香港旅行に来たら絶対に外せない定番アトラクションの一つが、ヴィクトリアハーバーを横断するスターフェリー(Star Ferry)です。

近代的な高層ビル群と100年以上の歴史を持つレトロなフェリーが織りなす景色は、まさに香港ならではの光景。
しかも片道わずか数香港ドルという安い料金で、気軽に“100万ドルの夜景”を満喫できるとあって、旅行好きの20〜40代日本人や家族連れにも大人気です。





ねえ、この船から見る香港の景色、まじヤバくない?✨



それにゃ〜夜景とか最高だし、スターフェリーは絶対乗るべきにゃ



本記事では、2025年現在の最新情報に基づき、「スターフェリー 香港」に関するあらゆる情報をストーリー仕立てで楽しく解説します。
香港 スターフェリー 料金や時刻表、乗り方、便利なオクトパスカードの使い方、中環フェリー乗り場へのアクセス、さらにシンフォニー・オブ・ライツの鑑賞方法や予約の必要性まで、詳しく網羅した完全ガイドです。
では、スターフェリーに乗って香港の魅力を存分に味わう旅へ出発しましょう!




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スターフェリーとは?香港の歴史が息づく名物フェリー
スターフェリー(天星小輪)は、香港島と九龍半島を結ぶフェリーで、1880年代から運航を続ける香港の象徴的な存在です。



ヴィクトリアハーバーの両岸をわずか数分で結ぶこの船は、香港市民の生活の足であると同時に、世界中の旅行者に愛される観光名所にもなっています。
実際、ナショナルジオグラフィック誌が「人生で一度は訪れるべき50の場所」の一つにスターフェリーを選出したほどで、その知名度と評価は折り紙付きです。



Star Ferryって、なんでスター(星)って名前なの?



それはにゃ、創業者が星空の航海にちなんで名付けたと言われてるにゃ。船やスタッフの制服にも星のマークがついていて可愛くないかにゃ?





ほんとだ、椅子にも星柄がある!✨
スターフェリーは現在、尖沙咀(チムサーチョイ)~中環(セントラル)間と尖沙咀~湾仔(ワンチャイ)間の2つの航路を運航しており、それぞれ約5~10分ほどで対岸に渡ることができます。
緑と白のクラシカルな塗装の船体や木製ベンチ、天井の扇風機といったレトロな雰囲気は、香港の歴史を肌で感じさせてくれます。


一方で、地下鉄や道路トンネルが発達した現代でも、年間2,600万人以上の乗客を運ぶ欠かせない交通機関でもあります。
古き良き香港の面影と現代都市の活気が交錯するスターフェリーは、乗るだけで香港という街の奥深さを体感できる乗り物なのです。
スターフェリーの魅力:安くて快適、絶景が広がる船旅



では、なぜスターフェリーがこれほどまでに愛され、「一度は乗るべき!」と言われるのでしょうか?その魅力を紐解いてみましょう。
圧巻の景色を堪能
– デッキに吹き抜ける海風を感じながら、両岸に林立する高層ビル群や、背後にそびえるビクトリアピークを眺める時間は格別です。


昼間は香港島と九龍の街並みを一望でき、夜は100万ドルの夜景と称されるきらびやかなイルミネーションが目の前に広がります。短時間の乗船でも、移り変わる景色に思わず写真を撮りたくなるでしょう。
驚きの安さ
– 香港のフェリー料金の中でもスターフェリーは群を抜いて格安です。片道わずか数ドル(香港 スターフェリー 料金は後述)で乗れるので、移動ついでに観光が楽しめてとても経済的。
視界いっぱいに広がる絶景クルーズが、わずか日本円で数十円〜百円程度というのは驚きですよね。
レトロな船旅体験
– 120年以上の歴史を持つスターフェリーは、そのレトロな雰囲気自体が観光資源です。木造のベンチシートに腰掛け、カランコロンと波を切る音や汽笛の響きを聞いていると、まるでタイムスリップしたような感覚に。
香港の昔と今が同居するこの船上でのひとときは、旅の良い思い出になること間違いなしです。
地元の生活を実感
– 通勤通学にフェリーを使う地元の人々に交じって乗れば、リアルな香港の日常にも触れられます。スーツ姿のビジネスマンや学生、買い物帰りの主婦など、多様な人々が行き交う様子は活気にあふれています。
観光客向けアトラクションでありながら、市民の生活の一部でもある——そんなスターフェリーだからこそ味わえる香港体験があります。



5分くらいで着いちゃうけど、めっちゃ内容の濃い船旅って感じ!



