法もあります。まずページ数やレイアウト(表紙・目次・日程表など)のおおまかな構成を考えましょう。
- 必要事項を書き込む: 下記「旅のしおりに入れるべき内容」で紹介する項目を参考に、各ページに手書きで情報を書いていきます。イラストが得意ならイラストを添えたり、写真を貼ると一層見栄えが良くなります。
- 印刷・製本する: パソコンで作った場合は印刷し、紙を重ねてホチキス留めしたり紐で綴じて冊子に仕上げます。直接ノートに書いた場合はそのまま一冊のしおりになります。表紙にはタイトルや旅行テーマを書き、厚紙で補強すると丈夫で長持ちします。
- デコレーション: 最後にマスキングテープやシール、スタンプなどで自由に飾り付けましょう。ガイドブックから切り抜いた写真を貼ったり、チケットや切符を貼れるポケットをつけても◎。100円ショップで手に入る素材で十分かわいくアレンジできます。
無料テンプレートを活用して旅のしおりを作成
「手書きはちょっと自信がない…」という方は、無料配布されているテンプレートを使って旅のしおりを作る方法がおすすめです。
MicrosoftのOfficeソフト(PowerPointやWord、Excel)用のテンプレートや、WEB上でダウンロードできるひな形を利用すれば、文字を差し替えるだけでおしゃれなしおりが完成します。
PowerPoint公式テンプレートでおしゃれに簡単作成
意外に思うかもしれませんが、Microsoft PowerPoint(パワーポイント)は旅のしおり作成にうってつけのツールです。



プレゼン資料作りでお馴染みのソフトですが、直感的な操作でレイアウトや画像配置が簡単なので、写真入りのしおりデザインも思い通りになります。
Microsoft社の公式サイトでは旅行用のテンプレートが多数公開されています。例えば「女子旅向け」「グループ旅行用」「親子旅行用」など、用途に合わせたおしゃれなデザインのテンプレートが無料ダウンロード可能です。



表紙から日程表、地図スペースまで最初からレイアウト済みなので、あとは自分の旅行情報を書き換えるだけでオリジナルの旅のしおりが作れます。
PowerPointがインストールされたパソコンが必要ですが、使い慣れたソフトなら編集も自在でしょう。
Excelで旅行日程表を作るメリット・デメリット
Excel(エクセル)も旅のしおり作成に活躍します。特にスケジュール表やチェックリストの作成にはExcelが便利です。
表計算ソフトなので時間の加算や予算計算を自動化でき、所要時間の集計や費用管理を簡単に行えます。



またセルを枠に見立ててレイアウトするため、日程表や持ち物リストなどを一覧表形式で見やすくまとめられるのが利点にゃ。
Excel向けのテンプレートも存在しますが、PowerPointに比べると数は少なめです(Excel自体に「休暇プランナー」という旅行計画向けテンプレートが用意されていますので、必要に応じて利用すると良いでしょう)。



