【2025年最新】香港飲茶おすすめ完全ガイド|地元で愛されるかわいいワゴンタイプの名店・ミシュラン店・尖沙咀の安いローカル店やそのメニューの見方まで!

【2025年最新】香港飲茶おすすめ完全ガイド|地元で愛されるかわいいワゴンタイプの名店・ミシュラン店・尖沙咀の安いローカル店やそのメニューの見方まで!
Lisa

香港に来たら一度は本場の飲茶(ヤムチャ)を楽しみたいですよね

朝の早い時間から湯気の立つセイロと濃いお茶で始まる一日…想像しただけでワクワクしませんか?香港は高級ホテルの優雅な点心から、地元の人々で賑わう庶民的な茶樓(チャラウ)まで、ありとあらゆる飲茶スポットがあります。

スチュアート

この記事では「香港 飲茶 おすすめ」を極めるべく、グルメ通向けかつカジュアルで親しみやすいスタイルで、特にローカル店に焦点を当てた情報を網羅的にご紹介します。

まずは香港独特の飲茶文化や注文方法のコツを押さえつつ、主要エリア別のおすすめローカル飲茶店を徹底紹介!ミシュラン星獲得の有名店から、安くて美味しい隠れた名店、SNS映え抜群のかわいい点心のお店まで、これを読めばあなたも香港飲茶マスターです。

Lisa

それではお腹を空かせて、いざ香港の飲茶の世界へ出発しましょう!

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目次

香港の飲茶文化と魅力をひとめぐり

香港で「飲茶(ヤムチャ)」と言えば、単に点心を食べるだけでなくお茶を飲みながら点心を味わう食文化そのものを指します。

香港で「飲茶(ヤムチャ)」

朝から午後まで家族や友人とテーブルを囲み、熱い中国茶とともに少しずつ色々な点心を分け合う。そんなゆったりとした団欒が、香港の人々にとって日常の風景です。

Lisa

また香港では、点心を載せたワゴンが店内を回る昔ながらの「ワゴン式飲茶」から、紙に注文を書くオーダーシート式まで、お店によって提供スタイルも様々。

スチュアート

お茶の淹れ方から独特のマナーまで奥が深く、まさに食のエンターテインメントと言えます。例えば席に着いたらまずお茶の種類を聞かれますが、香港人のお気に入りはジャスミンではなく寿眉(ソウメイ)茶という白茶だったりします。

お茶とマナー編

Lisa

香港の飲茶ではまずお茶を選ぶって本当?何を頼めばいいのかなぁ?

スノーベル

そうだにゃ、席に着いたら店員さんにお茶を何にするか聞かれるにゃ。定番はプーアル茶やウーロン茶だけど、香港の通は寿眉(ソウメイ)茶を好むにゃ。

香りが良くてさっぱりした白茶で、渋みが少なく飲みやすい。あと面白いマナーとしては、急須の蓋を少し開けて置くと“お湯のお替わりお願いします”の合図になるにゃ。店員さんに声をかけなくても気づいてくれるにゃ。

Lisa

へえ~知らなかった!ローカルな習慣って感じで面白いね。お茶を飲みつつ点心が来るのを待つ時間も楽しそう。

香港の飲茶文化の奥深さを知ったところで、次は具体的なお店選びのポイントや注文方法について見ていきましょう。

注文スタイルを攻略!ワゴン式 vs オーダーシート式

香港の飲茶店では、大きく分けてワゴン式オーダーシート式の2種類の注文スタイルがあります。

スチュアート

それぞれ初めてだと戸惑うかもしれませんが、コツを掴めば大丈夫。伝統的なワゴン式は特に香港ならではの体験なので、ぜひ挑戦してみてくださいね。

ワゴン式飲茶の楽しみ方

【ワゴン式飲茶】では、蒸籠(セイロ)やお皿に載った点心を積んだワゴンが店内を巡回します。気になるワゴンが来たら「唔該(ンゴイ)!=すみません」と声をかけて止め、セイロの蓋を開けてもらいましょう。