うん!安いし、昼と夜で景色も違うから何度乗っても飽きないね〜!
初めての方はぜひ昼と夜の両方でスターフェリーに乗ってみてください。
同じ航路でも時間帯によって景色の表情が変わり、二度おいしい体験ができます。また、もし時間が許せば往復乗船してみたり、行きと帰りで別ルート(中環行きと湾仔行き)を利用してみるのもおすすめです。
それでは具体的な利用方法や情報をチェックしていきましょう。
スターフェリーの路線と時刻表【2025年最新】
スターフェリーは先述の通り、主要2ルートで運航しています。それぞれの発着ターミナルと運航時間、所要時間の目安をまとめると以下の通りです。
路線(運航区間) | 運航時間(始発~最終) | 運航間隔(頻度) | 所要時間 |
---|---|---|---|
尖沙咀~中環 | 6:30頃~23:30頃 | 6~12分間隔(終日)※日中は約6〜8分毎 | 約5〜7分 |
尖沙咀~湾仔 | 7:30頃~23:00頃 | 8~12分間隔(平日)10~20分間隔(土日祝) | 約10分 |
尖沙咀~中環ルート:
九龍側の尖沙咀(Tsim Sha Tsui)フェリーターミナルと香港島側の中環(Central)フェリーターミナルを結ぶ航路です。運航本数が最も多く、ピーク時は6分おきと地下鉄並みの頻度で船が出ています。
距離が比較的短く所要約5分とあっという間ですが、香港を代表する摩天楼の景観を真正面から望めるため観光利用に一番人気のルートです。旅行者の多くはまずこの航路に乗るでしょう。
尖沙咀~湾仔ルート:
九龍側は同じ尖沙咀発ですが、香港島側の到着先が湾仔(Wan Chai)フェリーターミナルとなる航路です。
平日は通勤時間帯中心に運航され、本数は中環線よりやや少なめですが、夕方以降も運航しています(最終は23時前後)。所要は約10分。中環より東側の湾仔エリアに行きたい場合や、もう一つの景色を楽しみたい場合におすすめです。
湾仔側から見る夜景は、中環の高層ビル群を少し離れた視点で眺められる穴場的スポットでもあります。香港に慣れたリピーターはあえて湾仔航路を使う人も多いですよ。



どっちのルートに乗るか迷っちゃうね〜



初めてなら中環行きを往復が定番かにゃ。時間があれば行きは中環、帰りは湾仔ってルートもアリだにゃ〜
スターフェリーの料金と支払い方法
香港 スターフェリー 料金は非常にリーズナブルで、旅費を気にせず乗れるのが嬉しいポイントです。2025年現在の最新運賃は以下の通りとなっています。
券種 / 区分 | 平日(月~金) | 土・日・祝 |
---|---|---|
大人(上層デッキ) | HK$5.0 | HK$6.5 |
大人(下層デッキ) | HK$4.0 | HK$5.6 |
子供(3~12歳) | HK$2.8 | HK$3.7 |
シニア(65歳以上)※香港ID所持者 | HK$2.8 | HK$3.7 |
※4日間乗り放題観光パス | HK$50.0 | HK$50.0 |
- 大人料金は平日片道HK$5、週末・祝日はHK$6.5程度です。日本円にして約90~120円前後と破格ですね。上層デッキと下層デッキで若干料金が異なり、展望の良い上層の方が少し高めに設定されています(といってもわずか1ドル程度の差額です)。
- 子供料金(3歳以上12歳以下)はおよそ大人の半額、障がい者割引や高齢者割引も適用されます(※香港在住の高齢者は無料制度あり)。ただし日本からの旅行者の場合、65歳以上でも通常は大人料金となりますのでご注意ください。
- 観光客向けフリーパス:スターフェリーには「4-Day Tourist Ticket」という4日間乗り放題パスもあります。HK$50で連続4日間スターフェリーに何度でも乗船できる券で、尖沙咀の窓口などで購入できます。フェリーを頻繁に利用する予定がある方にはお得な切符です。



えっ、フェリーなのに片道100円もしないの!?安っ!