デザイン面ではPowerPointほど自由度が高くなく、凝った装飾には不向きです。そのため「日程表や予算表はExcel、表紙やデザインページはPowerPoint」というように両方のソフトを使い分ける人もいます。
使える無料テンプレート素材サイト色々
WordやPDF形式で配布されているテンプレートもインターネット上に豊富にあります。以下は無料で旅のしおりテンプレートを提供している主なサイトと特徴です。
- Microsoft公式(楽しもうOffice) – 公式の旅のしおり特集ページでPowerPointやWordのテンプレートを公開。信頼感があり汎用デザインが揃う。
- 可愛いだらけ – 子供会や女子旅、合宿など様々なシーン別にイラスト入りでかわいいデザインのテンプレートが多数。Word/Excel/PDFでダウンロード可能で、そのまま手書き用に印刷しても◎。
- 自由が丘スタイル – おしゃれで高クオリティなテンプレートが見つかるWebマガジン。雑誌風の洗練デザインのしおりをExcelやWordで簡単に編集できます。
- 旅行幹事ナビ – 社員旅行や団体旅行向けのテンプレートを提供。1泊2日~2泊3日用の旅行日程表や参加者名簿、部屋割り表、案内状までPDFとExcelで一式ダウンロード可能。幹事さん御用達の実用的な素材が揃っています。
- Canva – オンライン上でデザイン編集ができるツール。検索で「旅のしおり」と入力すればおしゃれなテンプレートがたくさん出てきます。写真やイラスト素材も豊富で、ドラッグ&ドロップで編集するだけなのでデザインの知識がなくても大丈夫です。出来上がったらPDFにして配布したり、画像データとしてスマホに入れておくこともできます。
他にも「○○ テンプレート 旅のしおり」と検索すれば個人ブログなどで公開されているテンプレートが見つかることもあります。
旅のしおりに入れるべき内容(必須項目チェックリスト)
旅のしおりを作る際、どんな項目を盛り込めばいいか悩むかもしれません。
ここでは一般的な旅のしおりに記載しておくと便利な内容を紹介します。旅行の目的や同行者によって必要な情報は変わりますので、参考に取捨選択してください。
① 旅行スケジュール(旅程表)
最重要なのが旅行の日程スケジュールです。日毎の行動予定を時系列でまとめましょう。具体的には以下のような形で書き出します。
- 日付・曜日(例:○月○日(金))
- 時間と内容(例:午前7:30 ○○駅集合/8:00発の新幹線に乗車)
- 移動手段(例:○○航空●●便、レンタカー、徒歩 等)
- 所要時間の目安(例:○○美術館見学(約90分))
- 備考(例:〇〇バスは本数少ないので注意、など補足情報)
時間・場所・移動手段・滞在時間の目安まで細かく書いておくと、当日の動きが一目瞭然になります。
② 行きたい観光スポットの情報&地図
旅行中に訪れる予定の観光スポットや立ち寄り先の情報も事前に調べて記載しておきます。主な項目は以下の通りです。
- 各スポットの営業時間・定休日(美術館や飲食店は曜日で営業時間が異なることが多い)
- 入場料や予算(料金が発生する施設の場合、大人●円など記載)
- 住所・地図(地図を貼るか簡易地図を書く。難しければ住所を記載しておけば現地でスマホ地図検索可能)
- 見どころ・注意点(例:教会など宗教施設では服装規定や写真撮影禁止ルールがあるので要注意、等)
ガイドブックや公式サイトで最新情報をチェックし、特に海外旅行では現地のマナーや安全情報にも目を通しておくと安心です。例えば「○○遺跡は現地ガイド必須」「夜は治安が悪い地域があるので××通りには近寄らない」などの注意事項はしおりに明記して共有しましょう。
③ 宿泊先・交通の詳細情報
ホテルや旅館など宿泊施設の情報もまとめておきましょう。具体的には:
- 宿泊先名称・住所・電話番号(タクシーで行く場合に住所や現地語名があると便利)
- チェックイン/アウト時間(観光計画に影響するため)
- 料金および支払い方法(現地決済の場合の金額・クレジットカード可否など)
- 食事の有無・時間(朝食付きか、夕食時間は何時から何時までか 等)
- 部屋割り(グループ旅行なら誰と誰が同室か割り振り表)
- 設備・アメニティ情報(無料Wi-Fiの有無、ドライヤーやタオル備え付けか、浴衣やパジャマは?など)
④ 持ち物チェックリスト
持ち物リストは旅のしおりの定番コンテンツです。
共通して必要な持ち物(現金・クレジットカード、スマホ充電器、洗面道具、常備薬、雨具など)を書き出し、各自でチェックできるよう□のチェックボックスを付けておくと便利です。



海外旅行の場合はパスポートやビザ、現地通貨への両替といった項目も忘れずに。渡航先によっては変圧器や予防接種証明など特有の持ち物もありますから、事前情報を確認して追加しましょう。
例えば冬の北海道なら防寒具、南国ビーチなら水着・日焼け止めといった旅先に応じた必需品も盛り込みます。
★ポイント: 人によって必要な持ち物は微妙に異なるもの。リストには余白欄も作り、「各自必要なものを追加してチェックしてください」と一言添えておくと親切です。
⑤ 購入したいお土産リスト
旅先で買いたいお土産のリストを事前に作っておくと、買い忘れ防止になります。