中身を見て「これください」は「要(イウ)」、いらない時は「唔要(ンイウ)」と広東語で伝えるとスマートです。

Lisa

ワゴンには蒸し物専用、揚げ物専用、腸粉(ライスロール)専用、デザート専用など種類ごとに分かれているのも面白い点。

飲茶ワゴン

蒸したて熱々のシュウマイやハーカオは蒸籠ワゴンから、揚げ春巻きやチャーシュー入りパイはショーケース型ワゴンから、と次々やってきます。まるで飲茶の移動販売車が自分の周りを巡回するようで、胸が高鳴りますよ。

ワゴン式の豆知識

Lisa

ワゴンで好きな点心を取っていくなんて楽しそう!でも値段とかどうやって分かるのかな?

スノーベル

いい質問にゃ。ワゴン式では注文のたびにテーブルの伝票にハンコを押されるんだけど、そのハンコの横に『頂・特・大・中・小』って書かれているにゃ

。これは点心のサイズや種類によって料金区分が違うのを表していて、例えば頂點(テッピン)=最高値、特點=特別価格、大・中・小=大中小サイズって意味にゃ。

要は頂が一番高く、小が一番安いのにゃ。具体的な金額はメニューや壁の掲示に一覧があるから、入店したらチェックすると安心。時間帯や曜日で料金が割引になる店もあるから要注目にゃ。

Lisa

へえー、まるで暗号みたい!ハンコを集めるのもゲーム感覚で楽しくなりそうだね。

なお、お目当ての点心がなかなかワゴンで来ない場合は、黒服の店員さんに直接頼めば持ってきてくれることもあります。「○○ありますか?」とメモを見せればOKです。

そして点心をもらったら、最後に「多謝(ドーセ)=ありがとう」もお忘れなく。

オーダーシート式のスマート注文

一方、オーダーシート式はテーブルに備え付けのメニュー表(注文票)に自分で数量を書き込んで店員に渡すスタイルです。

スチュアート

現在の香港ではこちらが主流で、特に小規模店やモダンな店はほとんどこの方式。漢字メニューに戸惑うかもしれませんが、多くの店で英語表記や写真付き日本語メニューを用意しています。わからない時は店員さんに聞けば、指さしでも注文可能なので心配いりません。

オーダーシート式のメリットは好きなものを好きなだけ注文できること。

ワゴンだと巡ってくるまで待つ必要がありますが、オーダーシートなら最初から定番も珍品もまとめてオーダー可能です。最近はQRコード読み取りでスマホ注文できる店も増えていて、言葉の壁は年々低くなっています。

ワゴン式が楽しめるお店はここ!

ワゴン式飲茶は香港でも減りつつありますが、「せっかく香港に行くなら体験したい!」という声も多いでしょう。

Lisa

ここではワゴン式で有名な飲茶店をいくつかピックアップします。

大會堂美心皇宮(City Hall Maxim’s Palace)

大會堂美心皇宮(City Hall Maxim’s Palace)」は中環(セントラル)にある超定番店。香港でも数少ないワゴン式飲茶が楽しめる大規模レストランで、連日大盛況です。

眩いシャンデリアが下がる豪華な大広間で、100種類近い点心をワゴンから選べます。観光客にも地元客にも大人気なので、待ち時間覚悟で挑みましょう。

蓮香樓(Lin Heung Tea House)

蓮香樓(Lin Heung Tea House)」は1920年代創業、香港飲茶の象徴的老舗。昔ながらの「相席文化」が息づく庶民的茶樓です。

一時閉店しましたが2024年4月に中環の元の場所で復活し、懐かしのワゴン式を求めて長蛇の列ができました。さらに2025年5月には尖沙咀にも24時間営業の新店舗をオープンし話題沸騰中です。クラシックな雰囲気でレトロ体験するならここ!

