
香港への駐在・引っ越しが決まったら、お子さんの学校選びは大きな悩みの種ですよね。
香港のインターナショナルスクールは数が多く、イギリス式やアメリカ式、国際バカロレアなどカリキュラムも様々。学費も高額で、入学難易度や日本人へのサポート体制など気になるポイントが盛りだくさんです。
本記事では2024〜2025年時点の最新情報に基づき、香港の主要インターナショナルスクールを網羅的に解説します。



学校のランキングや学費(授業料・入学金)の比較、カリキュラムの違い、幼稚園・小学校から高校までの学年範囲、日本人に通わせやすい学校や日本語サポートの有無など、気になるテーマを徹底調査したにゃ。



読み終えれば、香港でお子さんに最適なインターナショナルスクールを選ぶための知識がきっと身につくはずです!






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香港インターナショナルスクール最新ランキング(2024〜2025年)
まずは香港の主要インターナショナルスクールのランキングを見てみましょう。





以下の表は、各校の最新の学業実績(主にIB〈国際バカロレア〉試験結果など)をもとに総合的な人気・難易度を考慮した順位と、各校の年間授業料の目安を示したものです。
併せて、各校が幼稚園から小学校・中学高校までどの範囲の学年を含むかも記載しています(一貫校かどうかの参考情報)。
順位 | 学校名 | エリア(所在地) | 年間授業料(目安) | 対象学年 |
---|---|---|---|---|
1位 | ドイツスイス国際学校 (GSIS) | 香港島(山頂) | 約HK$190,000 | 幼・小・中高 |
2位 | 漢基国際学校 (CIS) | 香港島(北角) | 約HK$220,000 | 幼・小・中高 |
3位 | シンガポール国際学校(香港) (SIS) | 香港島(黄竹坑) | 約HK$150,000 | 幼・小・中高 |
4位 | 弘立書院 (The ISF Academy) | 香港島(薄扶林) | 約HK$240,000 | 小・中高 |
5位 | ハロウ香港国際学校 (Harrow) | 新界(屯門) | 約HK$180,000 | 幼・小・中高 |
6位 | フランス国際学校 (FIS) | 香港島(跑馬地) | 約HK$180,000 | 幼・小・中高 |
7位 | 香港インターナショナルスクール (HKIS) | 香港島(大潭) | 約HK$220,000 | 幼・小・中高 |
8位 | カナディアン国際学校 (CDNIS) | 香港島(黄竹坑) | 約HK$170,000 | 幼・小・中高 |
9位 | 滬江維多利亞学校 (VSA) | 香港島(香港仔) | 約HK$180,000 | 小・中高 |
10位 | 沙田学院 (Shatin College, ESF) | 新界(沙田) | 約HK$130,000 | 中高のみ |



それぞれの学校のHP開いたけどこれがインターか・・!!という爽やかさ!!でも学費!!笑



上位校はいずれも非常にレベルが高く、大学進学実績も輝かしい名門ぞろいです。
例えば1位のドイツスイス国際学校では2024年のIB最終試験において、受験者の約3分の2がIB得点40点以上を取得し、満点45点を獲得した生徒も3名いました。



2位の漢基(CIS)も平均スコアは約39点で合格率99%、その他の学校も概ね平均35〜40点前後と、世界でも屈指の学力水準。もちろんランキングが全てではありませんが、一つの目安として捉えることができるにゃ。
学費面を見ると、トップクラスのインター校はいずれも年間10万香港ドル台後半〜20万香港ドル超(約180〜360万円以上)と非常に高額です(上記表「年間授業料」は目安)。
多くの学校で毎年の値上がりもあるため最新情報の確認が必要です。また、表の「対象学年」にチェックしたように、幼稚園から高校まで一貫校となっているところが多いのも香港のインター校の特徴です。



幼小中高すべて揃う※一条龍校であれば、小学校や中学への進学時に外部受験をしなくても内部進級できるので、転校の手間を減らしたいご家庭には魅力でしょう。
なお、これら上位校の所在地は香港島エリアに集中しています。特に山頂付近や香港島南部の高級住宅街に多く、その他には九龍塘エリア(伝統的な文教地区)や新界の沙田エリアにも有力校が点在しています。
立地については後述する「ロケーション」の章で詳しく解説しますが、居住地からの通学手段(スクールバス等)も学校選びの重要なポイントです。
インターナショナルスクールの学費・入学金・諸費用
香港のインター校は学費(年間授業料)が非常に高額なことで知られます。
前述のとおりトップ校では年間約10〜20万HKドル(約180〜360万円)以上かかりますが、これは各校とも毎年のように値上げされており、為替レートにも左右されます。



例えば小学部・中学部へ進むにつれ段階的に授業料が上がる学校も多く、学年が上がるほど負担も増す点に留意が必要です。また学校によっては兄弟姉妹割引(2人目以降の授業料一部減免)を設けているところもあります。
入学時には授業料以外にも多額の費用が発生する場合があります。その代表が債券(デベンチャー、Debenture)制度です。



インター校の多くで、学校の校舎建設や運営資金をまかなうために保護者に無利子の借款(ローン)を求める制度があり、これが「債券」と呼ばれます。
債券は学校在籍中保有し、退学時に額面が返金されるタイプと、寄付(金券)扱いで返金なしのタイプがあります。近年は返金のない「資本債券」「個人寄付権」の形で実質的な入学金としている学校がほとんどです。



学校の債券って、一体何? 学校に大金を預けるってこと?