事前にリサーチして「●●店の△△(予算○円)」「○○市場で××を購入」など具体的に書いておきましょう。ガイドブック情報は古い場合もあるので、なるべく公式サイト等で最新情報を確認して記載するのがおすすめです。
また、これは旅のしおりをみんなで共有する大きなメリットでもあります。他のメンバーが書いたお土産リストを見ることで「あ、それ私も欲しい!」と盛り上がったり、まとめ買いでお得になるかもしれません。
グループ旅行ではぜひ全員でお土産情報もシェアしましょう。


⑥ 緊急連絡先&注意事項
緊急時の対処情報も忘れずに記載しておきます。特に海外旅行では以下のような情報が役立ちます。
- 各自の緊急連絡先(参加者全員の携帯番号や、本人に万一のことがあった場合の家族連絡先など)
- 現地日本大使館・領事館の連絡先(パスポート紛失や事件事故時の連絡先として)
- 旅行保険の連絡先(加入している場合、保険会社の緊急電話番号)
- 集合場所の再確認(はぐれた時は○○に戻る 等)
- 現地の治安情報(危険な地域や注意すべき犯罪手口などがあれば簡潔に)
あまりネガティブな情報を詰め込みすぎる必要はありませんが、「いざという時はここを見る」というページをしおりに用意しておくと安心感が違います。
特に団体行動では幹事の電話番号を大きく書いておく、緊急用にみんなのホテル部屋番号メモ欄を設ける等しておくと親切です。



以上が旅のしおりに盛り込みたい主な内容です。これらを過不足なく入れておけば、まさに旅行のための小さな百科事典が完成します。あとはこれを紙で配布するもよし、PDF化してスマホに入れるもよし、みんなで共有して活用しましょうにゃ。
旅のしおり作成に便利なアプリ・Webサービス
最近ではスマートフォンやPCで簡単にデジタル旅のしおりを作成・共有できる専用アプリやWebサービスが充実しています。



紙のしおりだと配布や持ち歩きが大変ですが、デジタルならLINEやメールでパッと共有でき、変更があってもリアルタイムで更新可能です。この章では旅行好きに人気の旅のしおりアプリ&サービスを厳選してご紹介します。
tabiori(タビオリ)【スマホアプリ】
「tabiori(タビオリ)」はみんなで楽しく旅のしおりを作れる人気の無料スマホアプリです(iOS/Android対応)。



地図や旅行情報サイトと連携しており、行きたい観光スポットを検索してワンタップで旅程に追加できるのが特徴です。複数人で共同編集が可能で、チャット機能やスタンプでプラン作りの段階からワイワイ盛り上がれる工夫がされています。
さらに旅のしおりとして必要なスケジュール表、チェックリスト、写真共有などの機能がひと通り揃っており、リアルタイムでの現在地共有まで可能です。作成したしおりは印刷もできるので、「当日は紙で持ち歩きたい」派にも対応。
旅行後には撮った写真をまとめてフォトブックを作るサービスもあり、旅の思い出を形に残すところまでサポートしてくれます。
旅しお【Webサービス】
「旅しお」はインストール不要・会員登録不要で使える旅のしおり作成Webサービスです。



スマホのブラウザからでもPCからでもアクセスでき、サイト上の案内に沿って順番に項目を埋めていくだけで簡単に旅のしおりが完成します。UI(画面操作)は非常に直感的でわかりやすく、アプリに不慣れな人でもサクサク入力できるでしょう。
完成したしおりはURLが発行されるので、LINEやメールでそのリンクを共有すればメンバー全員で閲覧・共同編集できます。ログインなど煩わしい手続きが一切ない手軽さが人気です。
またPDF形式でダウンロードする機能も備わっており、紙に印刷して配布したりオフラインで見る用に保存することもできます。もちろん利用は完全無料。思い立ったらすぐ使えるお手軽さが「旅しお」の魅力です。
旅のしおり【スマホアプリ】
その名もずばり**「旅のしおり」という無料アプリもあります。iPhone/Android両対応で、シンプルながら旅行に必要な機能がひと通り詰まったオールインワンアプリです。