倫敦大酒樓(London Restaurant)

倫敦大酒樓(London Restaurant)」は旺角(モンコック)にある地元密着の茶樓。3階席で終日ワゴン式の点心提供を行っており、常連にも観光客にも人気です。写真付き日本語メニューや英語スタッフもいて初心者も安心。プリプリ海老餃子や蟹卵シュウマイなど定番はもちろん、名物のココナッツミルクプリンはぜひ試してみてください。

名都酒樓(Metropol Restaurant)

名都酒樓(Metropol Restaurant)」は金鐘(アドミラリティ)の高層ビル内にある大規模店。平日ランチタイムにワゴンが登場し、広いフロアで昔ながらの雰囲気を味わえます。1000人収容の大ホールは圧巻で、点心約60種類を提供。オーダーシートとの併用で効率良く回しているのも興味深いポイントです。

そのほか、尖沙咀の彩福皇宴(Choi Fook)や北角の福臨門(Fook Lam Moon)など一部大規模店でも不定期でワゴンが出ることがあります。ワゴン式を目当てに行く際は、事前に営業時間や提供時間帯(例えば「午前のみワゴンあり」など)を確認しておくと確実です。

エリア別・地元民が通うおすすめ飲茶店

続いて、香港の主要エリアごとにおすすめのローカル飲茶店を紹介します。観光で訪れやすいエリアを中心に、各店の特徴や名物メニュー、だいたいの予算感もあわせてチェックしていきましょう。

尖沙咀エリアのおすすめ飲茶店 (九龍サイド)

尖沙咀(チムサーチョイ)は九龍半島側の代表的繁華街。高級ホテルも多いエリアですが、ローカルに人気の飲茶スポットも点在しています。

頂好海鮮酒家(Very Good Seafood Restaurant)

頂好海鮮酒家(Very Good Seafood Restaurant)」は尖沙咀駅近くの老舗広東料理レストラン。朝8時から午後3時過ぎまで本格的な飲茶を提供しており、地元常連も集う朝飲茶スポットです。

夜は海鮮中心の宴会利用もできる店ですが、飲茶タイムは比較的リーズナブルな点心が揃い、ワイワイ賑やかな雰囲気。朝から営業している貴重なお店なので、旅程に余裕があれば朝飲茶デビューにもぴったりです。

彩福皇宴(Choi Fook Royal Banquet)

彩福皇宴(Choi Fook Royal Banquet)」は尖沙咀東の結婚式場も兼ねる大型中国レストラン。

点心師の腕は確かで、香港點心大賞(金賞)を4年連続受賞した実績も!広い店内に行列ができるほど人気で、誰でもランチの飲茶利用が可能です。

受賞作の点心も驚くほど格安価格で提供されるので、お得にハイクオリティ点心を楽しみたい人におすすめ。ワゴン式ではなくオーダー式ですが、その分落ち着いて食事できます。

翠韻軒(シンフォニー・バイ・ジェイド)

翠韻軒(シンフォニー・バイ・ジェイド)」は尖沙咀文化中心にあるレストラン。旧店名「映月楼(Serenade)」としてガイドブック常連だった有名店が2017年にリニューアルしました。

ヴィクトリア湾の眺望が素晴らしく、毎晩20時の光と音のショー「シンフォニー・オブ・ライツ」も窓際席から鑑賞できます。点心は100種以上あり、日本語メニューも完備。

ハリネズミや金魚の形をした動物点心などユニークな品も多く、見た目も楽しめます。セットメニューの鳥かご点心(HK$238)はフォトジェニックで人気ですよ。

點點心(Dim Dim Sum)

點點心(Dim Dim Sum)」は若者に人気の点心専門チェーン。

旺角や佐敦などに店舗があり、尖沙咀からもアクセス便利です(佐敦駅A出口徒歩10分程度)。オリジナリティあふれる点心をリーズナブルに提供し、豚の顔のカスタードまん(招牌豬仔流沙包)やナスの肉詰めピリ辛蒸しなど“ここでしか食べられない”創作点心が名物。