そうにゃ、香港で一番安い乗り物んた!これならお財布に優しくて助かるにゃね
支払い方法:オクトパスカード&電子決済が便利
スターフェリーの乗船券は、ターミナルの改札前にある自動券売機でトークン(プラスチック製のコイン型切符)を購入するか、または非接触式ICカードで直接支払う方法があります。
観光客にとって特に便利なのがオクトパスカード(八達通)です。



券売機でトークンも買えるけど、正直ほとんどの人はオクトパスカード使ってるかな。改札でピッてタッチするだけだよ



オクトパスカード?それって何?



香港版Suicaみたいなもの!電車やバス、コンビニでも使えるプリペイドカードだよ〜。もちろんスターフェリーもオクトパスカード対応だから、小銭いらずで超ラク!
観光客でも空港や駅で誰でも買えるよ。50香港ドルのデポジット+好きな金額チャージしてね。
このように、オクトパスカードさえあればフェリー改札のカードリーダーにタッチするだけで乗船できます。
切符を事前に購入する手間も省け、おつりの心配も不要なので断然おすすめです。
さらに近年では、Visaのタッチ決済やMastercard、American Expressのコンタクトレス決済にも対応し始めています。実際、2025年にはAmerican Expressカードでタッチ決済すると乗船料がHK$1になる期間限定キャンペーンも行われています。



わいはVISA使っとるにゃ〜
手持ちのクレジットカードが対応していれば、改札機に直接カードやスマホのウォレットをかざしてそのまま通過できるので非常に便利です。
スターフェリーの乗り方ガイド:改札から乗船まで
実際の香港 スターフェリー 乗り方を、当日の流れに沿って説明します。初めてでも戸惑わないよう、ポイントごとに押さえておきましょう。
– 尖沙咀、中環、湾仔いずれの乗り場でも、フェリーターミナルの入口に改札ゲートがあります。改札手前に券売機と料金表が設置されているので、トークンを購入する場合は券売機で発券します(紙幣は使えず硬貨のみの場合が多いので注意)。
オクトパスカードやクレジットカードで直接支払う場合はそのまま改札機へ進みましょう。改札機にトークンを投入するかカード類をタッチするとゲートが開き、中に入ることができます。
– 改札を抜けると、乗船待合エリアがあります。スターフェリーは上層デッキと下層デッキで乗り場が分かれているため、希望する方の列に並びます。
一般的に上層デッキの方が景色が良いため人気ですが、階段の上り下りが必要です。ベビーカーや重い荷物がある場合、また車椅子利用者は下層デッキから乗る方がスムーズでしょう(下層デッキには渡し板がスロープ状になっており、車椅子もスタッフの補助で乗船可能です)。
– やがて船が到着し、係員の指示で乗客が案内されます。降りてくる人が全員下船したら、乗船開始です。ゆっくり足元に注意しながら渡し板を進み、フェリーに乗り込みましょう。船内には前向き・後ろ向きに設置された長椅子が並んでいるので、空いている好きな場所に座ります(席は自由席です)。
天井が高く開放的な上層、エンジン音や波しぶきを間近に感じられる下層、それぞれ趣があります。安全のため乗船中は基本的に座って過ごしますが、船室側面は大きく開放されており、立ったまま景色を眺めている乗客もいます。



席どこにしよう?右側と左側、景色違うかな?



中環行きなら進行方向右側に香港島の高層ビル群が見えるよ。湾仔行きなら左側に九龍半島の景色が広がるかにゃ
– 全員が乗船するとスタッフが入口をチェーンで閉鎖し、フェリーは桟橋を離れていきます。船はぐんぐん港の中心へ進み、両岸の景色が広がります。
わずか数分の航行ですが、風に吹かれながら眺める景色は言葉にならない美しさ。シャッターチャンスはあっという間に訪れるので、写真を撮るなら乗ったらすぐスタンバイしておきましょう。ゆっくり座って景色を楽しむのももちろんおすすめです。
– あっという間に対岸の桟橋へ到着です。スタッフの指示で下船します。降りる際も足元と隙間に注意しましょう。船と桟橋の間に少し隙間がありますので、小さなお子さん連れの場合は手をつないであげると安心です。ターミナルに降り立ったら、そのまま出口へ進めばOKです。