スケジュール作成では時間になると通知してくれるアラーム機能付きで、「次は移動の時間だよ」と教えてくれるのが地味に便利。持ち物リスト・お土産リスト機能もあり、チェックを入れて管理できます。



デザイン面では手書き風の温かみある画面になっており、デジタルでも味気なくならない工夫がされています。こちらも複数人でのプラン共有が可能で、特にLINEでシェアする機能に力を入れているのが特徴にゃ。
アプリ上からワンタップでLINEにしおりを送れるので、普段LINEでやり取りしている友達や家族との旅行には相性抜群でしょう。
しおりす【Webサービス】
「しおりす」はブラウザ上で使える旅のしおり作成サービスです(登録不要・無料)。画面の案内に従って旅行情報を入力すると、ポップでかわいいデザインのしおりが完成します。



テーマカラーをピンク・ブルー・イエローの3色から選べるので、旅の雰囲気に合わせてコーディネート可能。シンプルながら見やすく、女性グループ旅行などにも人気です。
ユニークなのは割り勘計算アプリ「Walica(ワリカ)」と連携している点です。旅行中に発生した支払いを入力すると自動で割り勘計算してくれるので、共同旅行でのお金のやりとり管理に便利という声もあります。



作ったしおりはURL共有でみんなで閲覧・編集できるのは「旅しお」と同様です。手軽にかわいい旅のしおりを作りたいときに試してみたいサービスです。
Funliday(ファンリデー)【スマホアプリ】



「Funliday(ファンリデー)」は世界中で使われている旅行計画プラットフォームアプリです。国内・海外問わず行きたい観光スポットを検索してリスト化し、ドラッグ&ドロップで順番を並べ替えるだけで一日の行程が組めるという手軽さがウリです。
入力した行き先は地図上にプロットされ、その順番に沿って自動で移動ルートを最適化してくれる優れもの。地図モードで旅程を確認すれば、無理のないルートか一目瞭然です。
また、作成したスケジュールやルートはオフラインでも地図ごと閲覧可能なので、海外旅行先でネットが繋がらなくても安心。友人との共有・共同編集ももちろん可能で、「次の旅行はこのアプリで計画したらとても楽だった」と評判です。
台湾発のサービスということもありアジア圏の情報に強く、日本語にも対応しています。地図を見ながら効率よく旅程を組み立てたい方におすすめのアプリです。
Holiday(ホリデー)【スマホアプリ】
「Holiday(ホリデー)」は月間400万人以上が利用する国内最大級のおでかけプラン共有アプリです。
行きたい場所をピンで登録して組み合わせるだけで簡単に旅行スケジュールを作成でき、途中で予定変更があってもドラッグ操作ですぐ順番を入れ替えることができます。旅行中に予定が変わった場合でも即座に編集・共有できる柔軟さが魅力です。
さらに他のユーザーが公開した旅行プランや旅行記を閲覧できるので、自分の旅の参考にしたり、そのプランをコピーしてカスタマイズするといった使い方もできます。「みんなのしおり」を眺めるだけでも楽しく、次の旅行先のインスピレーションが湧いてくるでしょう。iOS/Android対応で、旅行好きなら入れておいて損はないアプリです。
その他:Lineでのスケジュール共有や注目サービス
上記以外にも旅行計画に役立つツールはいろいろあります。例えばLINEのスケジュール共有機能(LINEスケジュール)は、グループLINE内で日程候補を投票したり予定を共有できる機能です。



細かい旅程表というより「何日にどこへ行く」程度のざっくり共有になりますが、日程調整には便利でしょう。また、TimeTreeなどの共有カレンダーアプリを使って旅行専用カレンダーを作り、各自の予定に旅の予定を書き込むといった方法もあります。
旅行計画アプリでは、TripHugger(トリップハガー)というグループ旅行向けのアプリも注目されています。複数人で行程を編集したりチャットで相談しながらプランを練れるのが特徴で、まさに「みんなで作る旅行プランノート」といった存在です。