メニューは40種類以上、ほとんどがHK$20〜60台という安さで、現地の若者や欧米人にもファン多数です。気軽に入れる雰囲気で、深夜以外は一日中オープンしているのも便利ですね。

蓮香樓 尖沙咀店

蓮香樓 尖沙咀店 」は前述の蓮香樓が2025年に尖沙咀・ノッツフォードテラス近くに開業した新店。24時間営業で夜中でも飲茶が楽しめるとあって、オープン直後から早くも話題です。

中環本店と同じくレトロな大衆茶樓の雰囲気を再現し、「いつでも一盅兩件(お茶と点心)」を実践する画期的なお店。香港のナイトライフに飲茶という選択肢を提示した形で、夜遊び帰りに点心…なんて通な楽しみ方もできそうですね。

尖沙咀エリアは他にも、ペニンシュラ香港の「嘉麟樓(スプリングムーン)などミシュラン星付きの高級店や、ハーバーシティ内の翡翠拉麵小籠包(Crystal Jade)」など飲茶チェーンもあります。

スチュアート

翡翠拉麵小籠包(Crystal Jade)はどちらかというと普通の中華寄りですけどね。

高級店は雰囲気抜群ですが値も張るので、予算やシーンに合わせてセレクトしましょう。

中環・香港島エリアのおすすめ飲茶店

香港島側にも老舗から新興店まで魅力的な飲茶スポットが目白押しです。中環(セントラル)や銅鑼湾(コーズウェイベイ)といったエリアを中心に紹介します。

蓮香樓(Lin Heung Tea House)

改めて香港島側の本店をご紹介。「蓮香樓(Lin Heung Tea House)」は1930年代から続く香港最古級の茶樓で、その歴史は約90年以上。木造の回転扇風機や味わい深いインテリアは香港の古き良き時代を感じさせ、常連の高齢客が朝から新聞片手にお茶をすする光景も健在です。

ワゴンが出る時間帯は活気にあふれ、隣のテーブルの人とも自然と会話が生まれるようなアットホームさ。サービスは武骨ですが、それも含めザ・香港ローカルな体験ができます。

陸羽茶室(Luk Yu Tea House)

陸羽茶室(Luk Yu Tea House)」は中環・スタンレーストリートにある1933年創業の老舗茶樓。木彫りのパネルやステンドグラス、丸テーブルなどレトロ優雅な内装は一見の価値あり。

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昔ながらの格式を今も重んじており、1階フロアは馴染みの常連客に“暗黙の指定席”となっている逸話も。点心のお味は折り紙付きで、特に名物の鶏の足の蒸し物蝦餃(エビ餃子)は伝統のレシピそのまま。

サービスはぶっきらぼうとの評判もありますが、それも含めて「通好み」の名店です。予算は一人200〜300香港ドル程度とやや高めですが、香港赴任者や著名人にもファンが多い“香港の文化財”的茶楼です。

添好運 点心専門店(Tim Ho Wan)

添好運 点心専門店(Tim Ho Wan)」は、言わずと知れた世界一安いミシュラン星レストラン。深水埗の小さなお店からスタートし、一躍有名になった庶民派点心専門店です。

現在は中環や北角などにも支店がありますが、どの店舗も行列は必至。名物はサクサク生地のチャーシューパオ(酥皮叉焼包)やプリプリ海老シュウマイなど、定番点心が驚くほど良心価格(1皿HK$20台〜)で味わえます。

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創業店が星を取った2015年当時「世界最安の星付き」として話題になりましたが、現在ミシュラン星は外れたもののクオリティは健在。安くて美味しい点心をお腹いっぱい食べたい旅行者には欠かせない存在です。

一點心(One Dim Sum)