以上がスターフェリー乗船の一連の流れです。特別難しい手順はなく、日本の連絡船や遊覧船に乗る感覚で気軽に利用できます。初めてでも構える必要はないので、ぜひ挑戦してみてくださいね。
スターフェリー乗り場へのアクセス方法
スターフェリーの主な発着所である尖沙咀フェリーターミナル(九龍側)と中環フェリーターミナル(香港島側)への行き方を押さえておきましょう。
それぞれ最寄り駅から徒歩圏内ですが、大きな荷物がある場合などはタクシー利用も検討してください。
尖沙咀(チムサーチョイ)フェリーターミナルへの行き方
尖沙咀のフェリー乗り場は、九龍半島側の南端に位置しています。最寄り駅はMTR(香港地下鉄)尖沙咀駅および尖沙咀東(East Tsim Sha Tsui)駅です。



駅からは地下道や地上の歩道を使って徒歩約5~10分ほど。各所に「Star Ferry」や「天星碼頭」(天星碼頭=スターフェリー乗り場)と書かれた案内表示が出ているので、それに従って進めば迷わず辿り着けるでしょう。
目印となるランドマークとして、尖沙咀駅を地上に出るとまず目に入るのが格式高いペニンシュラホテル(The Peninsula Hong Kong)です。


さらに海沿いには香港文化中心(Hong Kong Cultural Centre)や高さ44メートルの旧時計台(Clock Tower)が建っています。



フェリーターミナルはこれらのすぐ近くです。特に旧時計台は桟橋のすぐ横に立っており、待ち合わせ場所としてもよく使われます。
もし道に迷ってしまった場合は、海に向かって歩いて人の流れについて行けばOK。
多くの観光客や地元の人がフェリー乗り場方面へ向かっているので、その人波に乗って進めばやがて緑と白のフェリーが見えてきます。尖沙咀プロムナード(海浜公園)沿いまで出ればフェリーターミナルはすぐ隣です。
中環スターフェリー乗り場への行き方(香港島側)
香港島側の中環フェリー乗り場は、中環(Central)フェリーターミナルまたはセントラル埠頭とも呼ばれるエリアにあります。



最寄り駅はMTR中環駅(港島線)もしくは香港駅(エアポートエクスプレス・東涌線)です。どちらの駅からも屋根付きの連絡通路でアクセス可能にゃ。
例えば香港駅から向かう場合、駅と隣接するIFCモール内を通り抜けて海側に出る歩行者デッキを進みます。5分ほど歩くと野外に出て観覧車(Hong Kong Observation Wheel)が見えてきます。
そこから右手にスターフェリー(Star Ferry)乗り場があります。中環駅からでも、改札を出てIFC方面の出口を目指せば同様に案内表示に従って行けるでしょう。
中環フェリーターミナルは桟橋が1つではなく複数あり、ランタオ島やその他の離島行きフェリーも発着しています。その中で7番号の桟橋(Pier No.7)が尖沙咀行きスターフェリーの発着場です。



観覧車の近くに大きく「STAR FERRY」と書かれた建物があるのですぐ分かるはずです。
なお、桟橋を出てから市街地方面へ向かうには、IFCモール方面への歩道橋を渡れば、香港駅や中環駅、またその先のビジネス街へとスムーズに移動できます(案内表示あり)。
その他:湾仔フェリーターミナルへの行き方
湾仔側のフェリー乗り場も補足しておきます。湾仔(Wan Chai)フェリーターミナルへは、MTR湾仔駅A5出口などから徒歩約5~10分です。



香港コンベンションセンター(会議展覧中心)方面へ地上を歩き、金紫荊広場(ゴールデン・バウヒニア広場)横を通り過ぎてさらに海沿いに進むとフェリーターミナルに到着します。
湾仔駅からは地下道が少ないため地上ルートになりますが、所々に「天星小輪碼頭 (Wan Chai)」への標識が出ていますので沿って行けば大丈夫です。
周辺は再開発で景色が変わることも多いエリアなので、最新の案内に従ってください。
夜景とシンフォニー・オブ・ライツ:スターフェリーで香港の夜を満喫





香港の夜といえば、シンフォニー・オブ・ライツ(A Symphony of Lights)という大規模な光と音のショーが有名ですよね。
香港名物の夜景ショー!毎晩8時にビルが光りまくって超キレイなの!
毎晩20時になると、ヴィクトリアハーバーを挟んで香港島側と九龍側の高層ビル群が音楽に合わせてライトアップし、レーザー光線が夜空を彩ります。
この世界最大級の光のショーをスターフェリーの上から鑑賞するのは、ぜひ体験したい楽しみ方の一つです。
スターフェリーで夜景鑑賞する方法
通常のスターフェリー航路でも、タイミング次第では航行中にシンフォニー・オブ・ライツの一部を楽しむことができます。