インターナショナルスクール特有の入学金制度にゃ。学校に無利子でお金を“貸す”形で設備費用などに充ててもらうにゃ。
名門校だと入学の条件としてこの債券購入が必須になる場合も多い。例えばCIS(漢基)では個人債券がHK$500万(約8500万円)とも言われるし、ISF(弘立)ではHK$700万(約1億2千万円)という超高額な資本証券が発行されているのにゃ。



億単位!?授業料以外にそんなに……驚いたわ。



もちろん全ての学校が債券を要求するわけではないにゃ。例えばフレンチインターナショナルスクールなどは、必須の債券はなく希望者のみ建設債券を購入すれば年間授業料が割引になる制度にゃ。
逆にESFなど一部の学校では、債券ではなく毎年キャピタルリーバイ(建設費金)を徴収しているところもあるにゃ。入学前に学校ごとの資金システムをしっかり確認しておくことが大切にゃ。
ご覧のように、債券には個人向けと法人向け(企業が購入するもの)があり、企業向けの方が額が大きく設定されています。



駐在員の場合、会社が法人債券を購入して席を確保してくれるケースもありますが、債券制度のない学校では代わりに寄付金や建設費負担金を求められる場合もあります。
また、入学に際しては出願料(Application Fee)も必要です。学校ごとに異なりますが、出願時にHK$1,000〜HK$3,000程度(約1.8万〜5万円)を支払い(基本的に不返還)、試験や面接を経て合格した場合には入学金・登録料として初年度授業料の一部(例えば1〜2ヶ月分)がデポジット(預り金)納付となります。



その他、毎年徴収される資材費・IT設備費、PTA会費、スクールバス代や制服代などの雑費も見込んでおきましょう。例えばスクールバス通学を利用すると年間HK$10,000〜20,000前後(17万〜34万円)かかるケースが多く、通学距離やルートによって費用が変わるにゃ。
香港では公共交通機関も発達していますが、安全面や小さいお子さんの負担を考えると送迎バスを利用する家庭がほとんどです。これら諸費用も含めると、年間の教育コストはさらに膨らむため、企業の教育手当がどこまでカバーするか事前に確認しておくと安心です。



お金かかりすぎてもう目が回っちゃってるわ
カリキュラムと教育課程の違い:IB・イギリス式・アメリカ式
香港のインターナショナルスクールは提供するカリキュラム(教育課程)も多種多様です。





一般的に、就学前〜小学校の低学年ではモンテッソーリやレッジョエミリアなど国際的な幼児教育メソッドを取り入れる学校もありますが、小学校高学年から中学・高校課程にかけては大きく3系統のカリキュラムに分かれます。
それが国際バカロレア(IB)、イギリス式、アメリカ式の3つです。加えて、一部にはカナダ式やフランス式など各国の国家カリキュラムを採用する学校もあります。
以下の表に、主なカリキュラムの種類と代表的な香港のインター校の例をまとめました。
カリキュラムの種類 | 主な採用インターナショナルスクール例 |
---|---|
国際バカロレア(IB) – 国際的統一カリキュラム。幼児向けのPYPから中等MYP、高校DPまで一貫 | 漢基CIS、CDNIS、ISF、VSA、ESF系列校(中学部でIB導入)など |
イギリス式 – 英国ナショナルカリキュラムに基づく。一般に16歳でIGCSE、18歳でAレベル試験 | ハロウ香港、ケルレット校(Kellett)、ノードアングリアNAIS、マルバーン香港など |
アメリカ式 – アメリカの教育基準に準拠。高校でAP科目履修やSAT受験も | HKIS、ICS、AIS、CAIS、ASHK(米国インターナショナル校)など |
その他 – カナダ、フランス、ドイツ、日本などのカリキュラム | デリアSC(オンタリオ州)、FIS(仏バカロレア & IB併用)、GSIS(独アビトゥーア & IB併用)、日本人学校(文科省カリキュラム)など |



IBとかAレベルとか、聞き慣れない言葉ばかりで混乱しちゃう…どのカリキュラムが一番いいの?