一點心(One Dim Sum)」はモンコック寄りの太子(プリンスエドワード)駅そばにある小さな点心店。こちらも一時ミシュラン1つ星を獲得した経歴があり、「Tim Ho Wanに次ぐ穴場」として知られます。

ほとんどのメニューがHK$18〜30という驚きの安さながら、腕利き点心師が作る出来たて点心の質の高さで有名。作り置きをせず素材を無駄なく使うことで「低価格でおいしい」を実現しているとのこと。

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店はこぢんまりしていますが清潔感があり、欧米人観光客にも人気。特に海老蒸し餃子(ハーカオ)マーライコウ(中華蒸しカステラ)が安定のおいしさです。深夜営業はしていないので、朝〜夕方の訪問がベター。

點點心(Dim Dim Sum)銅鑼湾店

上述の点点心は香港島の銅鑼湾にも支店があります。買い物エリアのど真ん中にあり、ショッピング途中のランチにも◎。

レトロ可愛い豚まんや流沙包(カスタードまん)は写真映え必至で、日本人女性にも「可愛すぎる点心!」と大評判。しかも味もしっかり美味しいのだから人気なのも納得です。

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銅鑼湾店は日本語メニューもあるので注文も安心。

Yum Cha(飲茶)

Yum Cha(飲茶)」は中環や尖沙咀などに合計4店舗を展開する新進気鋭の点心レストラン。

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店名はズバリ“飲茶”ですが、そのメニューは超個性的!思わず写真を撮りたくなる子ブタの叉焼まんやカラフルなモンスター点心、鳥かごに入ったハト型パイナップルパンなど、創意工夫に富んだフォトジェニック点心で若者の心を掴んでいます。

女性客や在住マダムにも大人気で、ランチは二部制になるほど盛況とのこと。もちろん見た目だけでなく味も折り紙付きなのでご安心を。週末は予約推奨です。

沾仔記 or Dim Sum Square

上環(ションワン)エリアで有名な安旨(安くて美味しい)点心食堂が「Dim Sum Square 聚點坊」です。

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地元サラリーマンや観光客が朝から行列を作る人気店で、メニューはオール点心。ワゴンはない小規模店ですが、そのぶん一品一品を注文ごとに蒸したて提供してくれます。

エビたっぷりの腸粉(ライスクレープ)やとろける叉焼包などが看板メニュー。比較的英語も通じやすく、会計も明朗なので、一人でもふらっと入りやすい雰囲気です。「安い・早い・うまい」三拍子揃ったローカル食堂として要チェック!

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香港島側には他にも、ミシュラン3つ星の龍景軒(Lung King Heen)や2つ星のモダン中華唐閣(T’ang Court)など高級ホテル系の点心名店もあります。ただし雰囲気も値段も超一流なので、カジュアルな飲茶とは一線を画します。

限られた旅行中であれば、上記のような庶民派かつ実力派のお店に行くだけでも香港飲茶の魅力は十分味わえるでしょう。

安くて美味しい!評判の庶民派飲茶ピックアップ

高級店も良いですが、香港旅行者にとって嬉しいのは「安いのに絶品」なローカル飲茶店ですよね。ここでは特にコスパ抜群と評判のお店をいくつかご紹介します。

添好運(Tim Ho Wan)

繰り返しになりますがコスパ最強筆頭はやはりここ「添好運(Tim Ho Wan)」。【世界最安ミシュラン星付き】の肩書きは伊達ではなく、看板メニューの酥皮叉焼包(メロンパン風チャーシューパオ)は3個でHK$20台と感動的価格。

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メニュー約40種が全て一桁~二桁HK$という安さで、どれだけ頼んでも財布に優しいのが魅力です。深水埗本店はローカル下町感満点ですが、MTR駅直結の中環IFCモール店なども便利。

一點心(One Dim Sum)