例えば20時ちょうど前後に出航する便に乗れば、移動しながら港の上から両岸のライトアップが見られます。
ただし乗船時間が5〜10分と短いため、ショーの序盤しか見られない可能性があります。
短時間でも動く船上から両岸の光景を眺める体験は特別ですが、ショー全体を鑑賞したい場合は陸上の観賞エリアから見る方が確実でしょう。
尖沙咀のプロムナード(星光大道付近)や湾仔の香港会議展覧中心前の海沿いが公式の鑑賞スポットになっています。


シンフォニー・オブ・ライツ特別クルーズに参加する
スターフェリーでは、観光客向けに**「シンフォニー・オブ・ライツ鑑賞クルーズ」(通称: 「スターフェリー シンフォニーオブライツ」クルーズ)も運航しています。
これは通常の渡し船とは別に、「輝星(World Star)号」という1920年代風のレトロ調フェリーに乗り、約60分かけてビクトリアハーバーを遊覧するツアーです。




20時のショーに合わせてベストな位置に停泊し、ゆったりと夜景鑑賞ができます。



船内には冷房付きのカフェも併設されており、ドリンク片手に優雅なクルーズを楽しめます。料金は大人HK$200前後(約3,500円)で、尖沙咀スターフェリーピアから出航します。
公式サイトや旅行予約サイト(Klook、KKday等)で事前予約が可能です。当日でも空席があれば尖沙咀埠頭の窓口でチケット購入できますが、確実に乗りたい場合は予約しておくと安心でしょう。