それぞれ高校卒業時に取得する資格が違うだけで、“どれが一番”というものではないにゃ。IB(国際バカロレア)は世界共通の大学入学資格で、幅広い科目をバランス良く学ぶのが特徴にゃ。
イギリス式は高校最終2年間で専門科目に絞って学ぶスタイルで、Aレベル試験は3〜4科目を深く勉強するにゃ。アメリカ式は単位制で幅広い科目を履修しつつ、希望者はAP(大学レベル科目)を追加して大学進学に備えるにゃ。
進学先やお子さんの得意分野によって向き不向きがあるから、カリキュラムも重要な検討ポイントにゃ。ちなみにスノーベルはIB経験者にゃ。IBをこなせるくらいの地力が身につけば日本の私大はまず落ちないにゃ。
でも今後は日本に子供を戻すのか、海外で羽ばたかせるのか、かなり悩ましい時代になったにゃあ。
香港では近年IB方式を採用する学校が増えており、特に高校課程でIBディプロマを導入するインター校が目立ちます。



一方、伝統的にイギリス式の教育を行ってきた学校(例: KellettやHarrowなど)では今もIGCSE〜Aレベルの体制を維持しています。
アメリカンカリキュラムの学校は、高校卒業時に米国式ディプロマ(卒業証書)を取得し、SATやACTなど共通テストの対策を行うケースが一般的です。
また、言語カリキュラムにも注目しましょう。香港のインター校では英語が主な授業言語ですが、中国語(北京語または広東語)を重視する学校も多いです。



例えばCISやISFでは幼少期から英語・中国語のバイリンガル教育を行っていますし、YCISやSISでも中国語に力を入れています。
GSISはドイツ語と英語の二本柱、FISはフランス語部と国際部(英語)の併設、日本人駐在向けに日本語補習や母語維持プログラムを提供する学校もあります。
お子さんの母語や将来身につけさせたい言語によって、こうした言語面のカリキュラムも学校選びの大切なポイントになるでしょう。
日本人が通いやすいインターナショナルスクール
言葉や文化の面で、日本人家庭が特に気になるのは「子どもが現地でちゃんと適応できるか」という点でしょう。



英語力に不安がある場合、インター校選びのハードルは高く感じられます。しかし香港には英語ができなくても受け入れてくれる学校もあります。
最初は英語力不問の学校で力をつけ、その後によりレベルの高い学校へ編入するというプランも現実的に行われています。ここでは日本人が通いやすいとされるインターナショナルスクールや、日本語サポートのある学校をいくつか紹介します。
学校名(日本人におすすめ) | 日本人向けサポート・特徴 |
---|---|
Delia School of Canada(デリア) | 香港島・太古エリア。日本人在籍多数(クラスに日本人約2割)、英語初心者OK(充実したESLで基礎から指導)、日本人スタッフ常勤で安心。カナダ(オンタリオ)式カリキュラム。校内で週4時間の日本語母語クラスを提供 |
Concordia International School(コンコルディア) | 九龍エリア。英語力問わず入学可(ESLサポートあり)。米国式カリキュラム。生徒の多くが英語非ネイティブで、日本人以外のアジア圏出身者も多い |
Christian Alliance International School(CAIS) | 九龍エリア。カナダ式カリキュラム+IB導入。日本国籍の生徒が比較的多いとされる学校。英語初心者にも対応可。ミッション系スクール |
香港日本人学校(日本人学校・小学部/中学部) | 香港島(小学部)と新界(中学部)にキャンパス有。授業は日本語で日本の文科省カリキュラムに準拠。中学卒業まで在籍可(高校課程は無し)。インター校ではないが、日本の教育に近い環境で英語授業も取り入れる |
Japanese International School(JISインター校) | 新界・大埔。上記日本人学校に併設のインターナショナル・セクション。指導言語は英語だが日本人児童が多数在籍。IB初等課程(PYP)を採用。小学6年まで(中学以降は他校へ進学) |
Hong Kong International School(HKIS) | 香港島・南部。アメリカ式トップ校。日本人にも人気だが入学時から高度な英語力が必要でESL(英語補習)は無し。キリスト教系。卒業生の多くが北米の難関大学へ進学 |
ESF系列校(例:Island School 他) | 香港政府系の英語学校財団。香港各地に小中高22校を展開。基本カリキュラムは英国式(高校でIB導入校も)。日本人を含む各国の生徒が在籍するが、入学時に一定の英語力を求められる。学費は他インター校と同水準 |


上記以外にも、日本人駐在家庭が多く集まる学校はいくつか存在します。たとえばInternational Christian School(ICS)や香港アカデミーなどにも日本人コミュニティがあり、保護者同士のネットワークが情報交換やサポートに役立っています。