一點心(One Dim Sum)」も安さでは負けていません。大半の点心がHK$30以下という価格設定で、味は一級品。例えば海老蒸し餃子4個がHK$26、叉焼チャーハンもHK$36程度と破格です。

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しかも深夜帯以外は終日飲茶OKなので、朝食から遅めランチまで幅広く対応。お店は小さいので行列必至ですが、回転は速めです。

輝哥私房菜(Fai Gor’s Kitchen)

– 九龍ヤウマテイエリアにある穴場的存在。広々とした店内で種類豊富な点心を提供し、定番から変わり種まで揃います。特筆すべきは90分飲茶食べ放題プランを格安でやっていること。

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ローカルにも評判で、胃袋に自信がある人や大人数グループには嬉しいですね。カニ卵シュウマイや小籠包が美味しいと口コミ多数。観光客知名度はまだ低めなので、穴場としてチェック。

聚點坊 (Dim Sum Square)

先ほど触れた上環の庶民派点心食堂、「輝哥私房菜(Fai Gor’s Kitchen)」。ここも全品安価で、普通の点心が一皿HK$15〜25程度。

スチュアート

朝ごはんに2~3品つまんでもお茶込みでHK$50以下、ランチに5~6品シェアしても一人当たりHK$80程度と嬉しい料金です。

地元民に混ざって狭いテーブルで相席する体験も含め、香港B級グルメ感を味わいたい人におすすめです。

晨光第一包點 (Sun Hing)

(※閉業しました)

香港大学近くのKennedy Townにある早朝・深夜限定の有名店「晨光第一包點 (Sun Hing)」。学生街という土地柄、なんと毎日早朝3時から昼まで営業し、夜中から飲茶できます。

名物は半熟の塩卵がとろけ出す流沙包(ラ流沙包)と、新鮮な海老の蝦焼売。値段はもちろん格安。観光中心地から離れますが、「深夜に飲茶」という香港ならではの体験をしたい方には面白い選択肢です。

SNS映え必須!かわいい点心のお店

SNS映え必須!かわいい点心のお店

香港の飲茶は伝統だけでなく見た目の可愛さでも世界をリードしています。インスタなどSNSでも話題沸騰の“萌え点心”が楽しめるお店をご紹介します。

Yum Cha(飲茶)

再登場のこちら、やはり外せません。カラフルで遊び心満点の点心たちは写真映え抜群で、日本のガイドブックやSNSでも多数取り上げられています。

特に有名なのが子ブタのカスタードまん(とろ~り卵黄あん入り)と、キュートな目玉が付いたモンスターまん。思わず「可愛い!」と声が出てしまうビジュアルですが、食べるとちゃんと美味しいからさらに驚きです。

店内もお洒落で清潔、女子会やカップルにもぴったり。ただし大人気のため予約がベターです。

香港ディズニーランド・ホテル「クリスタル・ロータス」

香港ディズニーランド公式ホテル内の中華レストラン「クリスタル・ロータス」。ここではディズニーキャラクターを模した点心がいただける夢のようなメニューがあります。

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ミッキーの形をしたチャーシューパオや、リトルグリーンメンの餃子、ベイマックスのまんじゅうなど、その完成度の高さに感激!まさに“食べるのがもったいない”点心たちです。

利用には事前予約が必要で、点心の提供はランチタイム限定なので注意。ディズニーファンなら旅程に組み込む価値ありです。

鴻星海鮮酒家(Super Star Seafood)

鴻星海鮮酒家(Super Star Seafood)」は香港各地に展開する老舗レストランチェーンですが、実は可愛い動物点心の先駆けとも言われる存在です。

パンダの黒ゴマあんまんやニワトリ形の肉まんなど、一部店舗で提供されるアニマル点心は運ばれてくるだけでテンションアップ間違いなし。

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昔ながらの香港料理も出すお店なので、家族連れで行って大人は本格料理、子供は動物点心を楽しむ…なんて使い方もできます。