またNAVITIME Travelは移動経路検索で有名なナビタイムが提供するサービスで、地図や乗換案内と連動した旅程作成やホテル・航空券の一括予約管理ができます。交通機関の時刻や所要時間を自動で取り込んでくれるので効率的にゃ。
海外旅行によく行くなら、TripIt(トリピット)というアプリも覚えておくと良いでしょう。こちらは予約確認メールを転送するだけでフライトやホテルなど予約情報を一つの行程表にまとめてくれるサービスです。観光計画自体は別途立てる必要がありますが、バラバラになりがちな予約情報を自動整理してくれるので、海外出張や個人手配旅行で役立ちます。



このように用途や旅行スタイルに合わせて様々なツールがありますが、大切なのは「結局自分たちで調べて計画を立てる必要はある」という点です。
便利なアプリも提案や記録を助けてくれるだけで、あなたの代わりに旅プランを考えてくれるわけではありません(最近はAI搭載でプラン自動提案をするものも出てきていますが、最終的なカスタマイズは必要です)。無料・有料問わず、ツールはあくまでサポート役と割り切り、上手に活用していきましょう。
海外旅行の旅程計画で押さえるべきポイント
最後に海外旅行の場合の旅のしおり作成のコツをまとめます。国内旅行と基本は同じですが、環境が変わる分だけ事前準備も入念にしておくと安心です。
Lisa「初めての海外旅行なんだけど、しおり作りで特に気をつけることある?」



国内旅行以上に時間と安全面に余裕を持った計画が重要だにゃ。例えば…
移動や所要時間は多めに見積もるにゃ。 海外では交通機関の遅延や入国手続きで時間がかかることも多い。乗り継ぎや観光の合間に余裕を持たせ、詰め込みすぎないスケジュールにすることにゃ。
パスポートやビザ情報も明記しておくといいにゃ。渡航先によってはビザ番号や有効期限なども控えておくと安心。入出国カード記入にパスポート情報が必要だから、しおりにメモしておくと便利だにゃ。
現地通貨やクレジットカードの利用可否も要チェックにゃ。両替が必要な場合はスケジュールに両替所に行く時間を入れてもいい。お店によってはカード不可もあるから、‘○○市場は現金のみ’など注意書きをしおりに書いておけば役立つにゃ。
言語と住所も大事にゃ。ホテルや観光地の現地語表記の住所や名前を書いておけば、タクシーの運転手さんに見せるだけで伝わる。スマホが使えなくても紙のしおりが道案内してくれるにゃ。
連絡手段を確保するにゃ。 現地SIMやモバイルWi-Fiの手配情報、緊急時の連絡先(大使館や旅行保険)も忘れずに。特に保険は海外では重要だから、保険会社の24時間ホットライン番号は目立つよう書いておくといいにゃ。
オフラインでも見られるしおりにしておくにゃ。海外ではネット接続が不安定な場所も多い。紙に印刷したしおりを持参したり、スマホの中にPDFやスクショを保存しておけば、圏外でも安心だにゃ。



なるほど…!国内以上に準備がカギってわけね。スノーベル、ありがとう!
まとめ:旅のしおりで旅の楽しさを倍増させよう
旅のしおりの作り方から便利なテンプレート・アプリ紹介まで、一通り解説してきました。



自分に合った方法は見つかったでしょうか?手書きで一冊のノートを作り上げるも良し、デジタルでスマートに共有するも良し、それぞれの良さがあります。重要なのは「どんな旅にしたいか」を考えながら計画を練ることです。
旅のしおり作成はまさにそのプロセスを形にする作業と言えます。
ぜひ次の旅行では旅のしおり作りにチャレンジしてみてください。準備を丁寧にすることで不安が減り、旅へのワクワク感が高まります。しおり片手に旅すれば現地での行動もスムーズになり、空いた時間に一休みしながらみんなでしおりを眺めて談笑…なんてシーンも素敵ですね。
帰宅後もしおりを見返せば楽しかった記憶がよみがえり、きっと「また旅に出たい!」という気持ちが湧いてくるはず。



旅のしおりは、旅の想い出そのもの。 工夫を凝らして自分たちだけの一冊(またはデータ)を作り上げ、最高の旅を演出しましょう。あなたの旅がより充実したものになりますように。では、良い旅を!行ってらっしゃいませ。