特別クルーズだと1時間も乗れて贅沢だね〜✨



お値段ちょっと張るけど、船上から夜景独り占めできるなら記念日にピッタリだにゃ
時間や予算に余裕があれば、このシンフォニー・オブ・ライツクルーズに参加してみるのも素敵な思い出になるでしょう。
一方、手軽に夜景を楽しみたいなら通常のスターフェリーに夜乗るだけでも十分ロマンチックです。
どちらにせよ、香港の夜景は世界屈指の美しさですから、ぜひ旅程に組み込んでみてくださいね。
もっと楽しむためのプチ情報とコツ
最後に、スターフェリーをより楽しむための豆知識や旅のコツをいくつかご紹介します。
- 時間帯による雰囲気の違い:朝は通勤客で賑わい活気があります。昼間は乗客も少なくのんびり景色を眺められます。夕方は夕焼けに染まる摩天楼がロマンチック。夜は言わずと知れた夜景タイムで、光り輝く高層ビル群に感動します。目的に合わせて乗る時間帯を変えてみるのも面白いですよ。
- ベストスポット:上層デッキの船首最前列の席は視界が開けていて人気です。乗船時に空いていたらぜひ確保しましょう。左右どちら側の景色もそれぞれ魅力があります。例えば尖沙咀→中環なら進行方向右手に香港島の高層ビル群が、尖沙咀→湾仔なら左手に九龍半島側の夜景が広がります。乗る航路と方向に応じて、見たい景色側に座ってみてください。
- 他の乗り物と組み合わせ:スターフェリーと並んで香港名物の**2階建てトラム(路面電車)**を組み合わせた市内巡りは定番プランです。例えば尖沙咀からフェリーで中環に渡り、中環からトラムに乗って湾仔方面へ移動、そして湾仔から再びフェリーで尖沙咀に戻る——というルートなら、フェリーもトラムも両方体験できて交通費も激安です。どちらもレトロな乗り物なので香港の情緒をたっぷり味わえます。
- 雨天・荒天時の運航:多少の雨ならフェリーは通常運航します(船内は屋根があるため濡れません)。ただし台風シグナルが発令されるような荒天時は運休になります。また大雨だと景色も霞んでしまうので、晴れた日にリベンジする方が良いでしょう。雨の日に乗る場合は足元が滑りやすいのでご注意ください。
- 記念撮影スポット:尖沙咀フェリー乗り場横の旧時計台や、乗り場周辺から見える香港島のビル群を背景に写真を撮るのもおすすめです。フェリーを降りた中環側では、桟橋を出てすぐ右手に観覧車があり、そこから振り返ると停泊中のスターフェリーと香港のビル群が一望できます。昼間は青空と船のコントラスト、夜はライトアップされた船影が美しく、絶好のフォトスポットです。
よくある質問(FAQ)
Q1. スターフェリーの所要時間はどのくらいですか?
A. 航路によって若干異なりますが、尖沙咀~中環は片道約5分、尖沙咀~湾仔は約10分前後です。乗船時間自体はあっという間ですが、その短時間に香港らしい絶景を満喫できます。
Q2. スターフェリー(香港)は予約が必要ですか?
A. いいえ、通常のスターフェリーに予約は不要です。 尖沙咀~中環/湾仔間の定期便は予約制ではなく、乗り場で随時購入して乗車します。便数が非常に多く回転も早いため、満席で乗れなくても数分待てば次の便が来ますので心配いりません。
※なお、夜景鑑賞用のハーバーツアー(シンフォニー・オブ・ライツクルーズ等)に参加する場合は、当日券もありますが事前予約が推奨されます。
Q3. オクトパスカードを持っていなくても乗れますか?
A. はい、現金(香港ドル硬貨)でトークンを購入すればオクトパスカードがなくても乗船できます。ただオクトパスカードがあると改札をスムーズに通過できて便利です。近年はVisaやMastercardのタッチ決済にも対応しているので、オクトパスカードを持っていなくても対応クレジットカードで乗れる場合があります。香港到着後すぐカードを入手しない場合でも、気軽に利用できますよ。
Q4. スーツケースやベビーカーを持っていても乗れますか?
A. 問題なく乗れます。 フェリー自体が広々としているので、大きなスーツケースやベビーカーを持った旅行者も多く利用しています。上層デッキへは階段移動が必要なため、荷物が大きい場合は下層デッキに乗る方が楽です。下層ならほぼ段差なく乗船できます。乗船中は荷物置き場は特にありませんが、自席のそばに置いておけばOKです。乗降時に他の乗客とぶつからないよう注意しましょう。
Q5. 船酔いの心配はありますか?
A. 通常、船酔いの心配はほとんどありません。 ヴィクトリアハーバーは波が穏やかで、フェリーの航行もゆったりしているため揺れはわずかです。所要が短いこともあり、酔う間もなく着いてしまうでしょう。ただし強風時は多少揺れることもありますので、乗り物酔いしやすい方は念のため酔い止め薬を携帯すると安心です。
Q6. フェリーは何時頃が混雑しますか?
A. 平日朝の8~9時台と夕方18~19時台は、通勤通学の地元客で混雑します。立ち席になるほど満員になることもありますが、船体が大きく定員に余裕があるため定期便で乗れないケースはほぼありません。 観光で乗るならラッシュの時間帯を外すと快適です。逆にローカルな熱気を体感したければ通勤時間帯に乗ってみるのも一興ですね。
Q7. 子連れでも大丈夫?トイレはありますか?
A. 子どもからお年寄りまで幅広い世代が利用していますし、5~10分程度の乗船なので子連れでも負担は少ないです。船内にトイレは基本ありません(※60分のハーバーツアー船にはトイレ付きの場合あり)。乗る前に駅や桟橋のトイレで済ませておくと安心でしょう。短時間とはいえ、船に乗るワクワク感はお子さんにとっても良い思い出になりますよ。
Q8. 雨の日や遅い時間でも利用できますか?
A. はい、フェリーは雨天でも通常運航していますし、最終便も23時台まであります。夜遅くの移動手段としても利用価値大です。ただし深夜0時以降は運航が終了しているため、それ以降はタクシーや深夜バスに頼る必要があります。また大雨・嵐の日は景色が見えにくいので、可能であれば天候の良い日に乗ることをおすすめします。
まとめ:スターフェリーで香港の海を渡ろう!
スターフェリーは、その安さと手軽さ、そして何より香港らしい景色と雰囲気を味わえる点で、香港旅行では外せない体験です。「香港に来たらまずスターフェリー!」というリピーターもいるほど愛されており、初めての旅でも期待を裏切りません。わずか数分の船旅で見渡す両岸の絶景、潮風に吹かれて感じる香港の鼓動——どれもが旅のハイライトになるはずです。
2025年現在も変わらず運航を続けるスターフェリー。最新の料金や時刻、便利な乗り方もこれでバッチリですね。ぜひ次の香港旅行では、ここでご紹介したポイントを参考にスターフェリーに乗ってみてください。きっと「乗って良かった!」と思える素敵な思い出ができますよ。



それでは、良い船旅を!香港の美しい景色とともに、楽しい時間を過ごしてくださいね。🌟🚢




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