翠韻軒(シンフォニー・バイ・ジェイド)

こちらも再登場ですが、映月楼時代からハリネズミ饅頭など可愛い点心に定評がありました。

高級感ある店内で可愛い点心というギャップも良いですね。金魚のウサギの点心を一緒に頼んで写真を撮れば、香港旅行の自慢になること請け合いです。

スチュアート

香港にはこの他にも期間限定のキャラクター点心を出すポップアップ企画が時折あります。過去にはリトルツインスターズ(キキララ)やぐでたまとコラボした点心が登場し話題になりました。

旅行前に最新情報をチェックすると、運が良ければスペシャルな「かわいい飲茶」に出会えるかもしれません。

ミシュラン掲載!ローカル感あふれる名店

香港のミシュランガイドには、格式高いホテルレストランだけでなく庶民的な点心の名店も多く掲載されています。中でも「ミシュラン星を獲得したのにローカル感満点」というユニークな店をご紹介しましょう。

添好運(Tim Ho Wan)

繰り返し登場の「ティムホーワン」。2010年代初頭、深水埗の小さな店舗でミシュラン1つ星を獲得し世界中を驚かせました。

今では世界進出する有名店となりましたが、本拠地香港では今なお庶民派ローカル食堂の雰囲気です。行列に並び相席でテーブルを囲めば、隣の地元民からおいしい食べ方を教わる…なんて出会いもあるかもしれません。

一點心(One Dim Sum)

2011年版ミシュランガイドで1つ星を獲得した経歴を持つローカル店「一點心(One Dim Sum)」。現在星は付いていませんが、当時と変わらぬ美味しさで人気を維持しています。

店構えは本当に小さく素朴なので、「ここが星付きだったの!?」と驚く人も多いはず。実際、味は折り紙付きなのでご安心を。ミシュランも認めた下町の実力店として押さえておきたいですね。

逸東軒(Yat Tung Heen)

逸東軒(Yat Tung Heen)」はジョーダン地区のEaton HKホテル内にある広東料理店。

2022年よりミシュラン1つ星を連続受賞中です。ホテル内といっても格式ばりすぎず、モダンシックな中に香港的レトロ要素も感じる居心地の良い空間。

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点心は伝統の技を守りつつ繊細で上品な味わいです。価格は一人HK$200程度〜と中級ですが、ランチセットなどは内容を考えればお得感あり。地元グルメたちからも「安定して美味しい」と評判の、隠れた名星店です。

陸羽茶室(Luk Yu Tea House)

陸羽茶室(Luk Yu Tea House) 」はミシュランガイド香港でもプレート(ミシュランの基準を満たす店)として名前が挙がる老舗。

スチュアート

星は付かずとも、その伝統と質の高さは健在です。観光客向けでなく昔からの香港富裕層や著名人にも愛されてきた店であること自体が、一種の「お墨付き」と言えるでしょう。

ミシュラン掲載を機に敷居が上がるどころか、相変わらずローカル常連が朝食に通う姿が見られるのも陸羽らしいところです。

利苑酒家(Lei Garden)

利苑酒家(Lei Garden) 」は1973年創業の広東料理名門。こちらも店舗によってミシュラン星の常連です。

特に中環IFCの利苑は星付きとして知られ、高級食材を使った点心や、マンゴープリンの元祖と言われるデザート「楊枝甘露」発祥の店としても有名。

スチュアート

一方で地元家族の集まりなどにも頻繁に使われ、「日常の中の贅沢」を提供する存在でもあります。全体的に高級寄りですが、飲茶利用なら比較的手頃に楽しめるので、ミシュラン星店デビューにも良いかもしれません。

なお香港にはこの他、ミシュラン3つ星の龍景軒(極上の点心を誇るフォーシーズンズホテル内)や、同じく3つ星の8½ Otto e Mezzo Bombana(点心ではなくイタリアンですが…)など星付き飲食店が数多く存在します。