日本語補習校(土曜校)や日本語塾を併用して、インター校に通いながら日本の学習を補完する家庭も多くあります。香港日本人補習授業校は銅鑼湾(小学部)と佐敦(中高部)にあり、国語・算数など日本の教科を土曜日に学べます。
お子さんの英語力や適性、日本への帰国予定などに応じて、無理のない形で日本語と英語の両立を図っていくことが大切です。
インターナショナルスクールの入学難易度・試験



人気インター校への入学競争は非常に激しく、狭き門となっています。例えば漢基(CIS)の幼稚園では初年度定員96名に対して応募者が約1000人にのぼった年もあります。
ドイツスイス国際学校(GSIS)でもK1やYear1(小1相当)の入学競争が熾烈で、香港でも指折りの最難関校として知られています。



各校とも願書受付は入学希望日の1年前が一般的で、早い学校はさらに前からウェイティングリスト入りしているケースもあります。基本的に早生まれより遅生まれが有利(同学年内で月齢が高い方が評価されやすい)とも言われます。
入学選考方法は学校によって異なりますが、幼稚園〜小学校低学年では親子面接やグループ遊びを通じた観察が中心です。小学校高学年〜中学以上で編入を狙う場合は、筆記試験(英語・数学など)や面接が課され、過去の学校成績表や推薦状の提出も求められます。
特に高学年になるほど空き枠が少なくなるため、できれば幼少期のうちに入学するのが得策です。
多くの学校では優先枠も設けています。兄弟姉妹が在籍している場合や卒業生の子弟、企業が高額の寄付枠(法人債券)を購入した場合などは、一般枠に先駆けて合格がもらえるケースがあります。



またESFなど一部の学校では、英語以外が母語で現地校に通えない子どもを優先する方針もあります(英語を十分話せる香港人より、外国人を優先)。こうしたプライオリティ制度も踏まえて、余裕を持った受験戦略を立てることが必要です。
合格後の手続きでは前述のように債券や入学金の支払い猶予期限が設けられるため、他校と併願して合格をもらった場合は早急に進学先を決定する必要があります。



第一志望校のウェイティングに入っている間、第二志望のインターに通いながら空きを待つというケースも珍しくありません。香港では転校もそれほど珍しくなく、タイミングが合えば途中学年から憧れの難関校へ移る子もいます。
各校の出願時期・試験内容をしっかり調べ、チャンスを逃さないように準備しましょう。
学校のロケーションと通学エリア
香港のインターナショナルスクールは立地にも特徴があります。前述のとおり、有名校の多くは香港島の山手や南部エリアに集中しています。



高級住宅街であるピーク(山頂)にはGSISやイギリス系のIsland Schoolなどが位置し、香港島南部のレパルスベイ〜スタンレー周辺にはHKISやCDNIS、SIS、ISFなど多数のキャンパスがあります。


香港島中心部にも、中環・半山エリアに小規模キャンパス(FISの小学部やCarmel Schoolなど)が点在しています。
九龍サイドでは、伝統的な文教地区である九龍塘エリアにインター校が集まっています。例えばAISHK(オーストラリア国際学校)、YCIS(耀中国際学校)、CAISなどが九龍塘にあり、MTR(地下鉄)沿線で通学しやすいエリアです。
九龍南部にも、紅磡・何文田エリアにKGVやStamford Americanなどが存在します。



新界エリア(郊外)では、新界東の沙田・大埔方面にインター校が多いです。沙田にはShatin CollegeやICS、Renaissance Collegeなどがあり、大埔にはMalvern College Hong Kongや日本人学校の新キャンパス予定地があります。
新界西では、屯門にハロウ香港があり、全寮制の充実した施設を誇ります。またランタオ島(大嶼山)のDiscovery BayにはDBISやDiscovery Collegeなどコミュニティ型のインター校があります。


広い香港とはいえ、通学には基本的にスクールバスを利用する家庭が大半です。学校ごとにサービス範囲が決まっており、自宅付近にバス停があれば郊外校でも通学は可能です。



ただしラッシュ時の移動では1時間以上かかるルートもあるため、登校時間に余裕を持てるよう住居選びとセットで検討しましょう。郊外に位置する学校はキャンパスが広く施設も充実している反面、都心部から遠く送迎費用も高めにゃ。
一方、都心部の学校はビル内にキャンパスを構える場合もあり、設備や校庭の広さは限られる傾向があります。
日本人駐在員の住むエリアとしては、香港島の中環〜南地区や東側の太古エリア、九龍塘などが人気です。太古や紅磡には日本人向けサービスアパートも多く、前述のようにデリアが太古に近かったり、日本人学校(小学部)がある香港島北部(Braemar Hill周辺)も日本人コミュニティが形成されています。
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お子さんの年齢や志望校に合わせて、自宅と学校の距離や周辺環境にも配慮すると良いでしょう。香港は都市規模の割にインター校数が多いため、きっとご家庭のニーズに合った学校が見つかるはずです。
以上






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