しかしカジュアルな飲茶という観点では、上記に挙げたような「星付きだけど庶民派」な店こそ香港ならでは。旅の思い出に是非体験してみてください。

【まとめ】おすすめ飲茶店一覧表

最後に、本記事で紹介した主な飲茶店を一覧表にまとめました。エリア別・特徴別に整理していますので、行きたいお店選びの参考にどうぞ。

スクロールできます
エリア店名(日本語 / 現地語)注目ポイントや特徴ワゴン式予算目安 (HK$)
尖沙咀頂好海鮮酒家(Very Good Seafood)朝8時~飲茶可、広東名菜もあり。地元常連が朝食に利用×100〜150
尖沙咀東彩福皇宴(Choi Fook)点心大会金賞連続受賞のチェーン。婚礼宴会場ランチで格安飲茶×100〜200
尖沙咀(文化中心)翠韻軒 旧映月楼(Symphony by Jade)港湾ビュー絶佳。動物点心など創作含め100種以上×(注文式)150〜250
佐敦/旺角點點心(Dim Dim Sum)創作点心が人気のチェーン。豚の流沙包などSNS映え×80〜150
尖沙咀(诺士佛臺)蓮香樓 尖沙咀店(Lin Heung TST)24時間営業の新店。老舗茶樓の雰囲気で深夜も飲茶可△(状況により)100〜150
中環蓮香樓(Lin Heung Tea House)1920年代創業、香港伝統茶樓。ワゴン式を今に伝える100〜150
中環陸羽茶室(Luk Yu Tea House)1933年創業、香港最古参の茶樓。風情ある殖民地風内装×200〜300
中環/各所添好運(Tim Ho Wan)世界最安ミシュラン星獲得店。安くて旨い点心の代名詞×50〜100
太子(プリンス)一點心(One Dim Sum)ミシュラン星獲得歴あり。全メニュー低価格で高品質×50〜100
金鐘名都酒樓(Metropol)1000席の大酒楼。平日昼にワゴン有り、点心60種◯(昼限定)150〜250
旺角倫敦大酒樓(London Restaurant)老舗茶樓。3階席で終日ワゴン提供、日本語メニュー有100〜150
銅鑼湾ほか飲茶(Yum Cha)新鋭おしゃれ点心レストラン。子ブタまん等フォトジェニック×150〜250
ジョーダン他逸東軒(Yat Tung Heen)ミシュラン星付きホテル中華。上品で静かな雰囲気×200〜300
中環 他利苑酒家(Lei Garden)老舗高級広東。星獲得店も、多店舗展開で利用しやすい×200〜300
上環聚點坊(Dim Sum Square)庶民的点心食堂。全品安くローカルに人気、朝食にも◎×50〜80
銅鑼湾 他鴻星海鮮酒家(Super Star Seafood)老舗チェーン。一部店舗で動物点心提供、家族連れに人気×150〜250
大嶼山(ランタオ)クリスタル・ロータス(Crystal Lotus)ディズニーランドホテル内。ディズニーキャラ点心が目玉×200〜300
香港大学付近Sun Hing (晨興茶樓)早朝3時~営業。学生に人気の深夜&朝飲茶、流沙包が名物×50〜100

※ワゴン式の◎は終日ワゴン有、◯は時間帯限定、△は不定期。予算目安は1人あたり点心を適量注文した場合のおおよそのレンジです。

以上、香港のおすすめ飲茶スポットをたっぷりとご紹介しました!ローカル感あふれる茶樓から可愛すぎる点心まで、香港には飲茶の魅力が無限に広がっています。

ぜひ本記事を参考に、お気に入りの飲茶店を見つけてみてください。熱々の点心と香り高い中国茶が、皆さんの香港旅行をさらに思い出深いものにしてくれることでしょう。

Lisa

食過嘹!(サイクォラー!)(広東語で「食べたら幸せ!」の意)

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